OREA Brewer Glass TYPE A

素材と洗練された設計が生むクリアな抽出特性

OREA Glass Brewer Type Aでは、素材、形状、流れの設計が相互に作用することで、抽出されるコーヒーの味わいにも特徴的な傾向が現れます。

ガラス素材の熱特性

ホウケイ酸ガラスは熱の伝わり方が比較的ゆっくりで、コーヒーのスラリー（粉とお湯の混ざった状態）から熱が穏やかに外へ逃げていきます。一方で、熱を放射しやすい性質もあるため、内部は温度が急激に変化せず、味のブレを抑え、抽出中の温度が安定しやすい特徴があります。

温度の安定性が高く、抽出後半まで温かさを保つことで、甘くまろやかな味わいを生むOREA Brewer Porcelainと異なり、OREA Glass Brewerは穏やかな熱伝導性と保温性によってホウケイ酸ガラスならではの明るくクリアな味わいの抽出を可能にします。

オープンボトムならではの形状と流れ

オープンボトムとフィルターの自然なカーブによって、お湯の流れが中心に向かって一方向に集まることで、成分の抽出バランスが安定し、酸の輪郭がはっきりと感じられる抽出が実現できます。
すべてハンドメイドでありながら、設計通りの幾何学形状を再現する精度を保ち、同じレシピで淹れた際の味の再現性にも優れています。

手作業が支える優れた安定性と耐久性

OREA Glass Brewer Type Aは、これまでのプラスチック製やポリマー製のドリッパーとは異なり、透明なホウケイ酸ガラスを採用した新しいモデルです。ホウケイ酸ガラスは、耐熱性・耐久性に優れた素材で、長く安心してお使いいただけます。

チューブ状のホウケイ酸ガラス素材から、職人の手作業によって、特状の形状に仕上げています。 その過程で表面に細かなラインや揺らぎが現れることがあります。これらは加工中に生じるものであり、ハンドメイドならではの製品の特性としてお楽しみください。

専用のアクリル製ベースが付属するType Aは、ドリッパー底部には段差が設けられており、ベース上に安定して設置できる構造になっています。底の部分は中央が大きく開いたオープンボトム構造で、底部の段差がフィルターをしっかり支えています。その構造により、フィルターはお湯が中央に集まりやすい形状にカーブし、ドリッパーにフィットします。

Kurasu Recipe — ガラスが叶える、鮮やかな酸味

豆：浅煎りのシングルオリジン

13.0g 210ml 88.5℃
Fellow Ode Gen2 Grinder #7.2
ORIGAMI Coffee Paper Filter Wave Cup4

0:00-0:40 50ml
0:40-1:10 100nl
1:10-1:40 150ml
1:40- 210ml
2:30でドリッパーを外す