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Coffee Journey with Reika 第5回『豆のまま派?挽いてもらう派?』

Coffee Journey with Reika 第5回『豆のまま派?挽いてもらう派?』

皆さんこんにちは!

焙煎サポートのReikaです。

Coffee Journey、とても久しぶりの更新です。

ファンの皆様、お待たせしてすみません!

第5回目は『豆のまま派?挽いてもらう派?』がテーマです。

皆さんは普段コーヒー豆を購入する時はどうされていますか?
ちなみに私は◯派です。ふふふ、答えばこの後のブログの中で♩


さて、どちらの方がより美味しいコーヒーを楽しめるのか。

豆のままの場合と挽いた場合との違いを検証して、更に美味しく飲んでもらえる方法を考えました。


1 それぞれの良い点、悪い点を洗い出す


まずは、豆のまま購入し自身で挽く

良い点

・自分で好きな挽き目や器具に合わせた挽き目に調整できる

・焙煎日からの風味の変化(エイジング)を楽しめる

悪い点

・毎回挽くのが面倒

・持っているグラインダーの性能に左右される

次に、お店で挽いてもらう

良い点

・挽き目が均一で微分も少なめ

・毎回挽く手間がない

悪い点

・時間の経過と共に香りが消えてしまう

・美味しいうちに飲みたいと思うと焦る

・挽き目の調整ができない

2 改善方法を考える!

※ここでは双方から一つずつ悪い点をピックアップしてみました

豆のまま購入した際の課題『微粉』

豆のまま購入する場合に考えられる課題の一つに、

「持っているグラインダーの性能に左右される」というのがあります。

具体的にどう悪いかというと、カフェで使用されているようなグラインダーと違い、家庭用のものは挽き目の均一が低く、お店のそれと比べると微粉がより多く出てしまう

では、どうしたら良いのか?

改善策:それは “少し粗目に挽く” です!

ただそうなると、どうしても味が薄くなってしまいがちなので多めに豆を使用して濃度を調整して頂く必要がありますが微粉の対策にはなります!

挽き豆で購入した際の課題『美味しい期間が短い』

お店で購入の際に挽いてもらう場合に考えられる課題の一つに、

「粉にしてしまうと美味しい期間が短い」というのがあります。

皆さんはすでに挽いてあるコーヒーを、普段どのように保存していますか?

そのまま常温の方がほとんどでしょうか。
今回は、常温、冷蔵、冷凍の3つのパターンで風味にどのような変化が出るのか検証してみました!

(検証memo)

使用した豆:『エチオピア ハロべリティ[浅煎り]』

エイジング:焙煎から一週間経過したもの



気になる検証結果はこちら!!

豆を挽いてから

常温(4月頭室内)

冷蔵(2℃)

冷凍(-20℃)

1日目

僅かに香りが弱い、フレーバーや酸味・甘みは良い、エイジング1週間なのに飲み頃はすぐそこ

ガス感を感じる、これから味が開くのかな?

詰まっているように感じる、味わいが感じにくい、(他も新鮮な状態に比べて、これだけ冷えた粉にお湯を注いだため温度が下がり綺麗に抽出がされなかった)

ガスがだいぶ抜けた

2日目

風味が弱い、ガスは3つの中で1番少ない、飲み頃のピークか少し下り坂

フレーバーが常温に比べたら豊か

風味も奥行きも1番ある、酸味甘み良し

3日目

味わいのピークは過ぎた、下り坂、フレーバーが少なく味も少ない、Ethiopiaっぽさはあるという印象

冷凍とそこまでの差無し、飲み頃

冷蔵とそこまでの差無し、飲み頃

4日目

暗さを感じる、味わいに抑揚が少ない、賞味期限を感じる

冷凍とそこまでの差無し、飲み頃

冷蔵とそこまでの差無し、飲み頃

5日目

上と同じ

飲み頃のピークに感じる

ここらへんで冷蔵と差が出る、まだ飲み頃の登り坂

6日目

暗い、フレーバーがない、味が少ない

味わいが無くなってきた

風味が唯一ある、質感が良い、味わいに厚みがある

7日目

暗い、味が少ない、余韻も短い、空っぽ

暗い、味がない

飲み頃

8日目

味が抜けている、余韻が短い、酸化している

味がない

飲み頃

9日目

酸化、ナッツフレーバーが出ている、味がスカスカ

賞味期限を感じる、味が無い

まだ飲み頃、甘みあり、まだ酸化していない

10日目

美味しく飲めない

まだ美味しく飲めるがピークは下り坂

〈結果〉

飲み頃のピーク

・常温:挽いた翌日(賞味期限は4日目)

・冷蔵:挽いてから5日目(賞味期限は8~9日目)

・冷凍:挽いてから2~9日目(賞味期限は2週間以内)

折れ線グラフでも分かるように、今回の検証では、“冷凍保存が一番長い期間美味しいコーヒーを楽しめる”ことがわかりました!
ただ、冷凍にしても2週間未満で飲み頃のピークを迎えてしまうため、その期間で飲みきれる量を購入する事がおすすめです。

常温、冷蔵、冷凍ともに一度挽いてしまうとガスと風味の抜けがやはり早い(飲み頃を迎えやすい)のですぐ暗い味わいになる印象でした。

・コーヒー豆の楽しみ方

今回検証してみて改めて感じたのは、豆のままの賞味期限の長さ

挽いたものは購入から1週間前後で賞味期限を感じ、本来の美味しさを楽しむことが出来なくなってしまいますが、豆のままはむしろ美味しさはこれからでした!!

因みに「Reikaはどうなの?」と気になる方に私のコーヒー豆の楽しみ方をご紹介
ズバリ、私はコーヒーは豆のまま購入します。楽しみ方はこんな感じです。

まずは豆袋を開けた瞬間の香りを充分に楽しむ。 

密閉されていたものを解放する瞬間はこの1度きり!!

  1. それからカッピング(どんな豆なのか大体を知る。)
  2. 家に持ち帰りとりあえずいつも通り淹れる(エイジングを待つ場合もある)
  3. エイジングをし、再度カッピング
  4. 再度とりあえず淹れてみる
  5. 挽き目を調整してみる
  6. お湯の温度を上げてみてもう少し成分を出してみる、と同時に
  7. 他のお店の豆を楽しみながら気分でその日に飲むものを決める

このようなスピード感なので250gの豆を飲み切るまでに2か月前後かかります。
私がコーヒーを豆のまま購入する理由はこのスピード感です。

もうひとつ大きな理由が、

“気分や豆の種類によって挽き目を自由に変えて、色々な器具を使って抽出を楽しみたい”です。



【まとめ】

第5回目の今回はコーヒー豆を購入するときに、豆のまま、挽いた場合それぞれの良さと改善点に触れてみました。どちらが絶対にいい、ということではなく、コーヒーをどう楽しむかは本当に人それぞれ。オリジナルの楽しみ方ができるのが、コーヒーの面白い部分のひとつですよね。

もし、「こんな保存方法したら美味しかったよ!」「挽いた豆はこの器具で楽しんでいます」など皆さんのコーヒーの楽しみ方を是非教えてください♪

それでは、次回もお楽しみに!



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