こんにちは、KiguのNaruoです。
今日は、今年のSCAJ2022(2022年10月12日〜14日)を振り返っていきたいと思います。
イベントレビューは色んな方がされているので、僕からはレビューというより、KiguがSCAJに出展した裏側などについてお伝えします。
(時系列にまとまっているようでまとまっていないので、ご注意ください。)
当日の雰囲気については、ぜひ写真だけを流し見ていただけるとわかると思います。
ぜひ見ていってください。
トピックはこちら
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- 出展経緯
- SCAJ出店の目的
- 当日までの流れ
- 当日の想定外
- 目玉はなんだったのか
- Naruoの感想
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ちなみにSCAJ2022とは
アジア最大規模のスペシャルティコーヒーに特化したイベントで、コーヒー業界関係者が集う年に1度のお祭り。BtoB的な業務用マシーンや企業が並ぶだけでなく、焙煎師や、バリスタによる競技会などもある、コーヒー好きにもたまらないトレードショーイベント。
出展経緯
さて、話は今年の4月ごろの社内ミーティングにまで遡ります。
議題は「今年のSCAJ、、、でる?」。
そもそも出るのか問題。
昨年のリベンジもあり、満場一致(会議参加者3名)で出展を決め、その後
社長へ話を通すなどの過程を経て、出展規模などを5月頃に決めました。
決まったブース規模は去年の2倍、単純に費用も倍。(最終的には3倍ほどに膨れ上がりました)
正直、Naruoはとても不安でした。去年一度経験しているとはいえ、規模の大きさ、費用の高さ、責任の重さ、色々な目に見えないものがこの時点ですでに頭に乗っかってきました。
当たり前ですが、
「Kiguも大きくなったな〜!」
とか、よその子の成長を見守るようなものではありません。
予算をかけ、事業のプロモーションを行うのです。
大きくなるからには、結果をもたらさないといけません。
SCAJの目的
さて、様々なタスク振り分ける前に、今回の目標を設定しました。
目標はズバリ「たくさん販売すること」
これは売上を立てたかったという訳ではなく、より多くの人にKiguの器具を使ってほしいと本気で思っていたからです。
Kiguが販売しているのは、家庭用コーヒー器具。
究極的には、おうちやカフェで実際に使ってもらわないと、その良さがわからない。
「SCAJ2022というコーヒーラバーが集まるお祭りで、より多くの人にKiguの器具に触れてもらい、そして持って帰ってもらい、おうちやカフェのコーヒーシーンにワクワクをもたらす。」
そんな目的で、今回は出展することにしました。
(器具の配置に頭を抱えるNaruo)
当日までの流れ
さて、当日までは、本当にいろんなことをしました。
・ブースデザイン、施工打ち合わせ
・出版物、掲示物準備
・スタッフ選定
・臨時スタッフ探し
・社内ロープレ
・レジ新設、システム設定
・ゲストバリスタ手配
・備品確認、発注 etc,,,
羅列すると案外少ないのでは?と思われるかもしれませんが、それぞれ普段の業務とは全然違うので四苦八苦。チームで協力してなんとかやれました。
ゲストバリスタの皆さん、デザイナーのMizさん、施工のアクアさんなど、関係各位の皆さま本当にありがとうございました。
本当にいろんなことをしましたが、一番苦労したのが、
April Coffee Roastersのパトリックを誘致すること。
実は、Naruoの勘違いからビザの申請がうまくいかず、危うく彼が入国できない事態になりかけました。(Naruoが悪いのもあります。が、政府のウェブサイト、ほんまに見にくいので誰か直してほしい。)
(Photo by @oriffee さん)
最終的には、彼が入国できるようになりましたが、あの時期は正直生きた心地がしなかった。
実際に彼に会ったときに、「ここまで本当に迷惑をかけて申し訳ない」と謝ると、「大変だったけど、いますべて解決している。呼んでくれてありがとう!」と言ってくれた彼に、普通に惚れかけました。
(惚れた瞬間)
またSCAJ2022の直前には、Good Coffee Festival in静岡(GCF)にも、バリスタスタッフとして参加することになり、スケジュールは極めてタイトなものに。
そしてNaruoの出張が約10日間という長丁場になることが決定しました。
(10月8日のGCFにて)
出張1日目のGCF準備。とんでもない豪雨の中でテント設営したことは、今後お酒を飲むたびにグチると思います。
でもGCF当日はとても楽しかった。前日の豪雨の中で一緒に準備した方々と、ちょっとした絆が生まれた気がした(多分生まれてない)のもあり、他のロースターさんと和気あいあい。
また普段関わることの少ない静岡のお客さまや、様々なコーヒーロースターの方とお話しできたことは、今後のKigu運営するにあたっても、とてもプラスになったと思います。
そしてGCFの後、Naruoは一人東京に向かい、SCAJの前々日から会場入り。
ブース施工の立ち会い、準備を行いました。
いよいよSCAJが始まります。
当日はどうだったか
前置きが長くなりましたが、SCAJ2022当日!
