2021年最後を飾るのは、Philocoffea(フィロコフィア)。
2016年WBC世界チャンピオン粕谷さんと、船橋コーヒータウン化計画発起人の梶さんという、コーヒー業界を牽引するお二人が共同経営されています。
今回インタビューにご協力下さった粕谷さんは、バリスタ、焙煎、大会、コーチング、コンサル事業や買い付けなど幅広く活躍されていますが、そんな粕谷さんが常に感謝の言葉を向けるのが、彼を支える周りの人たちの存在。
「チャンピオンになって一番最初に取り組んだのは会社の立ち上げ。元々、1人でやるよりは皆と助け合う人生にしたいタイプなんです。常に助けてもらえる体制を整え、信頼して仕事を任せられる方達に囲まれているからこそ挑戦できる事があり、ブランドの影響力を伸ばせる。4人兄弟の末っ子だからこその生き方」と明かす粕谷さん。
焙煎所を含む4店舗を構えるPhilocoffea。それぞれが、公園を中心としたまちづくり計画や、コーヒーを通して豊かな生活を提案するプロジェクトなど、様々な人たちとの縁があって実現しました。
「美味いと思うコーヒーを作っているだけ」と話す粕谷さん。一見シンプルですが、国際的な買い付けや大会に参加し、毎年変わる美味しさを第一線で感じ取る彼の「美味い」は、まさに世界に通用する一級品。
「信じられる生豆を買うからこそ、そのコーヒーを信じられる。その豆が一番輝ける場所に持っていく焙煎をしています。焙煎に絶対はない。どう焙煎するかより、その後の味に優先順位をつける。taste first、美味けりゃいいんだ」と、粕谷さん。
今Philocoffeaが力を入れるのが、粕谷さん考案の world champion series 「友達」というプロセスの豆の生産。エチオピアの農園ですでにスタートしています。
「『友達』を広め、自分のネームバリューを活用する事で農園の方がより良い収入を得られる環境にしたり、世界中に友達を作りたい。それが実現できたら、世界のコーヒー業界はもっと平和に、より良くなると信じています」と話す粕谷さん。言葉の端々から、溢れるようなコーヒーへの愛と情熱を感じたインタビューとなりました。コーヒー業界の星に、今後も注目です。
みなさん、おめでとうございます。Philocoffeaさんのコーヒーで、来年がもっといい年になりますね!美味しいコーヒーと共に良いお年をお迎えください。
Leave a comment
All comments are moderated before being published.
This site is protected by hCaptcha and the hCaptcha Privacy Policy and Terms of Service apply.