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Seoul, so far. by our friend Vaughan

Seoul, so far. by our friend Vaughan

バスで会場まで移動している間、渡り鳥が飛んでいるのを窓から眺めていた。美しい秋の空にV字型のサインを浮かべるのは、風の抵抗を少なくするためなのか、それともただ単にリーダーに続いているだけであるのか。そんなことを考えていると、自分が組織の一員であったり、流行の中に身を置いていることや、また、人生の中で目標にしている人のことを思い出した。
僕はKurasuのサポートのおかげで、カフェ・ショーとワールド バリスタ チャンピョンシップが開催されているソウルに来ている。幸いなことにいくつかのカフェにも訪れるチャンスがあった。

初めに、カフェ・ショーについてお伝えしたいと思う。会場であるCOEXは広大なスペースを持っていて、今回2フロアを使用して開催されているこのイベントは、東京で行われたSCAJの2倍のスペースはあるだろう。冗談ではなく、会場に到着してから僕は30分間迷子になった。あやうく始める前にギブアップしそうになったんだ。

やっとの思いで迷子から抜け出し、会場にたどり着いた。最初に気づいたことは、一つ一つのブースが東京で開催されたSCAJで見たよりも、もっと大きいことだ。一つ一つのブースは4日間のイベントのためだけに作られたと思えないほど、カラフルでとても可愛い。ここと比べると東京で見たブースはよりシンプルで小さく、基本的な配色が白と黒の2色のみであったことに気づいた。ソウルのカフェ・ショーの会場はみんなの気持ちを盛り上げ、近年のコーヒー業界の盛り上がりを感じさせるものになっていると思う。



韓国のLa Marzoccoチームは新しいLeva machineを発表していた。来年、いろいろなカフェでこのマシンを目にするようになるのではないかと感じた。



Namusairoのブースではパブリックカッピングに参加した。僕のお気に入りはルワンダのシングルオリジンで、ストロベリーの甘さを感じさせるすばらしいものだった。

生豆の卸を行っている会社が少量販売に注力していることに驚いた。大企業が自社と同規模の会社のみと契約を結ぶとは限らないのかもしれない。(同じく質が低いとも限らないのかもしれないとも思った。)彼らは80-90種類の豆を1kgずつ袋にいれて販売していた。小さいカフェやロースター、自家焙煎を行っている人が様々な種類の豆に挑戦し、好みのものを見つけるとても良い機会になると思う。


今日はこのイベントの3日目で明日が最終日、つまりバリスタの世界チャンピョンが決定する日である。ファイナリストはHugh Kelly (オーストラリア)、Kapo Chiu (香港)、Miki Suzuki (日本)、Kyle Ramage (アメリカ)、Ben Put (カナダ)、 Dale Harris (イギリス)。ファイナリストの検討を心よりお祈りすると共に、鈴木 樹バリスタのセミファイナルの様子を写真で紹介しようと思う。

今からまたコーヒーだらけの街に出て、カフェ巡りに出かけようと思う。勾配の急な坂道を、登ったり下りたりしながら周りを見渡してみると、至るところにエスプレッソマシンが置いてあるコーヒー屋さんが目に入る。お店の中ではコーヒーが友達や恋人達のコミュニケーションをよりディープなものにしている。これが韓国のあるべき姿だと思った。
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Love, peace and coffee
Vaughan
@vja

Kanako Tsunoda
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