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HSKWKF(埼玉): 2021年9月 Kurasuパートナーロースター

HSKWKF(埼玉): 2021年9月 Kurasuパートナーロースター

今月ご紹介する #クラスパートナーロースターは埼玉県熊谷市にあるHSKWKF(ホシカワカフェ)。

代表の鈴木さんは2009年に星川通りにある本店をオープンし、その他にも市役所前に6坪の小さなコーヒースタンド、駅ビルの中にあるコミュニティをメインとする店、の計3店舗を経営されています。本店のすぐそばには5kg窯のヴィンテージのプロバットを使用した焙煎所もあり、今年で13年目を迎えるそう。

鈴木さん自身のコーヒーとの出会いは16年前、メルボルン滞在中に飲んだグロリアジーンズコーヒーのフレーバーコーヒー。帰国後偶然が重なり、グロリアジーンズの関東初出店の店長としてキャリアをスタートさせました。元々ミュージシャンという異色のバックグラウンドを持つ鈴木さん。しかし実際に音楽の世界で働く中、不安定な仕事だと感じたことや、お祖父様が喫茶店を経営されていたことなど、様々な影響を受けてコーヒー業界へ。その後スペシャルティコーヒーに出会い、産地や豆自体の個性に興味が湧き、独立し今に至ります。

現在運営する3店舗のカフェは全て違うコンセプトになっているのも特徴。各店舗ごとにターゲット層も違い、それぞれの地域との関係性や、町興しにも積極的に参加するため、全ての店舗を作り込んでいるのが印象的です。

これだけ違うコンセプトを持つ複数店舗を運営する場合、豆のグレードや焙煎度合いを変えて価格を設定する方が多い中、鈴木さんは全ての店で共通の豆を使いながらも、挽き目や収率を変更するなどして柔軟に対応しているのが驚きでした。カッコイイ豆のパッケージは、鈴木さんご自身がコーヒーを飲んだ印象でキャンパスに向かって描かれているとのこと。デザインを見て味を想像しながら楽しむことができるのも魅力の一つですね。

そんな素敵な鈴木さんは今回のインタビューで、「生産者さんの作られたコーヒーの味わいを僕たちのフィルターを通して提供しています。いつか、購入している生産者さんに会いに行く目標があります!お口に合えば嬉しいです」と照れながら話してくださいました。埼玉のコーヒーシーンも年々盛り上がっていて、地元に帰ってきてこれから頑張る若者達の手本になれるような存在でいたい、と話す鈴木さん。埼玉に訪れるのが楽しみになるお店です。

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