安清式ドリッパーは、石川県・山中漆器の技術を活かし生み出された、木製ドリッパー。手に取ってみれば、その重厚な見た目とは裏腹に、驚くほどの軽さ、しかし丈夫な手触りに品質の高さが感じられる逸品。KURASU KYOTO店舗で各種ドリッパーの飲み比べをして頂いた時にも、必ず人気上位に入るドリッパーです。
安土桃山時代にまでさかのぼる歴史を持つ漆器の名産地、石川県。安清式ドリッパーは、その石川県の中でも「木地の山中」といわれる地域に位置する山中漆器の木地ろくろ挽きの技術を用いて一点一点手で削り出されています。漆器と同じく熱湯の使用はもちろん全く問題はなく、内側に緩やかに刻まれたリブ(畝)は、湯がドリッパーの中にとどまる時間を絶妙に調整することでコーヒーの繊細な香りと味わいを存分に引き出します。
今回はKurasuのバリスタ・ヘッドロースターのMisakoが、このユニークなドリッパーを使ったKurasuオリジナルレシピをご紹介します。ぜひお試しください!😊
必要なもの
- 安清式ドリッパー
- 円錐型ペーパーフィルター (Hario / Konoの01サイズをご使用いただけます)
- コーヒー豆 14g (±1gはお好みで調整):挽き目 中挽(EK #8.3)
- お湯 200g (88-93度)
- サーバー
- ペーパーフィルターをセットし、ペーパーの匂いをとるため、軽く湯通しをする。
- 挽いたコーヒー豆をセットし、30gのお湯を全体に注ぎ、30秒蒸らす。軽くスプーン等で撹拌する。
- 2投目は100gまでお湯を注ぎ、さらに30秒待つ。中心から円を描くように全体に注ぐ。
- 3投目は200gまで注ぐ。注ぎきりのタイムは2:00〜2:10を目安に。
他の円錐型ドリッパーに比べ、ややゆっくりと抽出するドリッパーです(同じレシピを用いたHario V60の場合と比べると20秒ほど)。
段々に入っている横リブがお湯の流れを水平に、一定のスピードで落としてくれるため、濃度がより高く、風味もより感じやすい抽出ができます。
今回はナチュラルプロセスのルワンダを使用。他の円錐型ドリッパーの挽目より少し粗めにすることで、(EKグラインダーでいうと 2目盛分粗めに) 風味はそのままに、口当たりの良さをさらに表現することができました。
TDS(濃度) 1.26% (参考 HarioV60:1.20%)
抽出時間 2:10 (参考 Hario V60:1:50)
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