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個人輸入の注意点について -Ode Brew Grinder-

個人輸入の注意点について -Ode Brew Grinder-

こんにちは、Naruoです。

この記事を書くこと、本当に悩みました。

日本での発売が出来なくなった商品を、個人輸入や並行輸入することに関するご案内・注意喚起をするという点に。(Ode発売中止についてはこちら

もちろん、商品はとても良いものです。何としてでも販売したかった。

Odeの国内販売が無くなったことで、個人輸入や並行輸入品の購入を検討されている方、多いと思います。

それでも、並行輸入品や、個人で直接海外製品を買うことで、どういうことが起こるのか、どういったリスクがあるのかを事前に理解して輸入をして欲しいと思っています。

Ode特有の問題点も今回紹介しています。

ワクワクするコーヒーライフが、個人輸入したOdeで台無しに、、。そんなことだけは起こってほしくないのです。

もう一度お伝えしますが、製品は良いものです。そして通常、個人輸入したものも問題なく使えます。

それでもその前に、元販売までしようとしたNaruoからのメッセージ、一度お読みいただけますと幸いです。

目次

1.個人輸入とは
2.並行輸入品とは
3.個人輸入、並行輸入品のメリット
4.個人輸入、並行輸入品のデメリット
5.Ode Brew Grinder の個人輸入メリット
6.Ode Brew Grinder の個人輸入デメリット
7.最後に

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1.個人輸入とは

まず、日本税関の言葉を借りると、個人輸入とは以下になります。

1.輸入者自身が購入したい品物を直接、外国の通信販売会社、小売店、メーカーなどに注文して、そこから直接購入すること


2.輸入代行業者に注文して、その代行業者を通じて輸入すること

個人輸入とは(税関HP)

端的に言えば、個人消費者が、海外の発送元から直接日本の個人向けに発送される商品を購入することを指します

例えば、Fellow のWebサイトから直接購入することは、個人輸入になります。

そのほか、少しトリッキーですが、日本語でWebサイトが作られていても、商品の発送元が海外で、その受取人があなたであれば、それは個人輸入です。こちらのWebサイトはそれに該当するかと思います。

逆に、Webサイトが外国語であっても、発送元が国内であれば、それは個人輸入とは言い難いです。日本に住む英語圏の方などは、英語表記の日本企業Webサイトを通して普通に買い物していることも多いと聞きます。

ちなみに輸入代行業者という、英語でのやり取りや注文の決済を代わりにしてくれる業者もあります。こんなところがその業者さんに当たります。

2.並行輸入品とは

こちらは正規品と区別される用語で、主に流通の方法が違います。

正規品は、

海外メーカー >>> 国内代理店(正規輸入) >>> 個人へ

という流れです。

国内代理店が正規輸入をする際に、国内販売に関する法律や規制を守った上で販売をします。また、何か不具合が発生した時などは、原則的に、国内代理店が責任を負います。

一方並行輸入品は、

海外メーカー >>> 海外代理店や直営店、免税店 >>> 国内販売店 >>> 個人へ

という流れです。

大きく違うのは、「海外メーカーとの直接のやり取り」がないこと、だと思います。

Amazonなどの大手モールで見られる海外製品には、一部こういったものが見られます。 個人で、海外の代理店などからたくさん買い付けをして輸入し、国内のネットショップで販売するものも、この並行輸入品となり、正規品と異なります。

3.個人輸入、並行輸入品のメリット

・お得に購入出来る

日本仕様への変更や、国内販売用にかかる費用がかからないため、正規品に比べると安く購入できることが多いです。

・並行輸入品なら、待たずにすぐ届く

販売店が、日本に商品を保管していれば、海外からの輸入などを待たずに、国内取引と同じスピード感でお家に届きます。

4.個人輸入、並行輸入品のデメリット

・関税や消費税など税金対応

個人輸入をすると、関税などが輸入者負担のパターンが多いです。思わぬ出費になります。(Naruoも経験があります)

