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春のブレンド:『春こち2023』

春のブレンド:『春こち2023』

皆さん、こんにちは!今年の『春こち』もうお試し頂けましたか?

一度飲んで「美味しい!」とリピート購入して下さる方も多く、例年以上に好評頂いています。
今日はその『春こち』の魅力を詳しくご紹介させていただきます

ブレンドコーヒーの面白さ

スペシャルティーコーヒーが好きな皆さんは、きっと普段からシングルオリジンのコーヒーを選ぶことが多いのではないでしょうか?

今年の『春こち』はそんなシングル派の皆さんにこそ、飲んでもらいたいブレンドです!

理由は、プロセス違いのルワンダ2種類をメインで構成されているところ。タンザニアも入ってはいますがほとんどルワンダの味わいを邪魔しない程度の量に調整したことで、ルワンダの甘さや香りが引き立ったブレンドにすることができました。

シングルコーヒーでは決して味わうことができない、2種類のルワンダとタンザニアの組み合わせを体験できるのはブレンドコーヒーならでは!

一口目に感じた味わいが、飲み進めていくうちにいろんな味わいに変化していく過程を感じられるところも魅力の一つですね。

また、ブレンドコーヒーはそのコーヒー屋さんを体現しているとも言えるコーヒー。一つの洋服を作る上で必ず出る端切れみたいなものが実はコーヒーも同じようにあって、それらの豆は今までのKurasuの活動によって出てきたもの。それを集めてブレンドを作るのも、一つの大事なプロセスであり、そのお店にしか作り出せないコーヒーになると考えています。

「ブレンドだから〜」と一括りにせず、是非試してみてくださいね!

ルワンダのコーヒーって?

ルワンダはアフリカのちょうど真ん中の位置にある国で、大きさは四国よりも少し大きいくらいの面積。国全体が標高1500〜2000mの高地にあり、気温差も大きいことからコーヒー栽培にとても適した環境と言われています。

アフリカのスイス、と呼ばれるほど緑豊かで美しい土地で栽培される品質のいいコーヒーは世界中から注目されており、国の経済を支えている大きな産業となっています。

2008年には、アフリカ諸国では初めてのCup of Excellenceも開催されました。

ルワンダコーヒーの特徴は、一言でいうと飲みやすくバランスの取れた味わい。

極端に強い酸味や苦味があるものではなく、全体的に甘くまろやかな印象です。

『春はルワンダ』と多くのコーヒーショップの店頭にこの時期になると並ぶルワンダ。

理由は、日本に入ってくるタイミングです。年明けから日本にコーヒー豆が入ってきて、2〜3月でルワンダを発売するところが多いため、春=ルワンダのイメージがコーヒー業界では定着してこのように言われています。

まさに春季限定のブレンド『春こち』にふさわしいコーヒーと言っていいでしょう。

ブレンドに使用したルワンダ

今が旬のフレッシュなルワンダのコーヒー豆を、今回の春こちではプロセス違いのものを2種類使用しています。

実はカッピングの時点で12種類もあったルワンダから厳選したのがこの2種類でした。

一つは華やかな香りがフワッと心地のいいナチュラル、もう一つは酸味と甘みのバランスが取れたウォッシュド。


1g単位で何度も微調整しながら、求めているブレンドの味わいになるよう、どちらの良さも引き立つようにちょうどいい塩梅でブレンドの割合を決めました。


タンザニアも入っていますが、今回の主役はあくまでルワンダ。
春らしい、ぎゅっと詰まったりんごのような甘みと酸味、オレンジティーのような奥深い香りとコクをお楽しみください。

焙煎について

現在、ルワンダを2種類(ウムラゲカマジュンバ)、浅煎りのシングルオリジンで販売中です。
旬のルワンダの美味しさを、しっかりとしたフレーバーが引き立つような焙煎にしたい、その思いはシングルオリジンに込めて、それとは別にルワンダベースでライトローストではないものを出すことで、よりたくさんの方に楽しんで頂けるようにと思って春こちを焙煎しました。

普段Kurasuではあまりやってこなかった焙煎なのも新鮮なポイント。


キャラメライズされたような甘み、どうすれば、そういうコーヒーを作れるのか、単に深く焼けばいいというものでもなくて、深さの中でも丁寧さが必要、その丁寧さが甘みに繋がっていくと考えました。“いつもより丁寧に深く焼く”ということが今回の春こちではしっかりと再現出来たかなと思います。焙煎チームとしては、苦しさもあり、楽しさもあり、得るものが大きかったようです。

オススメの淹れ方、抽出の際のポイントは?


浅煎りのコーヒー以上に実は淹れるのが難しい、中煎りや深煎りのコーヒー。

その理由は、お湯が落ちていくスピードが速くなるので、全てのコーヒー豆にお湯を均等に当てるというのが浅煎り以上に難しくなるところ。

全てのコーヒー豆にお湯を当てずに抽出をおこなってしまうとせっかく焙煎で表現したキャラメライズした甘み、チョコレートのような風味がネガティブな苦味に変わってしまいます。

ポイントは、どんなにお湯が早く落ちてもいいので、とにかく粉全体にお湯が当たっている状態を意識して淹れること!必然的に注いでいくペースも結構早めになります。


ちょっと量が下がってきたなと思ったら、落ち切っていなくてもどんどん注ぐ。全部の粉がお湯の中に沈んでいる状態を維持しながら抽出すると、ビターでは終わらないより明確に甘さを感じてもらえると思います。ぜひ意識して淹れてみてください。

オススメは先日公開したKalita Waveのレシピです。試してみてくださいね!



いかがでしたか?

春は暖かくなってポカポカと気持ちのいい季節ですがその反面、長い冬を超えてきた疲れが溜まっているころ。新しい環境での緊張とか、身体の中に知らないうちに蓄積した疲れが出てくる時期でもあります。

そんな時に、この春こちを飲んで、ふっと心が軽くなるような、安らぐような、それでいて、なんだか少し自信が湧いてくるような、そんな寄り添ってくれるような優しいブレンドをイメージして作りました。

ギュッと詰まったフレッシュな甘さと香りが春の爽やかな風を感じさせるブレンドです。

なんだか少し疲れちゃったな、そんな時はご自宅で淹れた春こちをマグに入れてお外に出かけてみてくださいね!

美味しいコーヒーと素敵な春をお過ごしください!それでは!

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