記事一覧を見る

話題のORIGAMIドリッパー:磁器製と樹脂製で味わいは変わる?

話題のORIGAMIドリッパー:磁器製と樹脂製で味わいは変わる?

みなさんこんにちは!Kurasuマーケティング部門のNaoです。

今年に入って一番忙しかった仕事の一つ、ORIGAMIドリッパーAirの販売。従来の磁器製に加えて、この度AS樹脂製のAirが登場し、発売前からSNSで注目を集めていました。

凄まじい人気ぶりで、発売からたったの数時間で完売してしまいました。たくさんのお客様から殺到したお問い合わせの対応、メーカーさまとの在庫調整、SNSやブログの更新…とにかくわちゃわちゃと忙しかったのですが、皆さまのコーヒー器具への関心を身を持って感じることができ、嬉しい経験でした。


さてさて本題に。

磁器製とAS樹脂製のORIGAMIドリッパーで、使用感やコーヒーの味わいにどのような違いがあるのでしょうか?

Airの特徴をご紹介しながら、AS樹脂製と磁器製との比較をしていきたいと思います。ORIGAMIドリッパーについてもっと知りたい方、どっちを買おうか、あるいはAirを買い足そうか悩んでいる方にぜひ参考にしていただきたいです。

まず始めに、「そもそもORIGAMIドリッパーとは?」と疑問に思っている方に、少しだけ説明させていただきます。

まるで紙を折ったかのようなリブが特徴的なORIGAMIドリッパー。メーカーのK-aiさんの開発チームが、様々なバリスタの声と向き合い設計したこだわりの逸品。世界大会でも使用され、見た目だけでなく機能性にも優れたドリッパーです。

そしてこの度、新素材のAirの登場に、根強いORIGAMIファンが熱狂したわけです。(私含む)

それでは、Airの特徴と実際にコーヒーを淹れて飲んでみた感想を公開します!


<目次>

  1. Airの3つの特徴
  2. 素材による味わいの違い
  3. 結局、どっちを買うべき?

可憐で丈夫:3つの特徴

ORIGAMIドリッパー最大の特徴である20個のリブはそのままに、素材だけ磁器からAS樹脂になったAir。基本的な構造は変わっていませんが、素材が変わったことにより、どのようなメリットが生まれたのでしょうか?


①約50%の軽量化

磁器製よりも約50%の軽量化を実現したAir。抽出を終えた時に、ホルダーごと持ち上げるときにかなり軽く感じます。


②多少手荒くてもOK!

剛性、耐衝撃性がパワーアップ。傷がつきにくく、日常使いや持ち運びに便利です。洗い物をしている時にうっかり手から滑ってしまった…そんなアクシデントにも安心です。


③安定したドリップを実現

AS樹脂は熱しにくく、冷めにくい。よって、抽出中のお湯の温度が奪われにくく、安定したドリップが可能です。


気になるお味は?


形は同じの二つのドリッパー。AS樹脂と磁器とで、味わいは変わるのでしょうか?

ここからは、ヘッドロースターKosukeと一緒に検証した内容を共有致します!


AS樹脂製ドリッパーは、良くも悪くも湯温の影響をあまり受けません。抽出中、ドリッパーが熱くなりにくいということですね。つまり、抽出中の温度変化が少なく、終始安定した温度で抽出することができます。その結果、ハンドドリップ初心者の方でも雑味を抑えることができ、まさにORIGAMI入門モデルです。

実際に淹れて飲んでみたところ、スッキリとした印象でした。一つ一つのフレーバーが際立ちつつ、全体としては柔らかく、優しいお味に。爽やかな朝を迎えられそうなコーヒーです。

一方で、磁器製ドリッパーは湯温でドリッパー自体が温まりやすく、外気の影響で冷めやすいことが特徴。事前に入念にお湯をかけてドリッパーを温めることで、高温を保ったまま安定した抽出ができます。使い方をマスターすれば、AS樹脂製のドリッパーよりもさらに抽出や味わいのコントロールが可能となり、コーヒーの魅力を最大限に引き出せます。少し上級者向けですが、ポテンシャルは無限大です。

コーヒーの味わいは、綺麗な酸が印象的。ジューシーでボディもしっかりあり、飲みごたえたっぷりの仕上がりです。


ORIGAMIドリッパー、どっちを買うべき?


まとめると、


・Airは、簡単に誰でもすっきりと美味しいコーヒーが淹れられます。コーヒー始めたばかりの方でまだ抽出のコントロールに自信がない方や、アウトドアなど外気の影響を受けやすい環境下で淹れることが多い方は、Airがおすすめです。

・磁器製は、少し事前準備や工夫が必要ですが、コーヒー本来の味わいをしっかりと引き出すことができ、楽しみ方が広がります。しっかりとしたボディ感やジューシーな味わいのコーヒーが好きな方はぜひ。


どちらのモデルもそれぞれの魅力がありますね。両方ともアイコニックで機能的なリブ構造は一緒です。あとは皆さまがどのようなシーンで使いたいか、どんな味わいのコーヒーを普段飲まれるか、またどの色合いが好みかなどで選んでみてはいかがでしょうか。

私自身、全然コーヒーに詳しくない頃にフラッと立ち寄ったKurasu夷川店で、黄色のORIGAMIドリッパーの可愛らしさに一目惚れして、即買いしました。使う度にとにかく嬉しくて楽しくて、毎日コーヒーを淹れているうちにコーヒーの世界にはまりました。

もし今もなお、どっちのORIGAMIドリッパーにしようか迷われていたら、自分のハートや直感に従ってみるのも良いかもしれません。もしくは、ぜひKurasuのカフェの店頭で手に取ってみて、じっくり考えてみるのもいいと思います!


ORIGAMIドリッパーは、機能性・デザイン性ともに優れたドリッパーです。素材のバリエーションも増えて、ますます魅力的になりました。その分迷う要素が増えましたが、少しでもこの記事がみなさんの役に立つと嬉しいです。みなさんが素敵なドリッパーに出会えますように!


話題のORIGAMIドリッパーAirはこちらから。
根強い人気の磁器製はこちらから。


**

Nao

オーストラリア育ちのマーケティングスタッフ。京都で社会人生活を送る中で、Kurasuとスペシャルティコーヒーの魅力に出会う。コーヒー、Twice、柴犬が好き!

記事一覧を見る

コメントを書く

全てのコメントは、掲載前にモデレートされます。名前はコメントと共に公開されますのでニックネームをご入力ください。メールアドレスは公開されません。

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。

前後の記事を読む

コーヒー2杯をワンプッシュで作ろう!Hario浸漬式ドリッパースイッチ360
二日酔いとコーヒー[効果はあるのか?]