【プレミアム】コロンビア ラス マルガリタス ゲイシャ [浅煎り]

このゲイシャは、コロンビアのCafe Granja La Esperanza（以下CGLE）から仕入れた特別なコーヒーです。

CGLEの代表生産者であるRigobertは、2007年頃にゲイシャ種の苗木を初めてコロンビアに導入しました。最初に彼らの自社農園の一つであるCerro Azulに植えられ、その成功を受けて、Las Margaritasを含む他の自社農園にもゲイシャが植えられることになりました。Las Margaritasのゲイシャは、Cerro Azulと同じカウカ県に位置しますが、微気候が少し異なっていることで、特有の風味特性を生んでいます。ジャスミンやベリー、オレンジやメロンなどの複雑なフレーバーがありながらも、液体の印象は柔らかく、よりフローラルなニュアンスがあります。

Las Margaritasは、品種研究や遺伝多様性の拠点として、ゲイシャ以外にも多様な品種の栽培や交配を行っています。この農園で得られた知見が、CGLE、そして地域全体に向けた多様性・イノベーションの源泉となります。

CGLE Head salesのJuan Herreraが夷川店でカッピング会を開催してくれた際、Las Margaritasの様々な品種をカップさせてもらったのですが、どのカップも非常にクオリティが高くかつユニークな特性があり、今後のコーヒーの可能性が広がるように感じられました。

コロンビア最先端の農園で丁寧に生産されたゲイシャ ウォッシュド、ぜひ一度お試しください。

プロセスと精製

すべてのコーヒーチェリーは、完熟の状態にあるものだけを丁寧に選別します。その後、水に浮かべてフローティング選別を行い、密度の低い豆や草木を取り除きます。発酵の前には糖度を測定し、発酵において完璧な状態であることを確認します。チェリーはその後、18時間の開放タンクでの発酵を経て、隠れた風味の層を引き出します。

発酵後、果肉がやさしく除去され、24時間の好気性発酵が行われることで、豆の複雑さがさらに高められます。最後に、粘着質のミューシレージが洗い流され、乾燥段階へと移行します。コーヒーは3〜5日間、サイロで丁寧に乾燥されます。その間、温度は38°Cに完全に管理されています。理想的な状態に達した後は、18〜19°Cに保たれた気候管理倉庫でレスティングさせることで、その卓越した個性が守られます。

生産者であるRigoberto曰く、コーヒーやそれを管理する仕事は神からのギフトであり、実際のストーリーを知り、自然に触れ、その上で伝えることはとても大切であり、その体験がコーヒーを通して人々に伝わっていくものだとのこと。

Rigobertは元々パナマでコーヒー農園をリース契約しており、そのタイミングで品評会で優勝したことから、彼はGeshaをコロンビアに持っていくことを決断しました。

コロンビアには３つの山脈があり、そのうち２つの山脈に彼らの農園があります。Valle del CaucaのCaisedoniaとTrujilloです。それぞれで気候や土壌に対する日のあたり方が異なります。Potosi, Las Margaritas, Esperanza, Cerro Azulの4農園で成り立つCGLE。自然とテロワール、コーヒーを深く愛する農園・プロジェクト・生産者です。

最近では第5の農園 Bosque Nieblaを作っており、第二のセロアズールと呼ばれているこの農園に今後注目が集まるのは間違いありません。