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K COFFEE(奈良): 2022年5月 Kurasuパートナーロースター

今月の#クラスパートナーロースターは、奈良・大和郡山のK COFFEE。 オーナーの森さんは、30歳まで、お好み焼き屋を目指していたという何とも興味深いご経歴の持ち主です。SHU・HA・RI 辻本さんからご紹介いただきました。改めて、このご縁に感謝です。

 

「ここでしか飲めない、はない。」

 

そう語る森さんのことを、自分とは正反対な人だと思いつつも、その柔らかさと力強さの入り混じった独特な個性が羨ましくも思えました。インタビュー中、僕がする質問に対して、「みんな、難しく考えすぎている。」と、一見、何も考えていないかのように答えをはぐらかしながらも、どう言葉にするべきかを考えて下さっている森さんのお顔は真剣そのもの。 印象的だったのは、「今でこそ、ミルクやお砂糖も何でもOK。」と断言される森さんですが、「当初は、最高の状態のものだけを飲んで欲しくて、ドリップバッグや挽き豆で販売することすら嫌だった。」と仰っていたこと。それを聞いて、森さんのコーヒーがこんなにも円やかで、力強いのは、きっと、今に至るまでの悩みや葛藤がカップに映し出された結果なのだろうと感じました。時間を掛けて、積み上げた「自信」があるからこそ、多くの人のコーヒーライフに寄り添うことができるんだと思います。

 

今回、森さんからご紹介していただく豆は、グアテマラとインドの2種類です。グアテマラは、森さんをご紹介して下さったSHU・HA・RI辻本さんからの購入ロットとのこと。もう一つは、インドのアナエロビックプロセスという珍しいコーヒーです。僕の知る限り、Kurasuのサブスクリプションでは初めての取り扱いではないでしょうか。入港したばかりのフレッシュなニュークロップとのことで、とても楽しみです。

 

最後に、「特別なものではなく、日々のちょっとした幸せみたいな、しみじみとした幸せ、その人のコーヒーライフにちょっとした幸せが訪れたらいいなって思います。」と語る森さん。僕が出会ったコーヒーピーポーの中で、最もゆるくて、コーヒーが大好きな人。グラフのどちらにいようが、やっぱり、僕には、一番端にいる人がかっこよく見えてしまいます。まだまだ語り足りないですが、続きは、きっと、コーヒーが教えてくれるはずです。世界には、かっこいい人が沢山いるなあ。