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納涼// Kosukeのコーヒーにまつわる怖い話

納涼// Kosukeのコーヒーにまつわる怖い話

こんにちは、Kurasuのこうすけです。

早速、本題ですが、暑い季節にピッタリな蒸らしの怖い話をします。

ハンドドリップって難しいですよね。

僕にとってもハンドドリップはミルクスチームの次くらいに難しいです。

なので、隠れていっぱい練習しています。

それで、気付きました。

ハンドドリップは蒸らしが命です。

蒸らしをミスると、もう取り返し付きません。(ここが一番怖いポイントです。。)


コーヒーの良い成分は前半に出てくるって、どこかで聞いたことありますよね?

でも、実際にはお湯を注げば、自動的に決まった量の良い成分が出てくるわけではありません。

良い成分をどれだけ出せるかは、蒸らしをどれだけ正確に行えるかにかかっています。

そして、良い成分はこのタイミングで取り出さないと、もう後から取り出すことはできません。。。


気になるのは、正確な蒸らしって何かってことです。


まず一つは必要以上に多いお湯を注いでいないか、ということ。

車に例えると、蒸らしはエンジンを温めている状態です。

想像してみて下さい。

制限時間30分で出来るだけ遠くまで行きたい場合、エンジンを温めずにスタートしたら、スピードが上がらず、なかなか距離を稼げません。

逆に、最初の5分を使って、エンジンをしっかり温めてからスタートすれば、最初からぶっ飛ばすことが出来ます。

その方が、より遠くまで行くことが出来ますよね?

コーヒーに話を戻すと、蒸らしに使うお湯が多いということは、エンジンを温めている時間を5分から10分に延ばすということです。

実は5分で十分温まっているのに、必要以上に時間をかけることで、制限時間を削ることになります。

本来であれば、25分間のところ、20分しか走れないことになります。

どれだけエンジンをしっかり温めても、走る時間が短くなれば、距離は短くなってしまいますよね?

これは例えなので、実際に車で試せば、もしかしたらエンジン温めずにすぐに走り始めた方が、遠くまで行けるかもしれません。

でも、大事なのはそこではなくて、要は効率の話です。

最初にしっかりと蒸らした方が、効率よく成分を抽出できますよということです。

そして、正確な蒸らしの二つ目、こちらの方が重要です。

二つ目は、テクニックです。

ここまでの話も踏まえて、例えば、13gのコーヒーに対して、30gのお湯を注いで、30秒間蒸らすとします。

蒸らしている間にも少しずつサーバーにコーヒーが落ちます。

この落ちたコーヒーの濃さを測った場合、どうなると思いますか?

Aさんは濃さ2、
Bさんは濃さ5
Cさんは濃さ4でした。

この場合、Bさんが最も正確に蒸らしを行えていることになります。
ここではコーヒーの濃さは良い成分の量とイコールだと思って下さい。

同じ量のコーヒー豆、お湯を使っても、注ぎ方で取り出せる良い成分の量に差が出てしまいます。

そして、先ほども言いましたが、良い成分はここでしか取り出せません。

後の方でもうちょっと、、、とか埋め合わせ出来ないのがコーヒーの怖いところです。

このA~Cさんのコーヒーは、その後全く同じように注いだとすれば、

Aさんのコーヒーは全体的には薄いのに、なぜか、少し雑味のようなものも感じられます。かなり物足りない印象です。

Bさんのコーヒーは明るく、綺麗な酸味があり、甘さとのバランスもバッチリなコーヒーです。飲みごたえもあります。

Cさんのコーヒーはそれほど悪くありませんが、やや酸味の印象がトーンダウンし、ほんの少し物足りなさを感じるかもしれません。

で、具体的にどう注いだら良いのかという部分に関しては、文章では説明出来ないので、また、何かのタイミングでシェアするかもしれません。しないかもしれません。

ひとまず、僕も蒸らしに関しては日々訓練です。みなさんも、お家でコーヒー淹れられる際は、これまでよりもちょっと丁寧に蒸らすことを意識してみて下さい。

実際に濃さを測ったりは出来ないと思うので、本当に意識だけで大丈夫です。

サーっと注いだ時と、じっくりゆっくり注いだ時では最終的なコーヒーの味が全然違います。

グッと美味しくなると思います。

では、また次回。

Kosuke

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