5月のKurasuサブスクは、Brazil Inacio Urban と Ethiopia Jigesa。
今回は京都スタンドのバリスタ・マナさんと一緒に、同じナチュラルプロセスでありながら、全く違う個性を持つ2種類のコーヒーを飲み比べました。
ナチュラルプロセスと聞くと、フルーティーで発酵感のある味わいをイメージする方も多いかもしれません。けれど、実際には産地、品種、乾燥工程、焙煎のアプローチによって、その表情は大きく変わります。
今月の2種類は、まさにその違いを楽しめる組み合わせです。
Brazil Inacio Urban
Brazil Inacio Urban は、ブラジル・セラードミネイロ地域、Coromandelにある Fazenda Rio Brilhante で生産されたコーヒーです。
品種は Catuai 144、Catuai 99、Catucai 20/15 のミックスバラエティ。精製方法はナチュラルです。
フレーバーノートは、Citrus, Raspberry, Hojicha, Hazelnut, Creamy。
シトラスやキイチゴのようなやさしい果実味に、ほうじ茶やヘーゼルナッツを思わせる香ばしさ。クリーミーで丸みのある質感もあり、毎日飲みたくなるような、ほっとする一杯です。
動画の中でも話しているように、ブラジルらしいナッティな甘さや安心感がありながら、ただ重たいだけではなく、後味にはお茶のような香り高さも感じられます。
Ethiopia Jigesa
Ethiopia Jigesa は、エチオピア・グジの Denbi Uddo / Shakiso エリアから届いたナチュラルプロセスのコーヒーです。
品種は Heirloom。標高1,950〜2,150mで育てられています。
フレーバーノートは、Floral, Strawberry, Apricot, Orange wine, Chocolate。
ストロベリーやアプリコットのような果実味に、オレンジワインを思わせるほのかな発酵感、チョコレートのような甘さが重なります。
香りは華やかで、飲み進めるとオレンジピールやブラックティーのような印象も。ブラジルとは対照的に、明るく複雑で、少し涼しげな印象のあるコーヒーです。
同じナチュラルでも、ここまで違う
今回の動画では、2つのナチュラルプロセスの味わいの違いについて話しています。
ナチュラルプロセスは、収穫したコーヒーチェリーを果肉がついたまま乾燥させる伝統的な精製方法です。ただし、一口にナチュラルと言っても、乾燥させる環境、温度、時間、チェリーの状態、品種、産地によって、味わいは大きく変わります。
発酵感が強く出るものもあれば、今回のBrazil Inacio Urbanのように穏やかでナッティな印象のものもあります。Ethiopia Jigesaのように、ストロベリーやオレンジワイン、紅茶のような複雑さを感じるものもあります。
同じ「ナチュラル」という言葉に引っ張られすぎず、実際に飲み比べることで見えてくる違いがあります。
焙煎と抽出について
焙煎では、それぞれのコーヒーが持つ個性を心地よく引き出すことを意識しています。
Ethiopia Jigesaは、華やかさやフルーティーさが前に出るように。Brazil Inacio Urbanは、繊細な甘さや穏やかな果実味、ナッティな余韻が心地よく感じられるように。
どちらも強い発酵感を押し出すというより、素材そのものの良さを活かしながら、日常の中で楽しめる味わいに仕上げています。
今回のコーヒー
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Brazil Inacio Urban
Natural / Catuai 144, Catuai 99, Catucai 20/15
Citrus, Raspberry, Hojicha, Hazelnut, Creamy -
Ethiopia Jigesa
Natural / Heirloom
Floral, Strawberry, Apricot, Orange wine, Chocolate
抽出レシピ
- ドリッパー:HARIO V60 Ceramic
- フィルター:HARIO 純正フィルター
- 粉量:12g
- 湯量:200g
- 湯温:90℃
- 挽き目:粗挽き
- レシピ:40g + 60g + 50g + 50g
- 抽出時間:約2:20
シンプルなV60のレシピですが、熱い時から冷めていくまでの変化を楽しみやすく、2つのコーヒーの違いも感じ取りやすい抽出です。
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