Kurasuでは今年1月から、長年ご愛飲いただいたハウスブレンドの精神を引き継ぐ「定番」としてのシングルオリジンをご提案しています。
おかげさまで完売となった第1弾「FAF」に続き、今回Kurasuの新しいスタンダードとして登場したのは、コロンビアから届いた「Fairfield(フェアフィールド)」です。
「Fairfield」は、Kurasuを初めて試す方にも、長年ご愛飲いただいている方にも、「迷ったらこれ」と自信を持っておすすめできる豆です。Kurasuでは、毎日の気分やシーンに合わせて選べる2つの焙煎度をご用意しました。
この記事では、「Fairfield」のMedium・Darkそれぞれの個性と、その魅力を余すことなく引き出すための抽出レシピを、生産者ストーリーとともにご紹介します。
気分やシーンで選ぶ、ふたつのロースト
やさしさとバランスのMedium(中煎り)

チェリーや赤りんごのような心地よい果実感と、ローストナッツやキャラメルを思わせるやさしい甘さ。クリーンな酸質が際立ち、時間が経って冷めていく過程でのフレーバーの変化も楽しめます。ミルクとの相性も抜群です。
■Fairfield ミディアム(中煎り)
https://jp.kurasu.kyoto/products/fairfield-medium
奥行きと満足感のDark(深煎り)

濃厚なダークチョコレートのようなほろ苦さと、焼きりんごのほのかな甘み。深煎りらしい飲みごたえがありながらも、ただ苦いだけではない、スペシャルティコーヒーならではのクリーンな酸味と甘さが奥に感じられます。
■Fairfield ダーク(深煎り)
https://jp.kurasu.kyoto/products/fairfield-dark
美味しさを引き出す抽出のコツ
コーヒーの焙煎度合いによって、最適な抽出の仕方は変わります。Kurasuでは、「焙煎度合いが深くなるにつれて、挽き目を細かくし、粉量を増やし、湯温を下げる」というアプローチを推奨しています。
(1)挽き目を調整する理由
コーヒーの味わいを構成する成分には、溶け出しやすいものと溶け出しにくいものがあります。同じ豆でも粒度を変えると、表面積の変化等により各成分が溶け出すバランスが変化することで、味わいが変わります。
その上で、焙煎度合いと成分の関係を考えてみます。

Kurasuでは、コーヒー豆の中でフルーティな味わいを持つ部分は、焙煎が進むにつれて豆の内部へと移っていくと捉えています(画像、薄い黄色の部分)。そのため、深めの焙煎の豆から果実味や酸味を引き出すには、豆を細かく挽く必要があります。深煎りの豆を粗く挽いてしまうと、苦味だけが抽出され、コーヒーのフルーティな甘みや酸味が充分に抽出されない液体になってしまう可能性があるのです。
(2)粉量を調整する理由
Darkならチョコレート、Mediumならキャラメルといった、それぞれのフレーバーにマッチした「濃度感」を出すために粉の量を調整します。
例えばDarkであれば、どんな抽出をしてもチョコレートやカカオ(画像、赤色の部分)を感じますし、Mediumであれば、どんな抽出をしてもキャラメルや少しカカオ(画像、濃いオレンジ色の部分)を感じます。
それらのフレーバーに対してコーヒーが薄いと、味わいのバランスが崩れ、「チョコレートの香りがあるのに味はお茶のようで物足りない」「キャラメルの香りから味わいも濃厚だと思ったら、案外薄い」といった印象を与えてしまうことがあるのです。
また、挽き目を細かくすることで濃度を調整すると過抽出になるリスクがあります。それを防ぐ意味でも、粉量を変える方法を推奨しています。
(3)湯温を下げる理由
抽出に使うお湯の温度が高いとフレーバーや甘みが出やすい反面、ネガティブな苦味も溶け出しやすくなります。深めの焙煎では、苦味を抑えて他の要素を引き立てたりクリーンに仕上げたりするために、あえて湯温を低めに設定するのがおすすめです。
「Fairfield」を愉しむための抽出レシピ

