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Kurasu Xmas Set 2022

Kurasu Xmas Set 2022

こんにちは!
いよいよ今年も残すところひと月ほど
年末ってなんだか不思議とワクワクそしてソワソワ。

12月に入ると何かと忙しく、気がついたら年明けてた!なんてこともありますよね。

でもせっかくならあと少し残された今年を目一杯楽しみませんか?

ということで、今年はKurasuから皆さんに美味しいクリスマスプレゼントをご用意!

その名も『Kurasu のクリスマスセット』。

また、ハッピーホリデーブレンドとシュトレンは、Kurasu Kyoto StandKurasu Ebisugawaの2店舗で12/3(土)〜12/25(日)の3週間限定で提供させて頂きます!

一体どんな内容になったのか、企画担当者であるロースターのReikaとパティシエールのNatsukoにインタビューしたのでぜひご一読ください。

インタビュイー:ロースター 大嶽伶果 = Reika

        パティシエール 福田奈津子 = Natsuko

インタビュアー:マーケティングチーム 栗本友美 = Tomomi

(ブログ内ではファーストネームをローマ字での表記)

-+-+-+-+-+-+-+-+

『クリスマスセットができたきっかけは?』



Reika:
始まりは、良原さんから「クリスマス限定のブレンドを考えてみない?」という一言からでした。 「ぜひやりたいです!」とお返事してスタート。

そのあとすぐお菓子はどんなものなんだろう、と考え出したらワクワクしてしまって、すぐに福田さんに聞きに行きました。

Natsuko:
ふふふ、そうそう、れいかちゃんすぐ来ましたね。
実はこちらも良原さんから「クリスマス、やるの?」と聞かれていて(笑)
昨年はパウンドケーキとレギュラーで出していたお菓子の組み合わせでクリスマスセットにしたんですが、今年はもっと新しいことがやりたいなと考えていたら、Kurasuのスタッフ何人かから「シュトレン作ってほしい!」という要望を頂いたのでよし、作ってみよう!となりました。

ここでやっと、お互いにどんなものにしていくかアイデアを共有しながらどんなクリスマスセットにしようかという話し合いが始まりました。


『ハッピーホリデーブレンドはどんな風に決めたの?』

Reika:
まずは、福田さんの作る『シュトレン』というお菓子について学ぶところから始めました。

美味しいコーヒーと美味しいお菓子のペアリング、それを目指していたので、シュトレンに使われる材料や、どんな味なのか福田さんに聞きながら、“ドライフルーツやナッツがたくさん入っているのか…” “スパイスが効いているんだ、それならこれかな、こんな風にしたら合うかな…”
なんて、自分の中で想像を膨らませてイメージを作っていきました。

Natsuko:
そうなんです!
「どんな味がするんですか!」「どんなお菓子ですか!」という感じ。
すごかった(笑)

Reika:
はい、質問攻めに行きました。
その時にコーヒーもどんなものにしたら良いかご意見を伺いました。
福田さんは元々バリスタでもあるので、コーヒーに関しての知識もあるから“こういう感じはどうかな〜”なんてたくさんアイデアを出しながら、二人でたくさん話して。
お菓子を担当する福田さんの考えるお菓子に合うコーヒーのイメージをシェアして頂きました。

Tomomi:
あはは、れいかちゃんらしいですね。
なるほど!コーヒーはれいかちゃん、お菓子はなっちゃんって完全に分けて考えたんではなくて、“ペアリングして楽しむ” というテーマのもと二人で話し合って考えられたんですね。これは楽しみ!

