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HARIO V60で淹れる、Kurasu浅煎りコーヒーの基本レシピ

HARIO V60で淹れる、Kurasu浅煎りコーヒーの基本レシピ

Kurasuの浅煎りコーヒーを、ご家庭でも美味しく楽しむためのレシピです。

HARIO V60 ドリッパーを使い、12gのコーヒーから約1杯分を抽出します。一般的な透過式V60でお使いいただけます。

なお、このレシピはセラミック製のHARIO V60、サイズは01を使用して検証しています。V60の素材やサイズによって抽出時間や温度の保たれ方が少し異なります。

必要な器具

  • HARIO V60 ドリッパー
  • V60用ペーパーフィルター
  • サーバーまたはカップ
  • ドリップケトル
  • スケール
  • タイマー
  • コーヒーグラインダー

基本レシピ

  • 浅煎りコーヒー豆:12g
  • お湯:200g
  • お湯の温度:90℃前後
  • 挽き目:粗挽き
  • 粉とお湯の比率:1:16.7
  • 抽出完了の目安:2分00秒~2分30秒

グラインダーごとの挽き目の目安

  • Comandante C40:32クリック
  • Fellow Ode:#7.2
  • Fellow Opus 2:#7.8
  • Varia VS3 (Normal Burr):#13.5
  • Wilfa SVART Aroma:「French Press」の表示がある点

グラインダーの個体差、刃の種類、ゼロ点設定によって、適切な設定は変わります。上記の数値は出発点と捉えて、最終的には飲んだときの質感を基準に調整してください。

注湯配分

  • 0:00:40g注ぐ → 累計40g
  • 0:40:60g注ぐ → 累計100g
  • 1:10ごろ:50g注ぐ → 累計150g
  • 1:40ごろ:50g注ぐ → 累計200g

時間は目安です。3投目以降は時間だけで判断せず、コーヒーベッドの状態を確認しながら次の注湯を始めます。

抽出手順

毎回、同じルーティンで淹れることが大切です。

コーヒーの味わいを安定させるために、お湯を沸かすところから、ペーパーリンス、コーヒーを淹れ終わるまでの環境と手順を、できるだけ一定に保ちましょう。同じ条件で繰り返すことで、豆による味の違いや、調整した内容による変化が分かりやすくなります。

(1)お湯を沸かす

90℃前後のお湯を用意します。

日本の多くの地域では、水道水または一般的な浄水器を通した水を使用できます。塩素の香りが気になる場合は、一度沸騰させた水を使用してください。

(2)豆を量って挽く

コーヒー豆12gを量り、粗挽きにします。

挽いたあと、ドーシングカップの側面に付着したシルバースキンや微粉を、指で軽く取り除きます。取り除くことで、味わいがよりクリアになることがあります。すべて取り除く必要はありません。

(3)ペーパーをリンスし、器具を温める

ペーパーフィルターをV60にセットし、お湯をかけてリンスします。ペーパーを手で軽く押さえながら、ドリッパー全体にお湯をかけてください。

セラミックやガラスは温まるまでに時間がかかるため、ドリッパー本体を触って少し熱いと感じるまで、しっかり予熱します。サーバーにたまったお湯は捨てます。

(4)コーヒー粉をセットする

粉をドリッパーに入れ、軽く揺すって表面を平らにならします。スケールを0gに合わせ、タイマーをスタートします。

(5)1投目:40g

0:00から、40gのお湯を約10秒かけて注ぎます。

中心8割、外側2割のイメージで、小さい円と大きい円を描きながら粉全体を濡らします。円錐型ドリッパーのコーヒーベッドには深さがあるため、中心付近ではケトルを少し上下させると、お湯を均一に行き渡らせやすくなります。

1投目では、粉全体を均一に濡らし、コーヒーに含まれるガスを抜きます。2投目以降のお湯が粉全体に行き渡りやすい状態をつくる、抽出の土台となる工程です。

(6)2投目:60g

タイマーが0:40になったら、60gのお湯を約12秒かけて注ぎ、累計100gにします。

粉全体に均一にお湯を乗せるように注ぎます。中心5割、外側5割のイメージです。

この2投目で、コーヒーの酸味と甘みの主要な部分が引き出されます。

(7)3投目:50g

1:10ごろ、ドリッパー内のお湯が抜け、表面からお湯が見えなくなったら、50gのお湯を約10秒かけて注ぎ、累計150gにします。

時間よりもコーヒーベッドの状態を優先し、少し中心を多めに、やさしく注いでください。

3投目では、抽出をさらに進め、味わいに甘さと厚みを重ねていきます。口に含んだときの質感や、飲み込んだあとの余韻を形づくる工程です。

(8)4投目:50g

1:40ごろ、再びお湯が抜けてコーヒーベッドの表面が見え始めたら、50gのお湯を約10秒かけて注ぎ、累計200gにします。ここも少し中心を多めに、やさしく注いでください。