上で説明したセオリーに基づいて、FairfieldのためのKurasuおすすめ抽出レシピを考案しました。MediumとDarkそれぞれについて、ホット・アイスのレシピをご紹介します。ぜひご自宅でお試しください。
Fairfield Medium(中煎り)おすすめレシピ
【Hot】
- 粉量: 14g
- 湯量: 200g
- 湯温: 90℃
- 挽き目: 中粗挽き
- ドリッパー: HARIO V60 01
【Iced】
- 粉量: 17g
- お湯: 150g
- 氷: 70g
- 湯温: 90℃
- 挽き目: 中粗挽き(Hotより細かめ)
- ドリッパー: HARIO V60 01
<注湯ステップ(Hot / Iced共通)>
- 00:00- 40g (計40g)
- 00:40- 60g (計100g)
- 01:10- 50g (計150g)
- 01:40- 50g (計200g) ※Icedはこのステップなし
落ち切り目安: Hotは02:20 、Icedは01:45
Fairfield Dark(深煎り)おすすめレシピ
【Hot】
- 粉量: 16g
- 湯量: 200g
- 湯温: 88℃
- 挽き目: 中挽き
- ドリッパー: HARIO V60 01
【Iced】
- 粉量: 19g
- お湯: 150g
- 氷: 70g
- 湯温: 88℃
- 挽き目: 中挽き(Hotより細かめ)
- ドリッパー: HARIO V60 01
<注湯ステップ(Hot / Iced共通)>
- 00:00- 40g (計40g)
- 00:40- 60g (計100g)
- 01:10- 50g (計150g)
- 01:40- 50g (計200g) ※Icedはこのステップなし
落ち切り目安: Hotは02:20 、Icedは01:45
カップの背景にある生産者のストーリー

「Fairfield」を届けてくれるのは、2002年に設立されたコロンビアのスペシャルティコーヒー専門エクスポーター「Fairfield Trading」です。代表のアレハンドロ・レンヒホ氏が率いる同社は、カップクオリティに重きを置き、伝統的なコロンビアコーヒーの美味しさを追求しています。
秘境セラニア・デル・ペリハのテロワール
「Fairfield」のコーヒーチェリーが育つのは、コロンビア東部アンデス山脈の最北端に位置する「セラニア・デル・ペリハ」 という地域です。
標高1,200〜1,700mの西斜面に位置し、堆積岩主体の土壌と明確な乾季を持つこの地では、コロンビアでは珍しく年に一度しか収穫期がありません。この特有の環境が、他にはない素晴らしいテロワールを生み出しています。
紛争からの復興、小規模農家たちの力
この地域はかつて、武力紛争により多くの農園が放棄されるという苦難を経験しました。
しかし、2009年からの農園再建プログラムにより多くの農家が帰還。病気に強いサビ病耐性品種「カスティージョ・プエブロベジョ」への植え替えを進め、現在は家族経営の小規模農家たちがシェードツリー(日陰栽培)のもとで高品質なコーヒーを育てています。
エクスポーターの徹底したこだわり
Fairfield Tradingが扱うコーヒーは、すべてクラシックな「ウォッシュドプロセス(水洗式精製)」に限られています。雨季と乾季が入り混じるコロンビアの気候において、ナチュラルやハニープロセスで安定した品質を保ち続けることは難しいという考えからです。
流行のプロセスや品種に左右されず、クオリティファーストを貫く彼らの姿勢は、私たちKurasuの価値観と深く共鳴しています。
決して派手ではないけれど、最後まで飲み疲れず、どんなときも心を満たしてくれる一杯。私たちの新しいスタンダード「Fairfield」を、ぜひ毎日のコーヒーとしてお楽しみください。
商品ページでは、より詳しい生産者ストーリーも紹介していますので、お読みいただけると嬉しいです。
■Fairfield ミディアム(中煎り)詳細・ご購入はこちら
https://jp.kurasu.kyoto/products/fairfield-medium
■Fairfield ダーク(深煎り)詳細・ご購入はこちら
https://jp.kurasu.kyoto/products/fairfield-dark