・アフターサービスが受けられない

製品について、大きな不具合などがあった場合に、すぐに対処をしてもらうことが難しいです。個人輸入の場合には、メールを送っても時差の関係で対応が滞りがちに。

並行輸入品の場合は販売店に対して、メーカーからの保証がないことがほとんどなので、トラブルになることがあります。

・日本での販売ルールにのっとっていない

日本国内では、品目ごとにかなり細かく輸入時や販売時にルールが設けられています。

諸外国に比べても、圧倒的に厳しいルールだと思います。

PSEという、電化製品の安全ルールは特に有名で、海外で普通に販売されているものが、この法基準に最初から適合していることは稀です。

日本は、100Vという低い家庭用電圧で(海外では120V〜220Vなどが主流です)、しかも東西で周波数が異なるという、クレイジーな電気規格を持っています。

低い電圧をこれだけ、全国に流す日本の技術力はすごいのですが、海外の製品をそのまま使うには、かなりハードルが高いのです。

5.Ode Brew Grinder の個人輸入メリット

価格が安い

Kiguで販売しようとしていた価格に比べると安価に手に入れられます。またとあるサイトでは、なぜか為替の影響がなく安価に販売されていました。

日本にいながら買える

Kiguから販売しないということはつまり、国内仕様のものを購入することはできないということです。(今回販売出来なくなった経緯は、Kiguでは販売出来ないというより、日本での販売用にFellow側で対応が出来ないというもので、もし他に代理店さんが出来たとしても解消されるものではないため。)

日本で使おうとすると、現状はそういった個人輸入で米国仕様のものを使う他ないということです。

普通に動く

はっきりと申し上げます。Ode Brew Grinderは国内でも普通に動きます。弊社オフィスでもこれまで米国仕様のものを毎日数十回と使っていますが、問題なく作動を続けております。

6.Ode Brew Grinder の個人輸入デメリット

保証は受けられない

Fellowからの公式の見解として、Ode をアメリカかカナダの国外で使用して不具合があった場合の保証はしないこととなっています。詳しくはこちら(Fellow Product & Service Warranty

Kiguとしても、保証することはできません。

電気規格やコンセントが違う

日本国内の電圧は100Vです。

そしてOdeの電気規格の利用幅として、米国版でも100Vまで対応しています。

しかし、米国の電圧は通常110V以上、カナダは120Vで、周波数は60Hzとなっており、それらの地域での利用を想定しております。

そのため、Odeの持つ本当のスペックを再現することは難しく、特に日本の東側の地域(周波数50Hz帯)で使用した場合には、モーターの回転数やパワーなどが若干落ちる可能性があります。

(Kiguのオフィスは京都のため、60Hz/100Vで利用しています。)

またコンセントはいわゆる3ピンと呼ばれる、突起が3つあるタイプです。

国内で利用するには、そこに変換器を付ける必要があります。

豆が滑る

これは、日本では特に深煎りコーヒーをハンドドリップで飲むことから起こる不都合になります。

暮らしと珈琲さんの事前の検証に置いて発覚したものです。

深煎りでコーヒーオイルがたくさんついている粒の大きい豆(マンデリンの深煎りなど)は、マシーン内部で刃の上を滑って空回りし、うまく挽けないことがあります。

Odeのパワーが国内の100Vでは弱いということ、Fellowの想定にこのような豆種が入っていなかったこと等が原因のようで、こちらの不具合も解消して輸入をしようと準備しておりました。

7.最後に

以上、Ode Brew Grinderを個人輸入 or 並行輸入品を購入する際に留意すべき点などについてご案内いたしました。

通常の利用ではあれば、問題なく動きますが、不具合や思ったほどパワーが出ないなどの問題が発生する可能性があります。

それらを含めて、自己責任でご検討いただければと存じます。

重ねて、今回Kiguでの販売が出来なくなったこと、本当に申し訳ございません。

今後さらに良い電動グラインダーの販売に向けて準備を進めます。

引き続きKiguをよろしくお願いいたします。

Naruo

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2 comments

Olaf

Olaf

Very helpful post, thank you!

ミナ

ミナ

京都の50HZでもちゃんと動くんですね!気になっていたので、情報をありがとうございます。

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