『焙煎のポイントや選んだ豆はどんなもの?』

Reika:
まず選んだ豆は、ブラジルとグアテマラの2種類です。
今旬の豆も様々な選択肢がある中でポイントとしたのは、シュトレンの味わいに合うようなもの。
具体的には、“ナッツ、赤系のフルーツのようなフレーバー、芳醇な甘味”こういうものが出てくる豆が良いなと思って選びました。

ブラジルは良い豆!もう本当に良い豆で!(ニヤニヤ)
ダテーラ 農園というとても広くてしっかりとした管理のもと育てられたコーヒー豆の中でも1%しか採れないようなマスターピースと呼ばれるとても特別なコーヒー豆です。洋三さんがダテーラのカッピング会で買ってきてくれたものです。
フレーバーがとても冬らしいと思いました。

グアテマラはGood Coffee Farmさんのもの。
すっごく甘くてナチュラルないいグアテマラ。その豆単品だと甘さが強く出る豆ですが、ブレンドにすることでその甘さがいい意味で抑えられて飲みやすくなる。ブラジルと合わせることで、とてもいいバランスのブレンドになりました。

Tomomi:
どうして今回は【浅煎り】にしたんですか?
なんとなく、世の中でのクリスマス時期に出るコーヒーって焙煎の深いものが多いイメージですよね。

Reika:
クリスマスセットを考える上で、一番伝えたいのは、Kurasuの提案するコーヒーとお菓子のペアリングの楽しみ方でした。
私も最初は冬の甘いお菓子ならコクのある深煎りが良いのかな?と思っていたんです。
でも、KurasuのKashiチームが作るシュトレンと合わせるなら、Kurasuらしい素材の味でペアリングさせたい!と、浅煎りで焙煎することに決めました。

福田さんの作るお菓子のこの一年半食べてきて強く感じたのは、“Kurasuのコーヒーに合う”をテーマに作られているなということ。

一口食べて、「あ!甘い!」とかではなくて、食べすすめて行くうちに「あぁ、こういう香りがする、こんな甘さが出てきた」と思えるお菓子。
それって、Kurasuのコーヒーにも通じるところがあるなと。
それも考えてここはやはりKurasuらしく浅煎りにしようと、いやむしろ、浅煎りが絶対に合うなと思ったんです。


Reika:
私たちほとんど同じ時期に入社したんです。
福田さんのお菓子を一番近くで見てきたし、食べてきたからこそ、私なら福田さんの考えるシュトレンに合わせるコーヒーを考えられるなと思ったんです。

Natsuko:
ええーー!嬉しい。そんなふうに言ってもらえると照れちゃう。

Reika:
えへへへ。

Tomomi:
(・・・相思相愛か。)

Reika:
このブレンドはもちろん、コーヒーだけでも楽しんで頂けるように考えていますが、お菓子と一緒に味わってもらうことで完成されると思っています。
ぜひ一緒に楽しんでいただきたいです。

Tomomi:
お菓子と合わせることを最も大切に考えたということですが、シュトレンって結構甘さが強いお菓子ですよね。
インパクトの強いお菓子に、負けないよう気をつけたポイントなんてありますか?

Reika:
素材の持つ強さですかね。
繊細で、ちょっとこの味がするかなではなく。
先ほどお話したグアテマラの強い甘さがまさにそうです。
芳醇な葡萄の甘さ、香り、プラム、クランベリー、りんご。りんごもフレッシュなものではなく、焼き林檎です。

Tomomi:
まさにクリスマスを連想させるような深みのある甘さなんですね。

『ハッピーホリデーブレンドのパッケージ』

Tomomi:
今回のブレンドのパッケージですが、このカラーはれいかちゃんが考えたんですか?

Reika:
そうなんです!
赤がグアテマラ、ブラウンがブラジルをイメージしています。
ガツンと甘味の強いグアテマラを、上品なブラジルが包み込むようにバランスをとっているイメージです。
図らずしてクリスマスカラーになりました(笑)

振って!開けて!HAPPY HOLIDAY!!

Tomomi:
今回のブレンドでとても印象的だったのが、なんと言ってもパッケージに書かれたメッセージですね。このメッセージの意図は?

