こんにちは!今日はKalita Wave Dripperの特徴を踏まえたKurasuオリジナルの抽出レシピをご紹介します。
1.Kalita Wave Dripper とは?
2.特徴
3.抽出レシピ
1 Kalita Wave Dripperとは?
今回使用した『Kalita Wave HASAMI ドリッパー』は長崎県の伝統工芸波佐見焼で作られたもの。透明感のある真っ白な見た目と、陶器ならではの滑らかな質感が心地よいドリッパー。
底を覗くと見える、Y時の溝と3つ穴が特徴。
このY時の溝と3つの穴があることで、ドリッパーの底にコーヒーが留まることがなく、スムーズに落ちてくれるので雑味成分も抽出されにくく、安定した味わいを生み出すことができます。
Kalita Waveには他にも、あたたかみのある無釉薬のオーガニックな風合いが特徴的な『Kalita & HASAMI Wave 砂岩ドリッパー』や、軽くて丈夫、アウトドアなどでも使いやすい『Kalita Waveステンレスドリッパー』など、素材やデザインの違うシリーズがたくさん!用途やシーンに合わせて選んだりしても楽しいですね。
2 Kalita Wave ドリッパーの特徴は?
どんなドリッパーにも、得意・不得意の部分があります。
その上で、Kalita Waveの得意とする部分は、“抽出の一貫性、安定性”
どんな人が淹れても、毎回同じように抽出することができるところ。
逆に苦手とする部分はフレーバーが曇りやすく、コーヒーの味わいに抑揚が少なく感じられてしまうというところです。KurasuではこのようにKalita Waveの特徴を捉えています。
3 オススメの抽出レシピ
では、前の章でご説明したKalita Waveの特徴を踏まえた上で、どうしたらコーヒーの味わいを曇らさずによりフレーバーが明確で、酸と甘さがしっかりと抑揚のあるコーヒーを淹れることが出来るのか、そこをポイントにして今回レシピを考案しました!
<Kalita Wave Dripper レシピ>
・コーヒー豆:14g
※YouTubeの中で使用していたのは『グアテマラ マウリシオ・ロサレス [浅煎り]』
・お湯:200g(92℃)
- 0〜40秒 30gのお湯をまんべんなく注ぐ
- 40〜1,10秒 30gのお湯を粉全体にアグレッシブに注ぐ(Tota:60g)
- 1,10〜 140gのお湯を注ぐ量と出ていく量が一定になるように細く注ぐ(Tota:200g)
- 合計2分5秒~15秒を目安にドリッパーを外す
使用する豆は14g、挽き目は粗挽き。
4 抽出のポイント
・リンスの仕方
Kalita Wave フィルターは一番下から外してもらうと取りやすいのでオススメです。
激しくお湯をかけてしまうとウェーブが崩れてしまうので、ドリッパーにペーパーをセットしたら縁の部分を軽く指で抑えて、ペーパーの中央の部分に目掛けてお湯を注ぎ、徐々にウェーブの部分にお湯をかけていくと上手にリンスが出来ておすすめです。
・投数ごとの役割
1投目と2投目:
まず、初めの40秒で粉全体に万遍なく30gのお湯を注いで、40秒経ったらまた30gのお湯をアグレッシブに注ぎます。コーヒーの良い成分を引き出す大切なプロセスです。
30g、30gとお湯を分けて注ぐことでしっかり味を引き出すことができます。
3投目:
このレシピの一番のポイントです。
1分10秒になったら、ドリッパーの中央部分に一点集中でお湯を注いでいきます。この時大切なのが、2投目でお湯を注いで上がったラインのところまで注ぐこと、またそれ以上水位が上がらないように、注いでいるお湯の量と出ていくお湯の量が一定になるように意識しながら細くお湯を注ぐことです。
なぜこのような抽出の仕方をしているかというと、一気にお湯を注いでしまうと、ドリッパーの底に湯溜まりができて余計な雑味成分が抽出されやすくなってしまい、その結果フレーバーが曇ってしまう原因となるためです。
少しコツがいりますが、このように注ぐ量と抽出量を一定にすることが出来れば、曇らずよりはっきりとしたフレーバーを楽しんで頂けます。
2杯どりの時はシンプルにこちらのレシピを元に、コーヒーもお湯も倍量にして淹れて頂けたら大丈夫です。
ただ、一点だけ、淹れる際に気をつけて頂きたいポイントは、“コーヒーを一杯どりの時よりも少し粗めにする”です。
また、2人分淹れるとなるとコーヒー豆によってはお湯が溢れそうになる可能性もあるので、185サイズのものを使用するとより安心です。
いかがでしたか?
Kalita Wave ドリッパーを愛用していて、「あれ?思っていたような甘みや風味が感じられないな…」「フレーバーが曇っているように感じる」そんな時にはぜひこのレシピを参考に淹れてみてください。
抽出の仕方を少し工夫するだけで全く違うコーヒーの味を引き出すことが出来ちゃうなんて、コーヒーって面白いですね。
なんだか無性にKalita Waveでコーヒーを淹れたくなって来ました。
ぜひご自宅でお試しください!
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