こんにちは!
今回インタビューするのはKurasuの顔と言ってもいいほどの大きな存在、Ayaka。
なんと2017年5月以来のインタビューです。
「最近カフェで見かける機会が減ったような気がする」、「Ayakaさんは今何をしているの?」など
聞かれることも多いので今日はそんなお客様へのメッセージも含め、彼女の近況と
前回のインタビューから4年経った今どう変わったのか、彼女の想いに迫りました。
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Ayakaさん、なんと4年ぶりのインタビューです。今は具体的にどんなお仕事をされていますか?
Ayaka:
一言で表すのは難しいんですが、Kurasuにはカフェの運営とオンラインの運営とそれぞれに所属しているスタッフがいて、BOSSの洋三さんがいます。その間にクッションのような役割として、スタッフの皆が毎日働きやすいようにサポートするのが一番の仕事です。
新しいセクションに就いていかがですか?
Ayaka:
このセクションに就く前から元々似たようなことをしていたので戸惑いとかはないです。
むしろ当時の方がバリスタ業務もしてマネジメント業務も並行してとやっていたので、どれも手を抜くことが出来ずにいっぱいいっぱいだった記憶があります。
ただ昨年の一年間だけでもスタッフが倍くらいに増えているので、仕事の内容は特に大きく変わっていないけれど、対人する相手の数は倍になっているので一日の自分の時間が足りないんです(笑)
なので、カフェのマネジメントだけではやりたいことが全てできないということでBOSSの洋三さんと話して今のポジションを新しく作ってもらったという流れでした。
なので、カフェに立ちたくないわけでは決してなくて、今も週一くらいのペースでお店には立っているので、バリスタの仕事もやりつつ、そこで現場の状況を見てバリスタの人たちの様子やお客様の反応などを見ることもできています。
普段は夷川店の2階にある事務所で仕事をしているんですが、オンラインチームとカフェチームの連携がうまく取れるようにコミュニケーションを取ったりとかしています。
また、最近はインスタグラムのライブ配信などで、お客様との新しい繋がり方に挑戦しているのが自分にとって新しい仕事の一つかなと思っています。
Baristaの時と比べて楽しいなと思うことはありますか?
Ayaka:
ありますあります!仕事に行きたくないなと思う日はないです。むしろ、「今日も1日やってやるぜ!」と思って仕事しています。
ーーーそれは素敵ですね!!
Ayaka:
他のスタッフたちも、私のように「明日仕事やねん」の「やねん」がテンションが上がる方の「やねん!」の気持ちで出社できるような環境を作るには、まずは自分が楽しくないと始まらないと考えているのでそれが自分の中でのモチベーションとして一番大きいと思います。
例えば、自分がイライラしていたりストレスを抱えすぎてわーーってなっていたら周りのみんなも心配してくれるし、「それちょっと多いんじゃない?」って声をかけてくれる。嬉しい反面、そう周りに思われる前に自分でストップしないといけないなと反省するんです。なので率先して「お昼食べよう!」とか、「定時過ぎたよー。そろそろ帰ろう!」とか、「よっしゃ、みんなで頑張ろう!」とか声をかけるように心がけています。
バリスタの時から変わらず、自分が誰よりも楽しんで働いていることがきっと周りにも影響するって思っています。
バリスタとしてコーヒーを作る中で何が一番好きですか?
4年前はラテだとおっしゃっていました。
Ayaka:
えーーー。最近あまり考えたことなかったなぁ。。
昔は“淹れること”がすごく特別だったんですが今はどちらかというと呼吸するようにドリップするみたいな、そのくらい自分がコーヒーを淹れることがスペシャルになるというよりかは、それを飲んだお客さまにとってスペシャルになるような環境や空気感のほうが気になるようになりました。大切に思うポイントが変わりましたね。
長年コーヒーと向き合ってきたからこそ、コーヒーを淹れるということだけに全てをかけなくても美味しいコーヒーを淹れるのはまず大前提としてあって、それをスペシャルから当たり前のことにすることで別のことに目を向けられる余裕があるというか。
4年前、ラテを淹れるのが好きだと言っていた時は、いかに上手にミルクをスチームして作れるかに集中していたけれど今は喋りながらでも常に同じ温度の綺麗なミルクができるのがもう当たり前になった。
ということは、淹れながら同時にお客様を全力で迎え入れる余裕があるということだと思うんですよね。
そうやって変わってきたからこれを作っている時が一番好き、幸せみたいな感覚はあまりないかもしれません。
この4年で一番大きく変わったことかもしれないです。
ーーーそう考えが変わったきっかけってありますか?
