今月のKurasuパートナーロースターは、東京都のPostCoffee。オンラインを起点に「消費者とおいしいコーヒーを最短距離でつなぐ」ことを掲げ、現在は下北沢(オフィス兼カフェ)と東京駅大丸の実店舗でも、日々コーヒーのある暮らしを提案しています。サブスクリプションを通じて、美味しいコーヒーが家にあって当たり前という状態をつくり、コーヒーを暮らしの“インフラ”にしていきたい。そんな想いが、サービスの随所に表れています。

PostCoffeeの特徴のひとつが、体験の入口を広げる工夫です。好みを紐解く“コーヒー診断”を活用し、浅煎り・中煎り・深煎りといった焙煎度だけでなく、「朝に飲みたい」「好きなお菓子」などカジュアルな質問から、気分やライフスタイルに合うコーヒーへ自然に導いてくれます。そして、15時までの注文は当日発送・翌日投函というスピード感。飲みたいタイミングにちゃんと届くことまで含めて、日常に寄り添うおいしさを設計しているのがPostCoffeeらしさです。
今回お話を伺ったのは、焙煎を担当する谷口さん。10代の頃からコーヒーが好きで、よりコーヒーに深く関わるために焙煎の世界へ。地元の北海道で焙煎を学んだのち、未経験から東京・Woodberry Coffeeの焙煎士としてキャリアをスタートし、2023年6月にPostCoffeeへ加わりました。「焙煎は"正解がない"からこそ、自分の引き出しや経験がそのまま表現になる仕事だ」と谷口さんは言います。

味づくりで大切にしているのは、クリーンカップ、マウスフィール、甘さ、そして飲み心地。派手なフレーバーを追いかけるよりも、まずは雑味のない輪郭と心地よい質感を整えることで、結果として自然な風味が立ち上がる、と考えています。また、全国それぞれの水質や環境でも「誰が淹れてもおいしくなりやすい」ことを意識し、デベロップメントをやや長めに取り、豆の内外差を少なくする設計で、短時間抽出でもバランスが崩れにくい焙煎を目指しているそうです。

PostCoffeeが目指しているのは、毎日の生活のなかで無理なく続いていくおいしさ。診断から提案、届くまでのスピード、そして飲み心地のよい焙煎までが一本の線でつながっていて、「コーヒーのある日常」をそっと底上げしてくれます。ぜひ今月は、PostCoffeeが考える“暮らしに根ざしたおいしさ”を、ゆっくり味わってみてください。






