今回は改めてKONOドリッパーの魅力を紹介していきます。
<目次>
- KONO名門ドリッパーの歴史
- ドリッパーの形状と出来上がるコーヒーの味わいは?
- 豊富なカラー展開
- 裏側に実は、、、?
- 取り扱いの注意点
- おまけ:Kalitaのフラットベッドのドリッパーとの違いは?
KONO名門ドリッパーの歴史
KONOドリッパーを製造している珈琲サイフォン株式会社は、大正14年に創業。サイフォン抽出器を開発した会社です。
KONO名門ドリッパーは5年という長い開発期間を経て、1973年に発売されました。
手軽な価格帯でシンプルな形状、美味しくコーヒーが淹れられることで多くの方にご利用いただいている商品です。
ドリッパーの形状と出来上がるコーヒーの味わいは?
ドリッパーの形状は無駄がなくシンプルなフォルム。ドリッパーの内側には、真ん中あたりから下まで伸びる12本のリブが施されています。このリブが、安定したコーヒーを淹れる手助けをしてくれます。
同じ円錐ドリッパーであるHario V60 ドリッパーやORIGAMIドリッパー、フラワードリッパーなどと比べると、フィルターとドリッパーの密着度が高く、比較的ゆっくりとコーヒーが落ちていきます。
(円錐の下の部分にはリブがあることで湯だまりが起こりすぎないように設計されています。)
コーヒーがゆっくり落ちていくと何がいいのか。それは、ブレの少ない安定したコーヒーが淹れられるということ。
抽出が速い場合、注ぎのスピードや技術で味が大きく左右されます。
一方で抽出がゆっくりなKONOドリッパーは、コーヒー豆の味を引き出しながら、ブレなく抽出することができます。
深煎り用のドリッパーの印象が強いですが、浅煎りでもとてもまろやかで甘さがしっかり際立ったコーヒーが出来上がりますよ。
素材に関しては、KONOドリッパーはプラスチック性なので、ドリッパー内の温度も高いまま安定し、さらにゆっくり落ちるので、抽出効率も上がりやすいです。
(抽出効率の詳しい話はまた、どこかで。)
ドリッパーの素材の話はORIGAMIドリッパーAirの記事にも紹介されています!要チェックです。
豊富なカラー展開
このようにとても魅力的なKONOドリッパーですが、カラー展開が豊富なのも魅力の1つ。
クリアの他にも、イエローやライトグリーンと鮮やかなドリッパーがあります。
(個人的にはチェリーピンクが好みです)
おもちゃのような印象で、そこがまた可愛らしい。揃えたくなっちゃいます。
裏側に実は、、、?
みなさん見つけられましたか?
こういう可愛らしさも魅力ですね。
取り扱いの注意点
浅煎りのコーヒーは90℃以上のお湯を使用することが多いので、そこだけご注意ください!
(食洗機はもちろんNGです。)
Kurasuでは90℃以上のお湯を使用してコーヒーを淹れていたのですが、プラスチックの内側にひびが入ってしまいました。原因は、お湯や水回りなどの蒸気による寒暖差。内側のひびなので漏れてこない限り使用上は問題はないのですが、見た目が気になる方はいつもより低めの温度で抽出するのがおすすめです。
(ちなみにカラータイプはこのひびが比較的目立ちにくくなっています。)
それではKONOドリッパーとともに素敵なコーヒーライフを!
*おまけ:・Kalitaのフラットベッドのドリッパーとの違いは?
Kalitaのフラットベッドのドリッパーとは何が違うの?という質問をよくいただきますが、やはり味わいにも違いがあります。
KONOドリッパーは円錐系なのでフラットベッドのドリッパーよりも、ドリッパー内でのコーヒー豆の層が厚くなります。それによって複雑さが生まれ、濃度がしっかりと出やすくなっているんです。
フラットベッドドリッパーの話はヘッドバリスタTsubasaが以前紹介してくれています!こちらから、ぜひ読んでみてくださいね。
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Shoko
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