みなさん、こんにちは。
Kurasuのこうすけです!
今日は焙煎室がある日突然、Gesha Villageになった時の話をします。
、、、ん?という感じでしょうか?
まず、本題に入る前に、みなさん、「プロファイル」という言葉を聞いたことがありますか? 簡単に言うと、「焼き方」のことです。
この豆は最初から強火でいけるな、とか
この豆は最後もそんなに火力を下げない方がいいな、とか
素材の個性を最大限引き出せるように、日々、焼き方を試行錯誤しています。
もちろん、正解はなくて、僕たちの目指す美味しいに近づけるための試行錯誤です。
色んな焼き方を試してみて、これだ!という焼き方に辿り着けば、それをパソコンのソフトを 使って事細かに記録しておきます。
その記録のことを「プロファイル」と呼んだりします。
で、話を伏見区Gesha Villageに戻します。
だいたいいつも、僕は次の焙煎のことを考えています。
特に発売前の豆のテストローストをしている時なんかは、四六時中、どう焼こうか、どうしたら良いのかということに頭を悩ませています。
焙煎日の前夜にフッとアイディアが降りてきた時なんかはもう寝れません。翌日の焙煎が楽しみで、寝つきが悪くなって、寝不足で出勤するのが毎回のパターンです。
先日、発売してすでに凄い勢いで売れているEthiopia Gesha Villageも、最初はなかなか満足のいく焼き方を見つけられませんでした。
前に誰かに聞いた情報とかこれまでの記録を見返しているうちに、その日もフッと降りてきたのです。
早速、翌日の焙煎で試しました。 10バッチ目くらいで、ようやくGesha Villageの番が回ってきて、豆も上手く焼かれる気配がしているのか、なんだか嬉しそうです。
前半は予想通りに焙煎が進行してくれて、いよいよ最終盤。
豆がハゼ始めて、デヴェロップメントタイムが進んでいきます。
1分9、10、12、14、16秒と進んだ、次の瞬間です。
突然、焙煎機からお花畑、いや、もはやGesha Villageにいるんじゃないかと錯覚するようなフローラルで甘い香りが放たれ始めました。
釡を開けたら、豆じゃなくて、花びらが出てきたらどうしようかと思いました。 思っただけです。
実際に出てきたのは豆だったので良かったのですが、本当にそれくらい良い香りが焙煎室いっぱいに充満してました。
ちなみにそれから数日後に保管しているコンテナを開けたら、バナナの香りがしました。 この体験は焙煎士だけの特権です。
皆さんと共有出来ないのは残念ですが、でも、工夫次第で誰でもGesha Villageに行くことが出来ます。
以下、その方法です。
1、KurasuのオンラインサイトでEthiopia Gesha Village Chaka Naturalを購入する。
2、届いたら焙煎日を確認する。
・焙煎日から7日以内のものが届いた場合、最低7日目までは開けずに我慢する。
・焙煎日から7日経っているものが届いた場合、もう準備万端です。
3、鼻をかむ。
4、袋を開ける前に、勢いよく袋をシャカシャカ振る。
5、間髪入れずに鼻を袋に近づけたら、勢い良く袋を開ける。
6、目を瞑れば、きっとそこにはGesha Villagが広がっているはずです。
是非、試してみて下さい。
Kosuke
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