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イメージの垣根を跳び越える、カプセルコーヒーマシンの革命児 The Morning Machine

イメージの垣根を跳び越える、カプセルコーヒーマシンの革命児 The Morning Machine

「スペシャルティ―コーヒー」と「カプセルコーヒーマシン」、一見相容れないような2つのキーワードを組み合わせ、世界で注目を集めているThe Morning Machine。

気になるのは何と言っても、

「これまでのカプセルコーヒーマシンとどう違うの?」

「スペシャルティ―コーヒー、美味しく淹れられるの?」

の2つ。

今回はKurasuスタッフで普段はリモートで働いているAyaに、実際に自宅でMorningを2週間利用してもらい、そのレビューをしてもらいました!


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こんにちは!KurasuのAyaです。

普段はコーヒー片手にパソコンとにらめっこしながら働いています。

1日に飲むコーヒーは2~3杯で、好きなドリンクはドリップとラテ。

エスプレッソマシンを持っていないので、ミルクドリンクも作れるMorningでコーヒーライフがどう変わるのか?

実際に使ってみた感想をお届けします!↓↓↓


自宅に、Morningがやってきた!

トランクのように取っ手がついた頑丈な箱を開けると、設置まではものの数分。

あっという間に、自宅の一角にカフェコーナーが出来上がりました。


シンガポールのコーヒーテック企業、Akronym Pte Ltd.(アクロニム)が開発したカプセルコーヒーマシンで、2021年にはドイツのRed Dot Design Awardも受賞したという彼らのデザインは、すっきりとして無駄がなく、とにかくおしゃれ。

使い方は従来のカプセルマシンと同じく、好きなカプセルを選んでマシンにセットし、ダイヤルかアプリで抽出モードを選んでスタートするだけ。

これまでと同じ手軽さで、スペシャルティ―コーヒーが瞬く間に抽出されます。

主なモードはショート(25ml)とロング(100ml)、その中間のセレモニー(80ml)の3種類。ショートはエスプレッソに近い味わい、ロングはドリップに近い味わいです。

さらに、浅煎り用、深煎り用など、コーヒーに合わせて10種類の基本モードから簡単に選べるようになっています。

早速、オリジナルカプセルを一つ抽出してみました。箱にお薦めのモードが「ショート~ロング」「浅煎り」と書かれているので、まずはダイアルを回してShort Light Roastを選び、スタートを押します。

15秒ほどで温度が上がり切り、ジュワッ、ポタポタとコーヒーが出てきました!カップに落ちる液体にはクレマのような濃厚な層ができていて、エスプレッソのような口当たりが想像できて今から美味しそう。

一口飲んでみると、まずなめらかな液体が唇にあたり、しっかりした口当たりと複雑なアロマがパッと広がり鼻に抜けていきます。後味にも雑味がなく、長く香りが口の中に漂います。あっ、美味しい・・・

かなり、期待以上です。「これはミルクでも飲まないと・・・!」と、急いで2つ目のカプセルに手を伸ばし、今度はShort for Milkを選んで抽出、その間にミルクフォーマーで準備をして、カプチーノ風にしてみました。

ミルクの甘さにも負けない香りの複雑さが、カプセルコーヒーでこんなに表現できるなんて。基本のカプセル・標準装備のレシピでもすっかり満足しそうになりましたが、Morningが本領発揮するもう一つの機能がアプリを使った抽出。早速ダウンロードしてみました。

Android:Google Play

iOS:App Store

アプリでレシピをカスタム&カフェ巡り旅行気分

これまでのカプセルコーヒーマシンと大きく違う点が、マシンに指示できるレシピの柔軟性と、進化し続けるアプリ。

すでに世界各地のロースターがカプセルを販売しており、それぞれのコーヒーに最適なレシピをアプリからマシンに送信できます。

そのコーヒーの事を一番分かっているロースター自身が設定してくれたレシピを使って、自宅で味わいを再現できるんです。

なんだか、実際に旅行先でそのカフェに行って、目の前でコーヒーを淹れてもらったみたい。

アプリの中で、手元にあるカプセルのレシピを見つけた瞬間、カフェと自分がつながったような、ほっこりした嬉しさを感じました。

さらにディープなカスタマイズを楽しみたい方におすすめの機能が、レシピ調節。コーヒーの味を決める抽出量・温度・圧力の三要素を、ゲージで好みに合わせて調節できます。パーフェクトなレシピができたら、保存や共有もできるそう。

今回私が試したのは、Morningのオリジナルカプセル2種類(ルワンダ・コスタリカ)と、香港のCupping Roomというロースターのエチオピアナチュラル。

オリジナルカプセルは、飲みたいドリンクに合わせてマシンのメニューから、Cupping Roomの抽出はアプリからカプセルを選んでロースターおすすめのレシピを使いました。

その他にも、シンガポール、香港、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、ベルギー、イギリス、デンマーク、ドイツ、UAE、コートジボワールなど、世界各地のロースターがすでにアプリにレシピを公開中!

