コロンビア ヒルマ グティエレス [浅煎り]

フルーティという表現は、言葉が包含する意味範囲が広すぎて、もしかするとプロが使う言葉ではないかもしれないですが、「フルーティなコロンビア！」というのがこのコーヒーを最も適切に表している気がします。

感じたことを多く言葉にすればするほど、対象が具体化されて分かりやすくなっていくとともに、別の本質的な何かが少しずつ漏れ出ていくような感覚がしていて。（そうすると何も喋れなく書けなくなっていって、仕事としては全然良くはないんですが。。）葛藤を起こさないために言葉以外のコミュニケーションツールがあればいいのになぁとか思ってたんですが、もしかしたらコーヒー自身もそうかもしれないですね。

ちなみに各コーヒーに採用しているカラーは、言葉とは別の経路から（ビジュアルで）、コーヒーを捉えてもらうためのもの。その方がひょっとしたらより自分たちの意図が伝わるのか？と最近は思ったり。

-ジャケ買いのすゝめ

彼女の農園の特長である、やさしいながらもコンプレックスなフルーツノートは、ほかの農園のカスティージョではなかなか見れないクオリティです。まだ農園にはいったことないので、来年は必ず訪問し、彼女のテロワールの秘密に迫りたいです。

ヒルマ・ロサ・グティエレスは、夫のラウル・デュランとともにラ・エスペランサ農園を経営する熱心なコーヒー生産者です。 ラ・エスペランサ農園は、トリマ県プラナダスのヨルダンにあり、標高は1600メートルに位置します。ラ・エスペランサ農園は5haに及び、1980年の設立以来、カツーラ、コロンビア、カスティージョなど様々なコーヒー品種を栽培しています。
また、ラ・エスペランサでは、細心の注意を払ってウォッシュド・コーヒーを生産しています。

この農園では、チェリーが熟した状態で収穫され、24時間寝かします。その後、果肉除去し、豆をタンクで24時間発酵させます。コーヒーは3回洗浄され、水切り袋で水切りされます。その後、コーヒーは高台の乾燥場で乾燥させます。乾燥には天候にもよりますが、15日から20日（約3週間）かかります。 ラ・エスペランサには２つの収穫期がり、4月～6月と10月~12月です。