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大阪・aoma coffee|2026年6月 Kurasuパートナーロースター

大阪・aoma coffee|2026年6月 Kurasuパートナーロースター

今月のKurasuパートナーロースターは、大阪・本町の aoma coffee。店主でありロースターの青野啓資さんとは、EMBANKMENT Coffee時代、そしてaoma coffeeのオープン当初から、Kurasuとして何度もご一緒してきました。

大阪・船場のオフィス街にあるaoma coffeeは、座席数の多いカフェというよりも、日常の中でふらっと立ち寄れるコーヒースタンドに近い存在です。本町というビジネス街にありながら、わざわざaoma coffeeを目指して訪れる方もいれば、仕事の合間に一杯を求めて立ち寄る方もいます。街の流れの中に自然に溶け込みながら、確かな存在感を持つロースターです。

今回、aoma coffeeをより深くご紹介するために、青野さんに抽出レシピを紹介していただく How They Brew の動画を公開しました。

 

aoma coffeeと聞いてまず思い浮かぶのは、コーヒーに対するまっすぐさです。変な小細工がない。必要以上に語りすぎない。けれど、カップを手に取ると、青野さんがどれだけストレートにコーヒーと向き合っているかが自然と伝わってくる。そういう気持ちよさが、aoma coffeeのコーヒーにはあります。

青野さんは、コーヒーを大きく見せようとしない人だと思います。派手な言葉で飾ったり、難しい理屈で押し切ったりするのではなく、目の前の豆に対して、ただ誠実に向き合っている。その姿勢が、味にもお店の空気にも出ています。話していても、コーヒーへの熱量はしっかりあるのに、それを必要以上に前に出さない。多くを語らなくても、やっていることの芯が伝わってくる人です。

大阪という街は、良い意味で派手さや勢い、わかりやすいインパクトが愛される場所でもあります。食文化を見ても、最初の一口で「うまい」と感じる力強さがある。そんな街の中で、aoma coffeeは少し違う存在感を放っています。青野さんのコーヒーは、驚かせるためのコーヒーではありません。素材の個性はしっかり感じられるのに、過剰に見せようとしない。飲み始めから飲み終わりまで無理がなく、気づけばまた飲みたくなる。そこにaoma coffeeらしさがあります。

ロースター紹介文でも触れているように、aoma coffeeの魅力は「浅煎り」や「スペシャルティ」という言葉だけでは言い切れません。生産者の仕事を大切に受け取り、余計な演出をせず、飲み手にまっすぐ届ける。その一連の流れがとても自然で、気持ちいい。aoma coffeeのコーヒーには、多くを語らなくても伝わってくる静かな説得力があります。

自分のスタイルを知り、同じことを続ける

動画で青野さんが紹介してくれたのは、HARIO V60を使ったとてもオーソドックスなレシピです。粉量は13g、湯量は208g。比率としては1:16。お家でも無理なく再現できる、シンプルな抽出です。

ただ、そのシンプルさは「なんとなく簡単」という意味ではありません。青野さんが大切にしているのは、自分が毎回どう注いでいるのかを理解し、それをどんな豆でも続けること。味を変えたいときに触るのは、基本的に挽き目だけ。その他の要素をあれこれ変えず、まず自分のスタイルを確立する。そこに、aoma coffeeらしいまっすぐな考え方があります。

抽出では、ケトルの先とコーヒーベッドの距離を近く保ち、注ぎの円の回数もできるだけ一定に。抽出後のベッドが毎回同じようにフラットで綺麗になっているかを見ることも、自分の注ぎ方を知るヒントになると話してくれました。

今回のレシピ

     
  • ドリッパー:HARIO V60 セラミック 01
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  • 粉量:13g
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  • 湯量:208g
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  • 湯温:91〜92℃程度
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  • 挽き目:中粗挽き
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  • 抽出量:約170g
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  • 抽出時間:2:10前後
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  • レシピ:40gで蒸らし、その後60g、50g、58gを目安に注ぐ

青野さんが目指しているのは、口当たりは軽やかでスムースでありながら、飲み込んだあとにオリジンや品種の印象がしっかり残る、ロングアフターのある液体。荒く挽き、ゆっくり抽出しながら、豆の中にある成分をきちんと取り出す。複雑にしすぎず、自分のやり方を知り、その中でコーヒーを気持ちよく届ける。今回の動画からも、aoma coffeeの姿勢がよく伝わってきます。

今回のKurasuパートナーロースターコーヒー

今回、青野さんはあえて“ど真ん中”のブラジルを選んでくれました。わかりやすく派手な豆で驚かせるのではなく、シンプルなコーヒーをどれだけ気持ちよく、おいしく届けられるか。コーヒーの本質に立ち返り、余計な方向へ行かず、まず一杯を楽しむ。そんなaoma coffeeらしい選択だと思います。

同時に、aoma coffeeらしいクリーンでまっすぐな表現は、もう一つのコーヒーにも表れています。素材の持つ個性を過剰に見せるのではなく、飲み手が自然に楽しめる形で届ける。今回の2種類からは、青野さんがコーヒーをどう見ているのか、そしてaoma coffeeが何を大切にしているのかを感じていただけるはずです。

Kurasuのコーヒー定期便では、毎月日本各地の異なるロースターと提携し、Kurasuの焙煎豆とともにお届けしています。コーヒーの味わいだけでなく、ロースターの考え方や抽出レシピ、その街の空気感まで一緒に楽しんでいただける定期便です。

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