今月のKurasuパートナロースターは、熊本のGluck Coffee Spot。Kurasuサブスクリプションへの参加は2021年以来。ここ最近、日本のスペシャルティコーヒーシーンが躍進している中で、熊本のコーヒー文化が特に盛り上がっているとの話を耳にする。今回は、多くのコーヒーファンを引き寄せる熊本の魅力、そして彼らがコーヒーを介して届けたい想いについて、オーナーの三木さんとバリスタの竹内さんに質問した。
「熊本の魅力は?」と伺うと、自然と都市の距離が近いと答える三木さん。熊本市は都市としてそれなりの規模がある一方で、車で1時間以内の距離に山があり、海もある。豊かな自然に囲まれ、美味しい食材に恵まれた土地柄に魅かれ、熊本に残る若者も多いそうだ。バリスタの竹内さんもそのうちの一人。
「三木さんに声かけらことがきっかけに、常連さんからバリスタへ。気が付けば5年目になっていた」と話す竹内さん。彼女はGluckでは、挑戦できる環境の中で、意志を持って働くことができるので、ベンチャー企業で働く感覚に近いと振り返った。今は、バリスタをしながら、生豆商社であるSYU・HA・RIのグリーンの仕事にも携わり始めている。Gluckで働き始めた頃は、コーヒーにまつわる文化に興味があったが、今やコーヒーの素材、そのものへ深くのめり込んでいる最中。そんな竹内さんは、「コーヒーに関わる仕事は多岐に渡るので、エネルギーを注げるきっかけの循環をつくる一員になりたい。」と笑顔で話す。
きっかけの循環。
熊本のコーヒー文化が盛り上がった背景の元を言えば、同世代とのつながりの深さがあるようだ。修行から独立というパターンよりは、同世代同士で切り盛りしていく感覚に近い。だからこそ、多様な価値観が混ざり合い新しい文化が生まれ、根付く。
オーナーの三木さんが思い描く未来に、大事なキーワードも循環である。お客様がコーヒーに興味を持ち、生活の中で溶け込むコーヒーを楽しんでもらえる。それは結果的に安定した量を買い付け、生産者と長年の密接な関係を持つことにつながるのだ。「日々の積み重ねを通して、この循環の輪を大きくしていきたい。」とのこと。
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