眺めているだけでもなんだか旅行気分です。

マシンの機能自体も、アプリのアップデートで更新・改善される予定とのこと。マシン本体も買って終わりではないところに、よりバリューを感じました。

世界のロースターがこれからも参画予定とのことで、これからどんな国のどんなロースターに出会えるのか、今からとっても楽しみです!

スペックは?

自宅ユーザーとして、併せて確認したいのは消費電力と設置スペース。

Morningの消費電力は1250Wで、パワーのあるドライヤーや電子レンジとおおよそ同じ程度です。同時に使う電化製品などは事前に確認すると安心です。

サイズは奥行40.2 cm x 幅10.2 cm x 高さ25.5cm、重さは約4.5㎏。

安定感のあるカウンターやサイドテーブルなどに置くのがよさそうですが、薄型なので、奥行きがない場所でも横向きにして設置するのも便利です。

カップは15cm 以下 (トレイ有) 、25cm 以下(トレイ無)の高さのものまで使えます。

出勤前にくいっと飲みたいデミタスサイズはもちろん、ミルキーなカフェオレが飲みたい!という時は、大きめのマグでミルクを先にレンジで温めてから直接ショートブリューを落としたり、と自由自在。

カップスタンド兼ドリップ受けのトレイはマグネットでパチッととまる仕組みで、バラしやすく凹凸の少ない形状なので使うたびにさっと洗うのも苦になりません。

家電愛をくすぐるつくりの良さ

関連してひっそり嬉しいポイントが、つくりの良さ。

心地よい重さで高級感のあるダイアル操作から、トレイやタンクのパーツなどの見えないところまで、しっかり作りこまれているところが家電愛をくすぐります。

こういう日々触れるところ、お手入れで目にするところまで丁寧につくられたマシンって、毎日使う時に嬉しいだけじゃなく、製品そのものへの信頼感や安心感を与えてくれますよね。

カプセルのトレイも、ただの引き出しではなく半二重構造になっていることに注目。抽出後のカプセルに残った水分が下の受け部分に落ちてくれる仕組みで、抽出のあとゴミを捨てるところまで考え抜かれたデザインに感服です。(洗って組み立てる時、引き出したトレイを戻すとき、全てのパーツがとにかくすっ、とはまってこれがまた良い)

結論、カプセルで美味しいは、作れる。

ラテも好きだけど、エスプレッソを家で淹れるのは難しいし、とこれまでもっぱらハンドドリップ派だった私。カプセルコーヒーってあんまり美味しくないもの、という偏見もありました。
でもそれって、単に既存のカプセルコーヒーマシンと、そのコーヒー自体の味が好きじゃなかったのでは?と、Morningを経験した今では思います。

コーヒーって苦いか酸っぱいかの2種類で、酸っぱいのは何となく嫌い。

そんな時にスペシャルティ―コーヒーを初めて飲んで、コーヒーってこんなに種類があるんだ!味も全然違う、と一気に世界の解像度が上がった経験を思い出しました。

クラフトビールと出会って「ビール=苦い」がひっくり返されたことも。思い返せば似たような体験はしてきたのに、学ばないなぁ、と他人事のように笑ってしまいました。

個人的には、エスプレッソスタイルの抽出がすごく気に入りました。ショートをさっと抽出して、まずはちょびっと味見して、そこに泡立てたミルクを注いでカプチーノにしたり、エスプレッソトニックにしたりして・・・自宅で作れるドリンクのレベルが格段にアップ。

こんなに簡単に本格的なドリンクが作れるなんて、ちょっと魔法みたいです。

Morningを使ってみて、欲しい時に欲しい味をカプセルひとつですぐ飲めるという手軽さが、気づけばすっかり日常になくてはならないものに。満足感のある1杯を楽しんだ後も、カプセルを捨てるだけ。

カプセルコーヒー業界でこれからの課題とされているプラスチックごみですが、Morningは生分解性プラスチックを使ったカプセルにも対応しているそう。手軽さも環境への配慮もあきらめない、ポジティブな選択ができるのも嬉しいですね。

創業者の企業理念が、「利便性と品質は共存できる」なんだとか。Morningはまさにそれを体現したマシンだと感じました。

Morning、おすすめです!

The Morning Machine

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