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コーヒーフィルターの選び方ガイド|用途と素材別に徹底解説

コーヒーフィルターの選び方ガイド|用途と素材別に徹底解説

「どのフィルターがコーヒーに最適かわからない」「紙と金属、どちらが自分の好みに合うの?」「フィルターで味が変わるって本当?」

こんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか? 実は、コーヒーフィルターは味わいを左右する重要な要素です。本記事では、フィルターごとの特徴や選び方をわかりやすくご紹介します。

フィルターの種類別の特徴と違い

まずは、主要なフィルターの特徴を一覧表で比較してみましょう。

種類 抽出のクリーンさ オイル感の残り具合  手入れの簡単さ

環境への配慮

味わいの特徴

紙フィルター

使い捨て

クリアでスッキリした味わい

金属フィルター

繰り返し使用可能

コクがあり、オイル感が豊か

布フィルター(ネル)

長期使用可能

まろやかで柔らかい味わい

再利用フィルター

高い持続性

個性が出る多様な味わい

 

各素材の特徴とKurasuがおすすめするフィルター

紙フィルター

紙フィルターの基本的な特徴として、コーヒーオイルをしっかりキャッチし、クリアで爽やかな味わいが出ることが挙げられます。特に浅煎りの豆との相性が良いとされています。

ただ一口に紙フィルターと言っても、様々な形状の種類があり、それぞれに味わいの特徴があります。今回はコーン型(円すい型)、ウェーブ型、台形型に分けて紹介していきます。

コーン型(円すい型)フィルター

  • 先端が細くなっており、お湯が一点に集中して落ちる。
  • 抽出速度の調整がしやすく、コントロール性が高い。
  • お湯の流れがスムーズで、豆本来のクリーンな味わいを引き出しやすい。
  • フルーティーな酸味や個性を活かしやすく、スペシャルティコーヒー向き。
  • シングルオリジン(個性的な味の豆)を楽しみたい人におすすめ。
  • 抽出の調整を自分でしっかり行いたい人向け。

【Kurasuおすすめ商品】

Sibarist CONE FAST Specialty Coffee Filter(円錐型)25枚・50枚・100枚

圧倒的なコーヒー透過スピードで、常識が変わります。Kurasuで行った実験では、従来の他社製ペーパーフィルターに比べて、4〜5倍のスピードでコーヒーが透過します。

ペーパーフィルターの原料も全てオーガニックで安心。

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ウェーブ型フィルター

  • フィルターが波状(ウェーブ状)になっており、ドリッパーとの接触面が少ない。
  • 湯だまりができにくく、均一にお湯が流れる。
  • 比較的安定した抽出ができ、コントロールが難しくない。
  • 抽出の安定感があり、初心者でも均一な味わいを出しやすい。
  • 豆の特徴を適度に引き出しながらも、バランスの良い味になりやすい。
  • 毎回の味のブレを少なくしたい人や、手軽においしいコーヒーを淹れたい人に向いている。

【Kurasuおすすめ商品】

ORIGAMI コーヒーペーパーフィルターウェーブ

ORIGAMIドリッパーシリーズに、完璧にフィットするウェーブフィルター。ドリッパーとフィルターの隙間が狭くなり、側面からお湯が抜けにくいので抽出効率が高く、短い抽出時間でもしっかりとした味わいが出ることが特徴です。

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台形型フィルター

  • 底が平らで、お湯が一定の範囲で広がりながら抽出され、しっかりとしたコクや甘みが出やすい。
  • お湯を注ぐ速度を調整しながら、ある程度長めの時間をかけて抽出できる。
  • ボディ感があり、甘みやコクをしっかり楽しみたい人向き。
  • 深煎りの豆やブレンドコーヒーとの相性が良い。
  • 落ち着いた味わいのコーヒーが好きな人や、ミルクと合わせるコーヒーを作りたい人におすすめ。

