コロンビア ヤディミル・キグアナス・ペレス [浅煎り]

コロンビア ウィラから新しく、ヤディミルさんのコーヒーをご紹介します。

このロットはブルボンアヒ種という品種で、Kurasuで取り扱うのは初めて。2021年のCOEで入賞したことで話題を呼んだ品種です。

Aji（アヒ）とは現地語でチリや唐辛子を意味し、チリのようなスパイシーな香りをチェリーから感じたことからそう名付けられたそう。

また、Bourbon（ブルボン）と名前に付きますが、近年行われた遺伝子検査の結果、ブルボン種ではなくエチオピア在来種系統であることが分かっています。

オレンジブロッサムやジャスミンのようなフローラルな香りと、プラムや白ワインのような鮮やかな酸味が特徴的で、コロンビアであまり感じることのない味わいの幅があります。

エチオピア由来と聞いて、ああそういうことか、、となんとなく腑に落ちたような気がしました。

（ちなみに唐辛子のニュアンスは焼いた後の豆からはあまり感じませんでした。）

質感もとても綺麗で、プロセスが丁寧に管理されていることを感じさせられます。

焙煎においてはその花やかさと綺麗な酸味が表現されるように、軽やかに焼き上げることを意識しています。

ぜひ一度味わってみてください。

ヤディミル・キグアナス・ペレスは、コーヒー農業に対して独自の視点を持つ人物であり、高品質な生産と差別化されたコーヒーに焦点を当てた旅に乗り出すことを決意しました。

私たちのコーヒーとの旅は、とても幼い頃に始まりました。わずか10歳のとき、この町にやって来て、温かく迎えられ、私たちの人生は大きく変わりました。

私たちは武力紛争の被害者です。武力による強制移住により、生まれ育った県を離れざるを得ませんでした。
私は第一世代のコーヒー農家です。私の家族はプトゥマヨ出身で、そこは両親の故郷でもありますが、私たちはそこを離れなければなりませんでした。

コーヒーが、私たちが前に進むための道になるとは、その時は夢にも思いませんでした。