『頭で考えず、無心になって全身で感じてほしい。』
こんにちは!
今日は今までのコーヒーのご紹介とは少し違った、ジワジワと胸が熱くなるような、心がワクワクするような、そんな熱いストーリーをお届けできたらと思っています。
「ゲシャ」というコーヒーの品種を、皆さん聞いたことありますか?
実際に飲んだことがない方でも、コーヒーが好きな方なら一度は耳にしたことのある単語。
なんとなく、高くていい豆なのかな〜というぼんやりとしたイメージがあるでしょうか。
今回、Kurasuから皆さんにご紹介するゲシャはその中でも大変特別なコーヒーです。
そして何よりも、なぜKurasuで扱うことになったのか?その想いの部分を皆さんにもシェアさせて頂き、感動を共有できたら嬉しいです。
先日海外オンラインサイト限定で販売した『Ethiopia Gesha Village Surma 1931』そこに込められた想いをHead Roaster Kosukeに聞きました。
Ethiopia Gesha Village Surma 1931
Ethiopia Gesha Village Surma 1931は、エチオピアのGesha Villageで育った最高品質のコーヒー豆に、「ナチュラルコールドアナエロビック60時間」というユニークな精製方法を施したコーヒーです。
まず簡単に、産地とプロセスについてご紹介します。
・ゲシャビレッジとは?
ゲシャのルーツであるエチオピアでトップクラスの品質を誇る、Gesha Village。農園を運営するアダム・オーヴァトン氏とレイチェル・サミュエル氏が、十分な高度(1900-2000m)、降雨量、適切な気候、未開拓の豊かな森林土壌、しっかりと長く根を張っている木々、そしてすでに確立されたコーヒーのエコシステムが存在する事を条件に土地を探し求め、2011年に500ヘクタールの農園を開拓するところからGesha Villageは始まりました。
ここでは、手付かずのGeshaの森に自生する原生種から、パナマゲイシャと遺伝的特徴が近いものが選抜されています。
詳しくはこちら
・最先端プロセスを生み出すSantuario Project
ナチュラルコールドアナエロビック60時間という高度なプロセスをGesha Villageに提供したのは、コロンビアのSantuario Project。2020年より、Santuario ProjectとGesha Villageは共同事業に取り組んでいます。
Santuario Projectは代表のカミーロさんを中心に、コーヒーの価値を高めるために必要不可欠なプロセスを研究し、また品種や経営などあらゆる面で業界の底上げに取り組んでいます。彼を中心に、低地栽培のコーヒーの品質を向上させるためにプロセスの研究が進められ、主に中南米で高品質なコーヒーを作り出しています。
Santuario ProjectとGesha Villageによる2年間の協働の末、新しいフレーバーが生み出され、Gesha Villageのコーヒーの品質がさらに向上しています。
・高品質な豆と、高品質なプロセスの掛け合わせ
今回購入した品種1931は、Gesha Villageで育つ品種の中でも、カップクオリティーの高いフローラルノートを持つ単一品種で構成されています。
豆そのものが素晴らしく、この高品質なGesha Villageのコーヒー豆とSantuario Projectの最先端プロセスが掛け合わさり、豊かなフレーバーが生まれます。今後のさらなるGesha Villageの、そしてコーヒー業界全体のポテンシャルを感じられるコーヒーです。
Kurasuの想い、これからのコーヒー業界を見つめて
正直、僕はなかなか選ばない豆です。
けれど取り扱うことにした理由は、このコーヒー豆が今のトレンドや、コーヒー業界全体をさらに前進させていく上で、業界のみんなが力を合わせて取り組んでいることを体現していると感じたからです。
このコーヒーを飲むことで、コーヒー業界の努力や背景が皆さんにも伝わったらいいなと思います。
同時に“コーヒーってこんなレベルまできているんだ”という驚きも感じてほしいです。
僕たちKurasuが提供している、「日常に寄り添うコーヒー」とは真逆のコーヒーだけれど、こういうプロセスのコーヒーがあるからこそ、日常の一杯のレベルも上がっていると感じます。
他人事ではなく、Kurasuもコーヒー業界を前進していく一員なんだと改めて認識しました。
普段の優しいコーヒーからは想像出来なかった、Kurasuの強い部分や意外な面をこのゲシャを通して表現し、皆さんにお伝え出来たらいいなと思います。
“え、Kurasuどうしたの?”といい意味でギャップを感じてもらえたら嬉しいですね。
Kurasuのお客様へメッセージ
このコーヒーはどうしてもプロセスに注目しがちですが、その土台となる生産されているゲシャの森の生物多様性、本当に色々な品種の中から選び抜かれたコーヒーであるという部分、まずはその品質があってこそのフレーバーかなと思います。
『Ethiopia Gesha Village Surma 1931』 Kurasuではなかなか取り扱う機会の少ない豆ですがひとつ言えることは
このコーヒー豆は味わうのではなく、“感じるもの”だと思っています。
フレーバーノートもたくさんあって、飲みながらこんな香りもする、こんな味もすると考えてしまいがちですが、まずは何も考えず無心になって飲んでもらいたい。
エチオピアのテロワールであったり、今のスペシャルティコーヒー業界の努力の結晶に思いを馳せてほしいなと思います。
いかがでしたか?
Kosukeの想い、Kurasuの目指すこれからのコーヒーに対する意気込み、伝わっていたら嬉しいです。
こちらのコーヒーの美味しさをぜひ国内の皆さまにも体験してもらいたい!と思いKurasu Kyoto Standで提供させて頂くことになりました!
提供開始は12/13(火)から!(※日程は変更になる可能性もございます)
豆がなくなり次第終了となります
そろそろ今年も終わりますね。
いつもとは違った特別なコーヒーをお供に、一年頑張った自分とじっくり対話してみるのはいかがでしょう。
エチオピアの壮大な森の中を旅するようなコーヒータイムは、きっと一年の締めくくりにふさわしい贅沢な体験になるはずです。
それでは!
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