とても楽しかった。本当に充実した3日間となりました。
そして混迷を極めました。様々な想定外がありました。
想定外1
想定よりも、本当に多くのお客さまに来ていただけました。
1日目に売り切れた製品も多くあり、在庫を見ていたスタッフからは嬉しい悲鳴が聞こえました。
スタッフの数はもうちょっと必要だったのかもと思うほどに、忙しくさせていただきました。
想定外2
Oreaがめっちゃ売れる。
もちろん自信を持っている製品ではあるのですが、他の製品よりも圧倒的でした。
どこかに、この人気の震源地があるのではと思っているのですが、ご存知の方いますか?
想定外3
パトリック大人気。彼が様々なバリスタから尊敬されていることは実感としてありましたが、まさかここまでとは。
コーヒー待ちの列がすごいことになっていて、2日目からは列整理のスタッフを用意したり、工夫をしました。
そのほか本当に書き切れないくらい色々ありましたが、去年を超える圧倒的な手応えと、お客さまからの様々な声を頂戴しました。Kiguの成長を感じる瞬間です。
また、1日目より2日目、2日目より3日目と、オペレーションや商品配置など様々なポイントの改善を図りました。もし3日間ともKiguのブースを訪れた人がいらっしゃれば、その変化にお気づきだったかもしれません。それもこれも、当日参加してくれた優秀なスタッフのお陰です。
同僚、上司、部下がこんなに優秀な会社があるのか。自分がいるチームにとても誇りを感じています。
さらにみんな、イベント後に普通に飲みに行くバイタリティまであるので、マジですごいです。
実は、去年のSCAJではNaruoは疲れすぎて、イベント後は連日ホテルへ直帰していました。そこら辺は、個人的成長です。
当初の目標を達成することもでき、本当に大きな成功を収めた3日間であったと思います。
目玉はなんだったのか
さて、今年のSCAJの目玉は、なんと言っても新発売予定のVaria VS3 グラインダー。
これすごいんですよ。挽き目は無段階のオールレンジ。浅煎りもへっちゃらなパワーと、粒度の均一性、お手入れ簡単な機構など、シンプルかつ無駄がない。
SCAJでは、本当に多くの方に触れて見て使って頂けました。
またもう一つの目玉は、Morning Machine。
カプセルコーヒーの新時代を切り開く、テック×コーヒーマシーン。
湯温・抽出量・圧力をフルコントロールでき、アプリと連動すれば、カプセル毎のベストレシピを再現できる。正直いって、とんでもないマシーン。
現在クラウドファンディングを実施中です。めっちゃお得に購入できます。
今後Kiguでは、海外ロースターのコーヒーカプセルもどんどん輸入予定。Naruoはこちらもとってもワクワクしております。
Naruoの感想
ここまで既にNaruoの感想もちょくちょく入れ込みながら、SCAJ2022の裏側をお伝えしてまいりましたが、私の感想を総括しますと
「また来年も出たい!」
です。
これがNaruoの思い。
理由は、皆さまとのコミュニケーションが取れるからです。
バリスタ時代には、コーヒー抽出の技術やラテアートのテクニック、またホスピタリティについていつも考えていましたが、今はもっぱら、ビジネスや事業としてコーヒーを捉えることが多い。
これって、なんとなくリアルな感覚から遠ざかるんですよね。特にウェブマーケティングなどにおいては、マスを捉えようとしてしまう。
でもSCAJに来ることで味わえる、コーヒーラバーの皆さまとの対話。たとえ話さなくても、Kiguと皆さまとの距離感みたいなものを感じ取れます。
その一つ一つが、バリスタ時代に、お客さんとコミュニケーションをしていた感覚を呼び起こしてくれます。
バリスタに戻りたいという訳ではなく、SCAJに出ることでKiguの今の立っている場所を再確認し、お客さまからの感想が得ることが出来る。それだけでも、出る意味があると思っています。
なんか変な感想になりました。
終わりに
当日お会いした皆様、Kiguのブースへ足を運んで頂き、本当にありがとうございました。Kiguはこれからも、ワクワクを届けます。
来年のことはまだわかりませんが、SCAJじゃなくてKigu主催で何かできるかも?なんて思ったりしてみたり!考えるだけでワクワクです。
最後に、当日の写真をたくさんどうぞ!
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