ROESTとは
2014年にノルウェーで誕生した焙煎機ブランド。コーヒー文化の根付くノルウェーの地で、ROESTは「焙煎のあり方をテクノロジーで革新する」というビジョンのもとに誕生しました。
創業メンバーの共通の想いは、「常に安定した品質で焙煎できる」こと。その課題に正面から向き合い、ロースターにとって理想的なマシンを目指しています。

彼らの焙煎機は一貫して、コーヒーそのものに合わせて、最適に反応・適応できるようになっており、誰もが毎回パーフェクトな焙煎を実現できるような、これまでとは異なった次世代の焙煎機作りを心がけています。
ROESTとKurasuの出会い
ROESTは以前から業界内で広く知られていましたが、日本には長らく代理店が存在せず、一部の愛好家が個人輸入して使用している状況が続いていました。
Kurasuが海外のコーヒー器具を販売し始めた2020年頃から、ROESTの製品には注目していたものの、焙煎機の販売にはサポートや費用面で高いハードルがあり、導入を見送っていました。

そんな中、2024年にROESTチームから「日本での代理店を探している」と連絡があり、やり取りがスタート。その後、Kurasu代表のYozoがデンマークで開催されたWorld of Coffee 2024でROESTのブースを訪れ、各製品を実際に使用。その卓越した技術力と商品の魅力を直接体感しました。
さらに、Kurasuの焙煎チームにも実際にROESTの製品を試してもらい、その確かな品質を確信。こうして、Kurasuが日本市場にROESTの魅力を届けることを決めました。
世界が認めるROEST、Kurasu焙煎所での活用とその実力
ROESTはこれまでにRed Dot Design AwardやWorld Coffee Innovation Awardsなど、世界各国で数々の賞を受賞してきたブランドです。
2024年のSCAJでは、ROESTチームが初めて日本でブースを展開し、製品の魅力を発信しました。
Kurasuで販売予定のSample Roasterは、Kurasuの焙煎所でも日々のテストローストにフル稼働中。

その高度な温度調整機能やプロファイル設定の自由度の高さにより、本焙煎のクオリティ向上を大きくサポートしています。
最後に:ROESTが切り拓く、日本の焙煎機市場の未来
現在、ROESTの主力製品はサンプルロースト用の焙煎機ですが、10年以上にわたる技術開発の経験を活かし、小〜中規模のロースター向けのプロダクション用焙煎機の開発も進められています。
日本の焙煎機市場に新たな選択肢が加わり、さらなる革新が生まれることを期待しています。