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第二回 Kurasu ブリュワーズトーナメント イベントレポート

第二回 Kurasu ブリュワーズトーナメント イベントレポート

kurasu主催 第二回ブリュワーズトーナメント。

会場は 旧小学校内の元職員室(TRAVELING COFFEE)。小学校の時に使った背の低い椅子に座り、ビールとコーヒーを片手に、ストーブを囲い暖を取りながらコーヒー好きな人たちが、コーヒーのイベントを通して繋がっていく。

出場者は18名。1グループ3名ずつの対戦の、勝ち抜き戦のトーナメント。ルールは至ってシンプル。当日発表されたコーヒー豆を、一番美味しく淹れた者が優勝。

各自持参した抽出器具を使い、3名のジャッジにより勝者が選ばれる。

旧小学校の黒板にチョークで書かれたトーナメント表に 勝ち残った方の名前が色付けされていく。

今回のコーヒー豆は kurasu焙煎の中浅煎りのケニア。フレーバーノートは レーズン、オレンジ、ブラウンシュガー。前回大会で使用した浅煎りのコスタリカは かなりエアロプレス抽出に有利な印象であったこともあり、今回は kalita, hario v60,konoなど異なる抽出器具により、違ったフレーバーに幅が出るように、このケニアを選んだ。

Kalita waveを使用して、ほど良いボディ感を出すか、Hario v60を使用してバランスの良さを強調するのか—ここに参加者の力量が問われる。

練習中の出場者を見ると、Kalita waveとエアロプレスの両方持参された方。kruveを使用し、微粉量を調整されている方などさまざま。全体的には、短時間で抽出できる観点からエアロプレスを使用する出場者が多く、またAmerican press, Hario v60やKonoを使用する参加者も見られた。

今回のジャッジは3名。

TRUNK COFFEEの鈴木康夫氏、前回大会覇者である小川珈琲の良原皓介氏、そして今回の大会で豆のスポンサーをつとめてくださった株式会社DCS/ CAFE IMPORTSの辻本貴弘氏だ。

抽出器具、温度、濃度の違いもあり、今回はかなりジャッジが分かれる結果に。何を強調するのかが やはり重要になってくる。ケニアらしいシトラス感なのか、レーズンのような甘く複雑な味わいなのか。

優勝された笹田さん(light up coffee)の決勝戦のカップは、程よいコク、フレーバーノートにあるフレーバーを全て出し切った上で、ご本人のエアロプレス抽出の技術により、素晴らしいバランスの良さがある一杯。優勝おめでとうございます!

全体を通して非常にレベルの高い戦いであり、前回に引き続き新たな発見がたくさんあった第二回 Kurasu ブリュワーズトーナメント。

プロ・アマチュアの割合が半々となった大会だったものの、ホームブリューワーの方がkruveを使って微粉を取っている様子が見られるなど、スペシャルティーコーヒーが確実に広まっているのだと実感する機会となった。

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