Reika:
普段はカップコメントを書く部分なんですが、このブレンドは3週間限定のコーヒー豆だったことやクリスマスという特別なイベント用のもの。
それなら、クリスマスプレゼントをもらった時のワクワクする、無邪気な気持ちを表現したくて敢えて文章ではなく「振って、開けて」という印象的なキャッチコピーにしました。

香りがとても強いのが特徴なので、振って、豆袋を開けたら、フッ!!と匂いを吸い込む!そんな風に淹れる前から楽しんで欲しかった。
その想いを込めてこのフレーズが出来上がりました。

ぜひここは恥ずかしがらず、無邪気全開で振って開けて楽しんでください。

『このブレンド、どんな時に飲んで欲しい?』

Reika:
ゆっくりしたい時!
Kurasuのコーヒーはインパクト重視というよりは、飲み進めて行くうちに温度の変化と共に味わいや香りも変化していく、冷めても美味しい、そういう一杯のコーヒーをゆっくりと楽しんでもらえるコーヒーを目指して焙煎している。

なので、今回のコーヒーもそこはブレずに、忙しい毎日の中でも、ふとゆっくりしたいなという時に飲んでほしい。

コーヒーとお菓子と自分。その3つだけを楽しむゆるりとした時間を感じてほしいです。
何か作業しながらではなく、ただただゆっくりとしたい時に味わってもらいたいコーヒーです。

『シュトレン、こだわりのポイントは?』

Natsuko:
実は…シュトレンってあまり食べたことがなくて…
今回作るにあたっては他のお店のものは食べずに製作に挑みました!

Tomomi:
ほう!そうなんだ!

Natsuko:
昔お菓子の学校で作ったシュトレンは、お酒がしっかりと効いた甘ーいものでした。
でも、今回のシュトレンはあくまで、“コーヒーに合う”がテーマ。
それは絶対に外したくない。その想いがとても強くありました。

そこで考えたのが、スパイスでした。
今回はシナモン、カルダモン、クローブ、フェンネルの4種類のスパイスを使いました。
それぞれとても強い香りの印象があるスパイスですが、使用している量はほんの少し。

しっかり味わいはするし存在感はきちんとあるけれど、インパクトが強すぎないシュトレンを目指して作りました。

Natsuko:
これは製造過程での話になるんですが、シュトレンって通常発酵時間を1時間以上かけて行うものなんです。お菓子というよりもはやパンというようなスイーツで。

でも、今回作ったkashi by Kurasuのシュトレンはその発酵時間を短くすることで、よりパンというより焼き菓子に寄せたシュトレンにしています。

食感もビスケットのような軽い口当たりに仕上げています。

Tomomi:
戴きましたがまさにその通りで、シュトレンに対して持っていたイメージをいい意味で覆されました。軽くてついついたくさん食べちゃいそうになりますね。

Natsuko:
シュトレンって、薄くスライスして少しずつ食べていくものなんです。
一口食べて、Reikaちゃんが考えてくれたコーヒーを口に含んだ時にちゃんと合うように意識して作りました。
できるだけ、柔らかい味になるように、コーヒーと楽しんでもらえるように

Natsuko:
あと、お酒。
いろんな方に食べて頂きたいなと思ったので、ドライフルーツを漬け込む際のお酒のみで、その他の香り付のリキュールなどは一切使用せず作りました。

ぜひ家族みんなで楽しんでほしいシュトレンです。



『kashi by Kurasuのシュトレン、ここが強み!』

Natsuko:
やっぱり、コーヒー屋さんが作ったお菓子というところ。
“コーヒーに合うシュトレン”これはどこにも負けない!という想いで作っています。

今回のシュトレンは特に、Reikaちゃんが考案するコーヒーとのペアリングを念頭に考えたもの。
Kurasuのコーヒーが好きな方はもちろん、コーヒー好きな人に楽しんでもらえるものになっているので、ぜひそういう方に食べてほしいです。

『どんな時に食べてほしい?』

Natsuko:
夜、お風呂に入った後…

Reika:
おお!具体的(笑)

