今月の#クラスパートナーロースターは、熊本県のJUNCTION Coffee Roaster。店主の田崎さんは、二十代後半まで自動車整備士として働かれ、退職後、「カフェ」で働くため、シドニーへ。その後、素晴らしい人やコーヒーとの出会いを経て、スペシャルティーコーヒーに目覚めることに。
シドニー滞在中、Artificer Coffeeの焙煎を担当するなど、輝かしいご経歴をお持ちですが、そこまでの道のりは決して平坦ではなかったようです。「そんなんじゃどこでも働けないよ。」というのは、かの有名なArtificer Coffeeの佐々昌二さんからの一言。 渡豪前、新しい環境に「ワクワクしかなかった」と語る田崎さんでしたが、現実は、履歴書を持ってお店を回っても、なかなか職を見つけられず、ほとんど心が折れる寸前だったとのこと。そんな折、たまたま知人の伝で佐々さんとインタビューが出来ることに。当時は、「佐々昌二」という存在の大きさも知らず、ただただ縋る思いで、話したとのこと。異国の地で生き抜いてきた佐々さんからの厳しくも暖かい助言を受けて、お皿洗いや豆の梱包など、所謂、雑用からコーヒーマンとしてのキャリアをスタート。別のカフェで働く傍ら、佐々さんのもとで、品質管理のカッピングに参加し、徐々に、パッキングスタッフ、プロダクションロースターへとステップアップ。カフェでの仕事を勉強するために向かったシドニーで、まさに人生の転機となる出会いや田崎さん自身の努力が重なり、コーヒーロースターに。
さて、今回、ご紹介していただく豆は、コロンビアとホンジュラスの2種類です。「シドニーで、たまたま友人に連れて行ってもらったコーヒー屋さんで飲んだコロンビアの味が今でも忘れられない」という田崎さん。今でもお店のラインナップの6〜7割はコロンビアというほどのコロンビアラバーぶり。一つは、そんな田崎さんが昨年、念願叶って、現地で買い付けたピンクブルボンのウォッシュド。そして、もう一種類は、コーヒーカウンティの森さんを通して出会ったホンジュラスのコーヒー。「これまで飲んだことも焙煎したこともほとんどなかった豆だけど、ホンジュラスが持つ新たな美味しさに気付いた。」と、取り扱いをスタート。今後、現地買い付けも視野に入れるなど、力を入れている生産地とのこと。
最後に、「初めて、現地に買い付けに行った、思い入れのあるコロンビアと新しく取り組んでいるホンジュラスのコーヒー。二つとも味わっていただくことで、JUNCTION Coffee Roasterを皆さんに届けられると思っている。デイリーで飲みやすいコーヒーを意識しているので、皆さんに毎日飲んでいただけるコーヒーというのが一つでも伝われば良いかな。」と語る田崎さん。魅力たっぷり。もっと書きたいことがいっぱいあったけど、1000字には収まりません
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