【Kurasuおすすめ商品】

Sibarist TRAPEZOID FAST Specialty Coffee Filter(台形型)25枚・100枚

コーヒー抽出時の液体の流れを速くそして均一に保つことで、コーヒーの酸味や明るさを引き立てつつ、過抽出を防ぎ、クリアでシルキーな味わいを実現します。

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金属フィルター

オイルが多く残ることで、コクと厚みのあるリッチな味わいに。深煎り好きにおすすめ。

【Kurasuおすすめ商品】

HARIO エコフィルターダンク

メタルフィルターでの抽出は、コーヒーオイルを含む豊かな香りを最大限に楽しめる方法で、紙フィルターでは得られない風味も引き出します。

HARIOのV60(02サイズ)に対応し、HARIOのイマージョンドリッパー「スイッチ」と組み合わせると、深みと複雑な味わいのあるリーフティーも楽しめます。

布フィルター(ネル)

適度なオイル感とまろやかさが特徴で、滑らかな口当たりに。

ネルフィルターは目が粗く、コーヒーオイルを多く抽出するため、まろやかでコクのある味わいを実現できます。

ネルドリップは手間がかかる抽出方法で、昔ながらの喫茶店などでは、その工程を大切にすることで、職人技や伝統を守り続けています。

厚手のネルを使用し、ゆっくりと抽出することで、深みのある独特の風味を引き出すことができます。

【Kurasuおすすめ商品】

東屋 ネルフィルタ ※Kurasu海外サイトにて販売

38年間、多くのコーヒー愛好家を魅了した大坊珈琲店の伝説的なネルドリップ。ネルフィルターはコーヒーオイルを通し、まろやかでコクのある味わいを生み出します。一つひとつ手作りされ、柔らかなネルと木製グリップの温もりを感じられる逸品です。

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再利用フィルター

素材によって異なるが、紙と金属の中間的な味わいを楽しめるものも多い。

【Kurasuおすすめ商品】

39arita セラフィルター 002 ※Kurasu海外サイトにて販売

使い捨てフィルター不要で、美味しいコーヒーを手軽に抽出可能。フィルター本体は多孔質セラミック製で、数ミクロンの微細な穴が無数にあり、遠赤外線効果と高いろ過性能を発揮。水中の不純物やカルキ臭を取り除きます。

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フィルターをより活かす抽出のコツ

フィルターの特徴を理解したら、次はその良さを最大限に引き出す工夫を知ることが大切です。 湯通しのひと手間で雑味を減らしたり、粉の挽き方や抽出時間を調整したりすることで、理想の味に近づけます。ここでは、フィルターごとに意識したいポイントを紹介します。

  • 湯通しの重要性
    • 紙フィルターは、使用前にお湯で湿らせることで、紙特有の匂いを軽減し、クリアな味わいを引き出せます。ただし、すべてのフィルターに強い匂いがあるわけではありません。
      また、湯通しにはフィルターをドリッパーに密着させる役割もあります。フィルターが浮いた状態でお湯を注ぐと、途中でドリッパーに張り付き、空気が入りすぎることがあります。そのため、コーン型の場合は底から外側に向かって、ウェーブ型は中心からウェーブの形を崩さないように丁寧に湯通しすると、より安定した抽出が可能になります。
  • 粉の粒度とフィルターの相性
    • 金属フィルターは粗めの挽きにすると微粉が減り、すっきりとした味わいになります。紙フィルターは中細挽きが最適で、クリアな味わいを引き出しやすいです。ネルフィルターは中挽きからやや粗めにすることで、バランスの取れたまろやかさが得られます。
  • 抽出時間の工夫
    • 流速や抽出時間を調整することで、味のバランスをコントロール可能に。紙フィルターは早めの抽出で軽やかな味に、金属フィルターはゆっくりと時間をかけることでより厚みのある味わいに調整できます。

最後に

「結局どれを選べばいい?」と迷ったら、以下のポイントを参考にしてみてください。

  • クリアな味が好きなら → 紙フィルター
  • コクのある味を楽しみたいなら → 金属フィルター
  • まろやかで優しい口当たりなら → ネルフィルター
  • 環境への配慮を考えるなら → 再利用フィルター

最後に、自分の好みやライフスタイルに合わせて、最適なフィルターを見つけてください。

毎日の一杯が、もっと特別なものになりますように!

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