Kurasuの焙煎所、Kurasu Fushimi Inari オープンにあたってKurasuからのメッセージ

Kurasuの焙煎所、Kurasu Fushimi Inari オープンにあたってKurasuからのメッセージ

12月 25, 2018 0 コメント

2016年にKurasu Kyotoがオープンし、パートナーロースターとして月替わりで様々なcoffee from Japanをサーブして来ました。ここに来れば、日本の色々な味を楽しめる。日本のコーヒー文化や器具について、バリスタとの会話を楽しみながら学ぶことができる。地元の方々も、旅行者の方々もそんなKurasu Kyotoの良さをすぐに感じ取ってくださいました。皆が自然と集まってコーヒーを飲み、笑顔で出かけていく。そんな気持ちの良い空間で、素晴らしいスタッフとお客様に恵まれ、Kurasu Kyotoは日本のコーヒー文化と世界をつなぐ場に成長しました。

 

2018年には、そんな「Kurasuならでは」によりフォーカスした試みの一環として、台湾や上海などのコーヒーフェスティバルにKurasuとして積極的に参加したり、オリジナルグッズを発売したりと、Kurasuのキャラクターというものが次第に育ってきた年だったように感じます。海外に足を運ぶことで、日本のコーヒー文化に関心を持ってくださっている人々にも多く出会い、Kurasuの発信力を活かしてもっと紹介できることがある、と改めて感じました。

 

そうして過ごしてきた一年ですが、お客様から「Kurasuが焙煎したコーヒーを飲みたい」というお声をたくさんいただくようになりました。Kurasuでも、今までのように個性あふれる様々なロースターの味も紹介して行きながら、「Kurasuの味」という定番のカラーを一つ持ち、バリスタ達にも自分たちのコーヒーにじっくり向き合える時間を持ってもらえたら、という思いが芽生えてきていた時期でした。

 

これまでのKurasuの成長に欠かせなかったものが、素晴らしい出会いとパーフェクトなタイミング。今回も、素敵なご縁に恵まれて、伏見稲荷にロースタリーをオープンすることになりました。

 

選んだ焙煎機はギーセン。スペースや日本における代理店のプレゼンスなど、様々な要素が関わった上での選択ですが、中でもギーセンの代理店の方のコーヒーへのこだわりや愛を強く感じ、フィーリングがすっ、と合った事をよく覚えています。

 

自分たちで焙煎を行う上で、どんなコーヒーを作りたいか?そう考えたときに、まっさきに浮かんだのはやはりKurasu Kyotoを訪れる方々、そして世界中で日本のコーヒー文化に興味を持ち、毎月コーヒーが届くのを楽しみにしてくださっている定期購買者の方々でした。

 

ギーセンで焙煎すると、コーヒーのフレーバーをしっかりと表現できます。設定も非常に細かく、また柔軟に変化させられるため、浅煎りから深煎りまで幅広い味わいを焼き出すことができる素晴らしいマシンです。浅煎りでも、芯のある味わいが、中煎りや深煎りでもまろやかに香り深い味わいが作り出せるのが魅力です。

 

スペシャルティコーヒーは浅煎り専門店も多く、やや敷居が高いと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし幅広い客層を実感しているKurasuで、自分たちの味として表現していくものには、誰もが気軽に楽しめるような、初めての人にも、こだわりを持つ人にも等しく楽しんでいただけるような幅広さが必要でした。

 

日本ではプロバットが多く導入されていますが、一方でギーセンは交流のある海外のロースターが多く使っているという印象で、Kurasuでギーセンを使用することで、彼らとのコミュニケーションがより円滑になり、日本と海外との焙煎の違いや共通点などを自分たちの実感として感じられるようになるという点も大きな魅力です。

 

焙煎トレーニングには海外から焙煎士の友人や、Kurasu SingaporeのマネージャーのAngeloにも日本に来てもらい、彼らの意見も取り入れながら行いました。世界中で様々に変化していく業界のテクニックやトレンド。Kurasuの持つ海外とのネットワークを活かし、そういった情報をいち早く受信しながら、日本の味との融合にどう落とし込んでいくか。それがKurasuの焙煎の挑戦であり、面白みとなっていくことでしょう。

伏見稲荷の店舗は、焙煎所兼カフェとしてオープンします。

場所は、観光客で日々にぎわう参道エリアからは少し離れた所。駅からは徒歩5分程度と近いところですが、探さなければ、知っていなければ少し見つけにくい場所です。

 

Kurasuで大切にしているのは、お客様とのコミュニケーション。Kurasu Kyotoのカウンターも、バリスタとお客様の敷居を取り払うという意味であえて低く設置したほどです。

その思いは新店舗でも変わらず、決して訪れにくい立地ではないけれど、美味しいコーヒーを探して訪れるお客様と、落ち着いた環境で丁寧なコミュニケーションを取りたい。そのバランスがほどよくとれたロケーションです。

 

そんな伏見稲荷店では、焙煎にこだわったワークショップなど、世界大会で活躍していながら日本ではまだあまり出回っていないギーセンの魅力も活かしたイベントもたくさん開催する予定です。伏見稲荷でも皆様にお会いできるのを楽しみにしています!