Natsuko:
寝るまでのゆったりした時間、何かちょっと甘いものでも食べたいなという瞬間に食べてもらいたい。ありますよね、そういう時間。

あとはこのシュトレンは本当に香りがいいものになっています。
ナッツやドライフルーツ、スパイスの香りが少しずつ生地に移っていって味わいが少しずつ変わっていく、その変化も楽しんでもらえたら嬉しいです。

なので、ぜひ一気に食べずぐっと我慢して、少しずつ寝かせつつ味わいの変化を感じながら召し上がってください。

Reika:
おおお!!コーヒーと同じだ!

Natsuko:
そうなんです。コーヒーのエージングのように、時間の経過で生まれる味わいの変化も楽しめるスイーツになっています。
まさにコーヒーのペアリングにピッタリのお菓子と言えます。ふふふ。

Reika:
福田さんのスパイスやっぱり好き。

Natsuko&Tomomi
ははは(笑)

Natsuko:
kashiチームのRikaちゃんが以前話していた言葉が印象的で、「Kurasuのお菓子ってやっぱりコーヒー屋さんのお菓子ですね」って。
当たり前のことなんですけど、改めて普通のお菓子屋さんのお菓子との違いははっきりしていて、Kurasuのそれは、お菓子ひとつで完成されているものではなくて、コーヒーがあることで初めて完成するというか、敢えてどこか物足りなさを残していて、その部分にコーヒーが入ることで完成されるお菓子。だなって。

Reika:
へーーー!!

Natsuko:
砂糖やバターも本来はもっと入れるものを敢えて一歩引いて作っているなと改めて思いました。

Tomomi:
それって言葉にするよりもとても難しいことですよね。
すごいな…

おまけ
『ところで、お二人のホリデーの予定は?』

Natsuko&Reika
実家に帰ります!
(Natsukoは長野県、Reikaは愛知県出身)


Tomomi:
いいね!ちなみに全然関係ないけどお雑煮ってなに入れる?

Reika:
うちはカツオ出汁に鶏肉と白菜でシンプルなやつですね。
ちなみに餅は四角です。
いつもお父さんが作ってくれます。

Tomomi:
えー素敵。お父さん絶対似てるよね。
名古屋だから赤味噌かと思いきや違うんだね。

Natsuko:
うちはめんつゆみたいな味です。少し甘めのお出汁。
具は…鶏肉、干し椎茸とか卵

Reika&Tomomi:
え!!たまご!!?

Natsuko:
そう、冷やし中華に入っているような…錦糸卵!

Reika&Kurimoto:
へーーーーー!!

と、今回のインタビューで一番盛り上がったのはNatsukoの実家のお雑煮の具でした。(笑)


というのは置いておいて。
いかがでしたか?
Kurasuとしても初めてのホリデーブレンド、初めてのシュトレン。
考案したReikaとNatsukoの想いが皆さんに少しでもシェアできていたら嬉しいです。

シュトレンとハッピーホリデーブレンドは、12/3(土)〜12/25(日)の期間、Kurasu Kyoto Stand、Kurasu Ebisugawaの両店舗でお楽しみいただけます。

また、オンラインストアではこちらの二つがセットになったクリスマスセットを販売中です。
大切な友人、パートナー、家族、もちろん頑張っている自分へのプレゼントとしていかがでしょうか?

今年のクリスマスは、みんなで『振って、開けて』美味しいコーヒーとシュトレンで素敵な1日を過ごしましょう!

ぜひ、『振って、開けて』楽しんでいるシーンをInstagramでシェアしてくださいね。 #Shakeitopen これでお願いします!

それでは!

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【カフェ提供期間】
12/3(土)〜12/25(日)まで

【提供店舗】
Kurasu Kyoto StandKurasu Ebisugawa

オンラインストアで発売中『Kurasuのクリスマスセット』はこちらから

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