Kurasu Kyoto Standのオープニングスタッフとして、チームの一員になって以来、10年の間Kurasuと共に走り続けてきたのが、現在はCafe Operations Coachを務めるAyaka。
店舗マネージャーや代表社員を経験し、現在は長年の現場経験を活かしながら、Cafe Operations CoachとしてKurasuらしい店舗体験の向上やホスピタリティの強化を担っています。
Kurasuがまだ小さなチームだった頃からの10年と、これからの10年をAyakaの視点で振り返ってくれました。
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Kurasu Kyoto Standの立ち上げから関わり、
この10年間一緒に歩ませてもらった一人として、今回のテーマ「Reflection」に込めた想いを少しだけ書かせてください。
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2016年春、メルボルンでのワーキングホリデーが終わる直前に、Wantedlyで見つけた一つの記事が、私にとってのKurasu、すべての始まりでした。
「京都から世界へコーヒーカルチャーを届ける」
その記事のどんな人を探しているかの人物像を読み
見た瞬間に、「自分だ」と思って連絡を取りました。
当時は面接という感覚もなく、ただ話を聞いてみたいくらいの気持ちでしたが、
その場で洋三さんに「直感的にいいと思っている」と言ってもらえたこと、
そして「会って違うと思ったら断っていい」と言われたことが、今でも強く印象に残っています。
その時に感じた、人として向き合ってくれる感覚が、
「この人についていきたい」と思ったきっかけでした。
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まだお店も完成していない中でスタートしたKurasu。
同じように海外で経験を積んできたバリスタたちと立ち上げ、
約2ヶ月後、洋三さんはシドニーに戻り、私たちにお店を任せてくれました。
今思うと、20代そこそこの私たちに任せるというのは、
よくあの短期間で自分たちのことを信頼してくれたなと思うし、それができることが本当にすごいと思います。
でもその「信じて任せる」という姿勢が、
今のKurasuの原点だったと感じています。
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オープン初日、海外から来たお客様に
“I’ve followed you for years”
と言われたときのことを、今でもはっきり覚えています。
まだ始まったばかりなのに、
2013年から洋三さんが1人で運営していたオンラインやSNSを通じて、すでに繋がっている人がいることに驚きました。
もうすでにこの時点で、愛されているブランドなんだなと感じました。
そして帰り際に
“See you tomorrow”
と初めて言ってくれたお客様。ポルトガルから来たファミリーです。
「明日も来てくれるんだ」と思ったあの瞬間の嬉しさは、今でも忘れられません。
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当時の京都は今と違い、スペシャルティコーヒーもまだ広く知られておらず、
「浅煎りコーヒーって酸っぱいですよね…」と言われることも多くありました。
多くの人とゼロ、もしくはマイナスイメージからのスタート。
どうすれば知ってもらえるのか、
どうすればまた来たいと思ってもらえるのか。
毎日考えて、話して、コーヒーを淹れていました。
大変なこともありましたが、それ以上に楽しくて、
とても濃い時間だったと思います。
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そこから、自家焙煎を始め、店舗が増え、2050 coffeeという新しい事業も始まり、
2店舗目に開けたシンガポールをきっかけに海外店舗も早い段階でスタートし、
バンコク、そしてFC(フランチャイズ)として世界に広がっていきました。
コロナという大きな出来事もありましたが、
その中でオンラインを通じて世界中のお客様とのつながりをより強く実感することができました。
手書きのメッセージに返信をもらったり、
数年後にそのカードを持って来店してくれる方がいたり。
「つながり」が形として見えた瞬間でもありました。
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その流れの中で、Kurasu Ebisugawaの立ち上げも自分たちにとって大きな転換点のひとつだったと感じています。
それまでのカフェの延長ではなく、
「おうちでコーヒーを楽しむ」という提案を軸にした、今まで業界としてもあまりなかったコンセプトのお店にチャレンジしました。
プロが淹れるコーヒーを提供するだけではなく、
「こんなに美味しいコーヒーが家でも飲めるんだ」
「自分でもやってみたい」
そう思ってもらえるような体験を届ける場所。
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この挑戦があったからこそ、
国内のコーヒー器具だけにとどまらず、
「自分たちが本当に良いと思うものを扱いたい」
という気持ちから、海外のコーヒー器具を仕入れて紹介する形が生まれていったと思っています。
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オンラインストアと実店舗がつながり、
プロダクトと体験がつながり、
Kurasuとしての表現の幅が一気に広がった瞬間でもありました。
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今振り返ると、Kurasu Ebisugawaは
Kurasuのこれからの方向性を大きく広げた起点の一つだったと感じています。
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この10年で、コーヒーのあり方も大きく変わりました。
「美味しい」は当たり前になり、
その先に何を届けるのかが問われるようになっています。
どんな体験、価値観、コミュニティ、影響、ファン…
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そして、この10年を振り返ったときに、
一番強く感じていることがあります。
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Kurasuの一番の強みは、「人」であること。
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これまで一緒に働いてきたスタッフ、関わってくれたすべての人たちのおかげで、今のKurasuがあります。
そして、Kurasuは「卒業して終わり」ではなく、
関係性の形を変えながら今もつながり続けている人が本当に多いと感じています。
独立してお店を持っている人、
ロースターとして関わっている人、
コーヒーの定期便の提携ロースターとして続いている人。
別の業界に進んだ人でも、近くに来たらお店に寄ってくれたり、
イベントを手伝ってくれたり、今もコーヒーを楽しんでくれていたり。
日々の中で、いろんな形でつながり続けていることを実感しています。
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そして、そんなみんなが築いてきたKurasuに、
今新しくジョインしているメンバーと一緒に走れていること。
過去と今がつながっていて、
そこからまた「ここで働きたい」と思ってくれる人が増えていく未来が自然と想像できます。
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チームとして動く今、
全員が常に全力で走り続けることが理想ではあるけれど、
立ち止まる瞬間があってもいいし、
誰かに頼る瞬間や、誰かを支える瞬間があってもいい。
それでも止まらずに前に進み続けているのが、今のKurasuだと思います。
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そしてその前提には、
一番前で走り続けている洋三さんの存在があることも、忘れてはいけないと思っています。
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これからどれだけ広がっても、
変わらずに大切にしたいのは、
人の魅力と、関係性の質です。
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美味しいコーヒーが当たり前になった今、
選ばれる理由は「人」になっていくと思っています。
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Kurasuにしか出せない価値、
お客様との距離感や空気感、
わたしたちだからこそ届けられる体験を大切にしながら、
次の10年をつくっていきたいです。
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今回のテーマである「Reflection」は、
振り返るためだけのものではありません。
次の10年をつくるための起点です。
この10年で何を積み上げてきたのか。
今、自分たちはどこにいるのか。
そして、これからどこに向かうのか。
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それを一人ひとりが考え、それぞれの形で表現していくことが、
今回の10周年の意味だと思っています。
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ぜひ、一緒にReflectionしましょう。




