今月のKurasuパートナーロースターは、熊本県のENDELEA COFFEE。熊本市から車で南へ約1時間、多様な自然と歴史が息づく街・八代市に焙煎所を構えます。"ENDELEA"はスワヒリ語で"継続・進化"という意味。「人は良くも悪くも変わっていく。時代に応じて、自分の気持ちも変化していくもの。その変化をプラスに捉えたときに"進化"になると思って、この言葉を選びました」と店主の宮﨑さん。特徴的なロゴは、地域のデザイナーによるもので、「コーヒーのことを考えすぎて、頭が豆に進化した」というユーモアあるアイデアを形にしたそうです。

20代の頃はバンドで生きていくことを志していた宮﨑さん。HONDAの熊本バイク工場で働きながら音楽活動を続けていましたが、30歳のときに思い切って飲食の世界へ。生活のために始めたスターバックスの仕事が、コーヒーとの出会いでした。スターバックスで働いている時、雑誌『BRUTUS』の海外ロースター特集を目にし、「海外にはこんなにカッコいいコーヒーショップがあるのか」と衝撃を受けたといいます。バンドやスケートカルチャーと結びついた海外のコーヒーシーンにも共感し、少しずつその世界に惹かれていきました。

勤務の傍ら、近所のコーヒー屋から譲ってもらった生豆で手網焙煎を始めた宮﨑さん。熊本県内で開催されるマルシェでコーヒー豆を販売するところから、個人の活動をスタートします。手網焙煎でのマルシェ出店は4年間続けたそうで、「目の前で生豆がグリーンからイエローに変わってハゼていく過程を直接感じられたことは大きな経験でした」と振り返ります。スターバックスで8年間勤めた後、2017年に地元の八代市でENDELEA COFFEEをオープンしました。

「コーヒーと音楽は、本質的にはとても近いものだと思っています」と宮﨑さん。店主の感性や思想がそのままお店に反映される――それを初めて見た時「これは表現なんだ」と強く感じたそう。元々バンドではオリジナル曲を作っていて「自分の表現で人を喜ばせたい」という想いが根底にありました。自分の表現で生きていくという点では、音楽とコーヒーは共通していると考えているそう。「コーヒーのクオリティはもちろん大切な一方で、その人の人間性や色が見えるお店は本当に魅力的ですね」と語ります。

焙煎には1960年製のOld Probatを使用。以前は浅煎りにフォーカスしていましたが、現在は「しっかり火を通して甘さを引き出す」焙煎がテーマだそう。2021年には熊本市に2号店をオープンし、さらに2026年4月には八代博物館内に3号店の開業を予定。地域に根ざしながらも、コーヒーを通して新たな表現の場を広げ続けています。八代の店舗では井戸水を使用しており、土地の個性をそのまま味わいに生かしています。ぜひ一度店舗を訪れ、コーヒーを通して彼の表現を感じてみてください。


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