皆さんこんにちは!
焙煎サポートのReikaです。
先日秋のシーズナルブレンド”秋うらら”が発売されました。もう飲んでいただけましたでしょうか?
エチオピアのWashedとNaturalのブレンドなんて、私自身すっごく求めていました。初めて飲んだエチオピアとエチオピアのブレンド。WashedとNaturalが1対1でブレンドされているのですが、お互いが良さを発揮しつつお互いを引き立てていて。。。 なんと言ってもフレーバーノートの可愛らしい豪華さがなんともいえないのが特徴です!
好みが分かれることのない、本当に皆さんに好んでいただけるような味わいになってます!季節が変わってしまう前に楽しんでください♪
さて、長くなってしまいましたが本題に移ります!
第3回の本日は前回までの発展編です。
おうちでコーヒーを淹れるとき、
「いつもは13gで淹れているのに残りが6gになってしまった。じゃあ全量の19gを使ってドリップしよう!」
などなど、コーヒー豆を購入したら最後の残り問題はどうしても起こってしまいますよね。
13gと19g、使う量が増えれば濃度が高くなると前回のブログでお伝えしました。
では使う量が変わっても美味しいコーヒーを淹れるには?
そちらを今回はご紹介致します!
ー方法ー
使用したドリッパー:Hario V60
抽出レシピ:Kurasu推奨Hario V60レシピ
グラインダー:EK43
コーヒー豆:Peru(浅煎り)
まず、前回のおさらいです。
全量19gを13gと同じレシピで淹れると、、、
<使う粉量:注ぐお湯の量 #挽き目>
<19g:200g #8.5>
抽出させるべき成分量が全て増えるため、酸味に対して甘みや余韻が少ないコーヒーが出来上がります。
ここは前回お伝えした内容です。
あえて粉量以外のレシピを変えず、美味しくないコーヒーを淹れました。
実際に皆さんに実践していただく方法はここからです。
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たまにはしっかり目のコーヒーを飲みたいなという場合
方法① 細かく挽いて甘みや余韻を引き出す(抽出理論①参照)
<19g:200g #7.0>
第一回のブログでお伝えしたように、味わいのバランスが悪い場合は、挽き目で調整です。
次に、いつもと同じ濃さで飲みたいなという場合
方法② 多く注いで、甘みと余韻まで抽出する
<19g:290g #8.0>
※ Kurasu推奨レシピ13g:200gと同じ比率で淹れる(19g:290g)
こちらの方法②では、注ぐ量を増やしていつもと比率を揃えました。
“比率”というと難しく聞こえるかもしれませんが、普段料理される時と同じです。一人分を作る時と二人分を作る時では、量を倍にしますよね。それに合わせて、調味料も増やしたり、減らしたりするかと思います。
それが「比率」です。
残った豆19ℊを全て使ってバランスの良いコーヒーを淹れるには、前回までの理論を用いると、上の方法2種類がございます。
2種類とも、酸味→甘み→余韻まで抽出でき、雑味・苦味が抽出される前で止められています。ということは、二つとも味わいのバランスは取れています◎
しかし、粉量と注いでいる量の比率が違います。
19g:200g 19g:290g
比率が違うと何が違うのか?
それは濃度です。
比率とは濃度の違いであり、濃度の違いとは簡単に言えば好みの違いなのです。二つとも適性の抽出ですので、好みの問題なのです!
ー結果ー
いつも使う量より多くコーヒー豆が残ってしまった場合、細かく挽いて濃くかつバランスの取れたコーヒーにするか、水の量を増やして比率を調整するか、いずれかでお楽しみください!
ポイント!
粉の粒度は、何と比較しているのかがとても重要です。
コーヒー屋さんが言う、細かい、粗いと言うのは、物理的な部分よりも味わいの部分で話していることが多いです。
例えば上の例のように、粉を19g使用する場合と、いつも通り13gで淹れる場合、13gに対して適正な粒度でも、19gに対しては粗めと表現します。
それは単に物理的な大きさを指しているわけではなく、この粉量に対してこのお湯の量であれば、もっと細かく挽く必要があるよねと言うことで、それを考えるとこの粒度は粗いよねと言う話です。
なぜ細かく挽く必要があるかと言えば、これまでもお話したように、甘みや余韻までしっかりと引き出す必要があるからです。
反対に、19gのコーヒーに対して適正な挽き目は、13gの粉を使用して淹れる場合、細かめと言うことになります。これも単に粒の大きさのことを指しているわけではなく、13gしか使わないのであれば、もっと粗くても良いよねと言うことです。
この機会に自分好みの濃度を見つけてみるのも面白いです♪
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回は注ぐお湯の温度について。
湯温を変えると味わいはどう変わるのか?
詳しく味わいを見ながら、湯温の設定はどのような原理で決められているのか、ご紹介します!
お楽しみに~!
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