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美山かやぶきの里へ行ってきました!

美山かやぶきの里へ行ってきました!

こんにちは、KiguのNaruoです。

今回は、KiguアンバサダーであるBear's Brew Coffee の熊谷さんの

活動レポート。

場所は、美山町。

京都市内中心部から車で約1時間半ほど北上した所にあります。

ここには、日本ではその数が少なくなっている伝統的な茅葺き屋根のある集落、「美山かやぶきの里」があります。

日本に現存する茅葺き屋根がある集落は、有名な所では白川郷(岐阜県)や大内宿(福島県)があり、それらと共に有名なのがこの美山町です。日本三大茅葺集落の一つです。

目的

今回、熊谷さんがここに来た目的は、イベントの打ち合わせとコーヒーの試飲。

まだ先の話ですが、集落にある茅葺きの建物で、熊谷さんがコーヒーを提供するイベントをする予定です。

主催するのは、茅葺き屋根の修繕などをしている、美山茅葺株式会社さん。

お会いしたのは、代表の中野さん、児玉さん、小林さん、そして熊谷さんと大学時代からの友人である茅工の大下倉さん。

こちらの大下倉さんからのご紹介で、今回の話が始まりました。

そしてNaruoは、熊谷さんからお誘い頂いて、同行しました。

実を言うとNaruoはこの茅葺きに興味津々。何故この形式の建物が今なお続いているのか、どのくらいの頻度で点検するのか、そもそも原料なんだろうなどなど、気になることが沢山あり、図々しくも同行させて頂きました。

緑想庵

会場は、美山茅葺株式会社さんがリフォームした茅葺きの大きな建物、緑想庵

外から見ると古民家のいでたちですが、中はとっても綺麗。

調理場は大きくて設備が充実。ビールサーバーもありました。

また、奥には布団とベット、その奥には広くて天井の高いホールと大きなピアノ。トイレは3つ。何でもできるように、いろいろ社長がしたいことを全部詰め込んだとのことでした。面白い。

そして圧巻なのは、屋根裏。茅葺きに包まれるその空間は、びっくりするくらい静か。なんとなく厳かな気分になって、姿勢を正してしまいます。

こんな色んなことが充実している建物ですが、その利用方法にはいろいろ苦心しているようです。

そんな時に白羽の矢が立ったのが熊谷さんということです。

ランチ

着いた時間が遅かったので、建物を見学後にすぐランチタイム。

集落の中に窯焼きピザを出しているお店があり、お邪魔いたしました。

中は大きな古民家で、とっても落ち着ける良い空間。

さっきまでいた建物とは違って天井は低く、ぼーっと出来ます。ピザも美味しくして、大満足です。ここを目的に訪れる人も沢山いそうです。

日曜日のお昼ということもあって、順番待ちの方も多くいらっしゃいました。

この時、いろいろなお話を聞かせて頂きました。

里の様子や、補助金で成り立っている茅葺き屋根の保全、地域コミュニティの難しさや、地方活性化のことなど。

茅葺きそのものについてだけでなく、それを取り巻く様々なことをお話頂きました。

コーヒータイム

ランチ後はいよいよ、緑想庵でコーヒータイムです。

熊谷さんに美味しいコーヒーを淹れてもらいます。

深めに焙煎されたコーヒーは、程よい苦味としっかりとした甘味、長い余韻が楽しめるとても美味しいコーヒーでした。

飲んだ皆さんも、とても喜んでいらっしゃいました。

コロンビアのコーヒーを淹れている様子。

様子を伺う、代表の中野さん。

念の為、Naruoも淹れました。何故こんな笑っているのかは不明です。

熊谷さんの美味しいコーヒーでみんなほっこりし、少し具体的にイベントのお話をしました。

熊谷さんはコーヒーで、Kiguは器具屋さんとしてお手伝いしていけることを確認しました。

お土産

帰り際には、お米や手拭いまで頂きました。

また、Kiguの写真撮影のご協力もして頂きました。本当にありがとうございました。

最後に

里山の緩やかな斜面に身を寄せ合うようにして建つ、大きくて立派な茅葺き屋根の建物。

日本昔ばなしの風景がそのままそこにあるような風景です。

そんな里も、人口の流出や観光客の減少で、多くの山間部の集落と同様に存亡の危機にあります。でも新しいイノベーションはコミュニティ内で反感を買い、軋轢を生みます。これまでにも変化の兆候はあったようですが、なかなかうまく進まなかったそうです。

何もしなければまずい、今の里をなんとか変えたい、という思いが、今回お会いした方々美山茅葺株式会社の皆さまから感じられました。

美山茅葺株式会社の茅工さんは、担い手不足で、全国色んなところに呼ばれて修繕や葺替えを行っているそうです。

そんなお忙しい中、お時間いただけたことに感謝すると同時に、

このままでは衰退する一方の伝統を、今に合う形で伝えていこうとする皆さんへ、微力ながら助けになりたいなと思っています。

もし、今回の記事で興味を持った方は、是非訪れてみてくださいね。

また今後のイベントにも注目です!

Naruo

Photo gallery

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