Ayaka:
うーん。思い返せば、自分たちで焙煎するようになってからかも!
責任を持って自分たちが管理している豆っていうことは、コーヒーとよりタイムリーに向き合えるようになったということなんですよね。
誰が焼いて、いつ納品されて、エージングはどれくらい待ったか、どれがベストなのかスタッフみんなで話し合ったコーヒーって美味しくないわけがないっていうことが定着してからは、一人のバリスタとしての技術(ラテアートなど)追求よりもフォーカスする先が変わったという感じです。
今はお店にほとんど立っていないと思うのですが今後どういう予定でいますか?
Ayaka:
立てるならこれからもずっと立っていきたいです。お客様が来てくれないとカフェって成立しないですよね。
京都って本当にコーヒー屋さんが多いし、その中でもKurasuを選んで来て下さっているお客様がいる。
ふらっと入ってきて下さった方、Kurasuに行くと決めて来て下さった方、毎日のように来てくださる常連の方、いろんな方がいるとは思うんですが理由はなんであれ、Kurasuに来る決断をしてくれたわけだからその想いに返していきたいという責任感はいつも感じながら店頭には立っています。
一人で静かにコーヒーを飲みたい人もいれば、私に話を聞いて欲しいと思って来てくださる人もいる。
本当に人それぞれだから、来て下さった人全員を笑顔にしたいなんて烏滸がましいことは考えてないんですけど、お客様が楽しい話とかハッピーな話をしてくれると私もとても嬉しいんです。
感情の共有ができるのはやはり店頭に立ってこそだから、自分の刺激にもなるし、他のカフェスタッフが悩んでいた時なども相談に乗れるかもしれない。
今後、新しいスタッフが入って来た時にも今までのバリスタとして培った経験が、少しでもその人たちの役に立てたらいいなと思います。
ーーー確かに、現場を知っている人が上に立っているって下のスタッフとしては心強いことですよね。
Ayaka:
そうですね。なのでこれから数は減っても変わらず立ち続けていきたいなと思っています。
一番好きなコーヒーはなんですか?品種やどこのロースターの豆でもOKです。
Ayaka:
例えばなんですが、自分のお母さんの作るご飯が一番美味しいなと思う人っていると思うんですよね。
それって外でご飯を食べて初めて感じることだと思うんです。
ーーーあぁ、比べてみてわかることってありますよね。
Ayaka:
そうです。その感覚を良原さん(kurasuの焙煎士)に対して感じるんです。
Kurasuを宣伝したいから美味しいと言っているんではなく、普段から飲んでいるから美味しい。
外出た時や誰かにコーヒー豆をもらって飲んだ時に思うんですよね、「私、良原さんのコーヒー好きだな」って。
本当に思うの(笑)
ーーーへぇーー!!すごい!もう母なんですね!良原さんは!
Ayaka:
そう、私の母(笑)
カッピングとかでも同じ豆を良原さんとメーカーさんとがそれぞれ焼いたものを飲んだことがあるんですけど、
何も言われなくても絶対にこっちが良原さんが焼いたものだと分かるんです。
ーーーすごいですね!
Ayaka:
何故なのか自分でも分からないけれどなんとなく分かるんです。
体に染み付いた自分の美味しいコーヒー=良原さんが焙煎したコーヒーになっているんだと思います。
休日に家で淹れていて美味しかった時は連絡しますもん。「めっちゃうまい!」って。
ーーーうぅ。なんだか感動しました。素敵な関係ですね。
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いかがでしたか?
前編では今の仕事内容についてと、新しいセクションについた上で見える
Baristaの仕事に対しての想いなど伺いました。
好きなコーヒーがKurasuの豆=焙煎士良原さんが焼いた豆というのが
彼女らしいですね。
次回の後編もお楽しみに!
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