今月のKurasuパートナロースターは、東京都にあるWOODBERRY COFFEE。都内の様々な場所にある5つのクラフトな店舗は、その落ち着く雰囲気から都市の人たちに愛され、憩いの場として親しまれています。これらの代表の木原さんは、留学期間中にアメリカコーヒーカルチャーに触れ、帰国後にコーヒーショップを立ち上げるという興味深いストーリーで満ちています。
オーナーの木原さん(上)
実家が花屋だったことから、自営業の大変さを物心ついて頃から知っていた木原さん。バリバリのエリートサラリーマンになるのが夢だったそうです。そのために、コンサルタントになると決め経営学修士号(MBA)を目指し、アメリカに留学されます。しかし、東日本大震災をきっかけに日本へ帰国することに。
地元である都内の用賀に戻って、次のステップを構想するときに、留学中にアメリカのサードウェーブコーヒーのブームを肌で感じた記憶を思い出した木原さん。そのインスピレーションから、帰国後、21歳の若さで「Woodberry Coffee Roasters」を立ち上げます。子供のころから花屋の経営を見てきたので、自営業をすることに抵抗が少なく、その後も都内を中心に店舗を展開されます。 お店を始めた2012年は、まだ「スペシャルティコーヒーの黎明期」。同時期には「ONIBUS COFFEE」や「Fuglen Tokyo」がオープンしました。一番の若手として、日本のスペシャルティシーンに飛びこんで、0から1をつくるために、試行錯誤を繰り返して自分たちのスタイルを確立していきました。
WOODBERRYのブランドの、こだわりとして掲げている三つの軸。それは、Sincerity(誠意)、Hospitality(おもてなし)、Exploration(探究)。これらの芯をWOODBERRYのチームとしっかり共有し、ローカルな人々を喜ばせられるお店作りを目指している木原さん。
「産地に対して好影響をもたらしつつ、地元に深く根付いた店舗の創造は、20軒規模が理想的だと考えています。それまでは頑張りたい」と話す言葉から、ボスとして描くビジョンを覗き込めた気がしました。
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