4投目では、抽出を仕上げながら、最終的な濃さと余韻のバランスを整えます。

(9)ドリッパーを外す

ドリッパーからサーバーへ落ちるコーヒー液が点滴状になったら、ドリッパーを外します。抽出完了時間は2分00秒〜2分30秒が目安ですが、時間よりも液体の落ち方を優先してください。

(10)コーヒーを混ぜる

サーバーを5回ほど回し、抽出されたコーヒーを均一になじませます。

カップに注いで完成です。温度が下がるにつれて変化する香りや甘さも、お楽しみください。

挽き目の調整

挽き目は、酸味、甘さ、質感、フレーバーなど、コーヒーの味わい全体に影響します。家庭用に多いコニカル刃のグラインダーでは、特に液体の質感が大きく変わります。

まずは、飲んだときの質感に注目して調整してみましょう。

  • 質感が軽すぎる、水っぽい: 挽き目を少し細かくする
  • 質感が重すぎる、ざらつく: 挽き目を少し粗くする

心地よい質感になる挽き目が見つかったら、その設定を記録しておくと、次回以降の基準になります。

特にコニカル刃のグラインダーは微粉が出やすいため、見た目にはかなり粗く感じる設定が適している場合があります。

水について

水の硬度やミネラルバランスは、コーヒーの味わいを引き出す際に大きな鍵となる要素の一つです。特に、あまりにも軟水に傾いていると甘みが出にくい、など、場合によっては挽き目や粉量よりも大きな影響が出る場合もあります。

地域によって、水道水のミネラルバランスや総硬度は異なります。このレシピでは、総硬度60〜90ppm程度の水をひとつの目安としています。

日本の多くの地域では、水道水または一般的な浄水器を通した水で淹れられます。水道水の塩素の香りが気にならなければそのまま使用し、気になる場合は一度沸騰させてから使用してください。

水道水がもともと軟らかい地域では、ミネラルを大きく除去するタイプの浄水器よりも、一般的な浄水器または水道水が適していることがあります。

粉とお湯の分量

おすすめの比率は、粉:お湯=1:16.7です。

例えば、コーヒー豆15gなら、お湯は約250gです。

粉の量を増やす場合も、この比率に合わせてお湯の量を増やします。各注湯の配分は、総湯量に対して**20%、30%、25%、25%**が目安です。

  • 1投目:50g
  • 2投目:75g
  • 3投目:62.5g
  • 4投目:62.5g

注ぐタイミングとコーヒーベッドの見方は、基本レシピと同じです。

濃さを好みに合わせる場合

基本の12g/200gで、質感はきれいだけれど薄く感じる場合は、粉量を12.5gに増やしてみてください。お湯は200gのまま、粉量を0.5gずつ変えるのがおすすめです。

粉量の調整は、飲んだときの濃さを変えるためのものです。水っぽさやざらつきなど、液体の質感が気になる場合は、粉量ではなく挽き目を調整してください。

調整するときは、まず挽き目で質感を整え、次に粉量で濃さを整えます。そのうえで、注湯回数やタイミングを変えて酸味と甘さのバランスを調整してください。

味わいの調整方法

一度に複数の条件を変えず、ひとつずつ調整してください。心地よい質感と好みの濃さが決まったあとに、注湯回数やタイミングを変えます。

抽出が速く、甘さが足りないとき

3投目と4投目の合計100gを、40g・30g・30gの3回に分けて注ぎます。

合計の湯量は200gのまま、注湯回数を4回から5回に増やすことで、コーヒーから成分をより引き出しやすくなり、甘さが出る方向に調整できます。

抽出が遅く、明るい酸味を感じにくいとき

3投目と4投目を、基本レシピよりそれぞれ5秒ほど早く始めてみてください。

抽出後半の時間を短くすることで、味わいが軽く、明るくなる方向に調整できます。

豆によって構造やお湯の抜ける速さは異なります。基本レシピを出発点に、ご家庭の水、グラインダー、好みに合わせて少しずつ調整してみてください。

▶ HARIO V60 ドリッパー

▶ HARIO V60 TITANIUM DRIPPER

▶ コーヒー豆(シングルオリジン)

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