「美味しいコーヒーを飲みたいけれど、どの豆を選べばいいかわからない…」そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?
コーヒーの味は焙煎度や産地、精製方法、品種で変わります。この記事では、これまでKurasuが販売してきた豆を例に、初心者向けの選び方を解説します。
さらに、ライフスタイルや抽出器具に合った豆の選び方、Kurasuのおすすめコーヒー豆もご紹介。この記事を読めば、あなたにぴったりのコーヒー豆が見つかるはずです!
コーヒー豆の選び方の基本
コーヒー豆を選ぶ際に重要なポイントは、大きく分けて焙煎度・産地ごとの特徴・精製方法(プロセス)・コーヒーの品種の4つです。
それぞれについて解説していきます。
焙煎度
コーヒーの味わいは、焙煎の度合いによって大きく変わります。浅煎りはフルーティーで爽やかな酸味が際立ち、中煎りはバランスの取れた風味、深煎りは苦味とコクが強調されるのが特徴です。
過去にKurasuで扱ってきたコーヒー豆を例に、焙煎度から解説していきます。
浅煎り(ライトロースト)
酸味が際立ち、フルーティーな風味。ブラックで楽しむのがおすすめ。
Kurasuのコーヒー:コスタリカ プエンテタラス ゲイシャ
花やかな香り、りんごや白桃、クランベリーの味わい、はちみつのような甘みとそれに伴う余韻 ※2025年2月終売
中煎り(ミディアムロースト)
酸味と苦味のバランスがよく、幅広い飲み方に適応。
Kurasuのコーヒー:エチオピア セゲラ

花やかな香り、赤ワインや杏、オレンジピールの味わい、いちごのような甘みとそれに伴う余韻。 ※2025年1月終売
深煎り(ダークロースト)
苦味が強く、コクが深い。ミルクや砂糖と合わせても美味しい。
Kurasuのコーヒー:ボリビア フィンカ・センダ・サルバヘ
ハーブの香り、りんごやオレンジの味わい、ダークチョコレートのようなキレのある甘味。 ※2021年11月終売
産地ごとの特徴
コーヒーの味は、豆が育つ環境によっても異なります。一概に「この地域はこの味!」と言い切ることは難しいですが、これまでKurasuで取り扱ってきたコーヒー豆を例にご紹介します。
🇪🇹エチオピア:華やかでフローラルな香り、フルーティーな酸味。
Kurasuコーヒーの名称 | 味わい・フレーバーの特徴 |
エチオピア チョルソ [浅煎り] | 花やかな香り、桃やチェリー、ブラックティーの味わい、レモンケーキのような甘みとそれに伴う余韻。 |
エチオピア セゲラ [中煎り] |
花やかな香り、赤ワインや杏、オレンジピールの味わい、いちごのような甘みとそれに伴う余韻。 |
エチオピア ウエストアルシ デカフェ [中煎り] | 花やかな香り、桃やブラックチェリー、シトラスの味わい、焦がしキャラメルのような甘みとそれに伴う余韻。 |
エチオピア イルガチェフェ ゲレセ [中煎り] | 花やかな香り、いちごや洋梨,柑橘の味わい、チョコレートムースのような甘みと滑らかな質感。 |

🇨🇴コロンビア:バランスがよく、甘みとコクが感じられる。
Kurasuコーヒーの名称 | 味わい・フレーバーの特徴 |
コロンビア セバスチャン・ラミレス [浅煎り] |
花やかな香り、オレンジやプラム、白ワインの味わい、ピーチキャンディのような甘みとそれに伴う余韻。 |
コロンビア ヒルマ グティエレス [浅煎り] |
爽やかな香り、青みかんやパッションフルーツ、チェリーの味わい、ほのかに発酵感のある甘みとそれに伴う余韻。 |
コロンビア リサンドロ・キルクエ [浅煎り] | 花やかな香り、オレンジやすだち、緑茶の味わい、キャラメルのような甘みとそれに伴う余韻。 |
コロンビア ネストル・ラッソ [中浅煎り] |
発酵感のある爽やかな香り、パッションフルーツやピーチ、カカオの味わい、ベリージャムのような甘みとそれに伴う余韻。 |

🇬🇹グアテマラ:チョコレートのような甘み、しっかりとしたコク。
Kurasuコーヒーの名称 | 味わい・フレーバーの特徴 |
グアテマラ コンセプション・ビジャトロ [浅煎り] |
花やかな香り、プルーンやいちじく、オレンジの味わい、クランベリージャムのような甘みとそれに伴う余韻。 |
グアテマラ テオドロ・エンゲルハート [浅煎り] | 甘い香り、みかんやカシューナッツ、和紅茶の味わい、キャラメルのような甘みとそれに伴う余韻。 |
グアテマラ マウリシオ・ロサレス [浅煎り] | 花やかな香り、レーズンや無花果、ほのかに白桃の味わい、オートミールクッキーのような素朴で優しい甘みが広がります。 |
グアテマラ アントニオ・コロム [浅煎り] |
花やかな香り、オレンジグミのように爽やかで、たっぷりとした甘さのある味わい、ミルクティーのような柔らかい余韻。 |
🇧🇷ブラジル:ナッツのような香ばしさ、マイルドな口当たり。
Kurasuコーヒーの名称 | 味わい・フレーバーの特徴 |
ブラジル ルイス・パウロ [浅煎り] |
花やかな香り、青リンゴや洋梨、赤ワインの味わい、パインシロップのような甘みとそれに伴う余韻。 |
ブラジル ルシアーノ・デルプポ [浅煎り] |
花やかな香り、梨やマカダミアナッツ、ブルーベリーの味わい、ドライデーツのような甘みとそれに伴う余韻。 |
ブラジル マルシアーノ・トマチニ [浅煎り] | 花やかな香り、みかんやプラム、ブラックカラントの味わい、ヘーゼルナッツのような甘みとそれに伴う余韻。 |
ブラジル イナシオ・ウルバン [中煎り] |
甘い香り、発酵した葡萄やドライレーズンやストーンフルーツの味わい、アーモンド入りチョコレートのような甘みとそれに伴う余韻。 |

精製方法(プロセス)
コーヒーの風味は、収穫後の精製方法によって大きく変わります。精製とは、コーヒーチェリーから豆を取り出し、乾燥させる工程のことを指します。
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ウォッシュド(水洗式)
果肉を取り除いた後、発酵槽で粘液質を分解し、水で洗い流す方法。クリアな味わいで、酸味が際立ちやすい。 -
ナチュラル(非水洗式)
果肉をつけたまま乾燥させ、自然発酵させる方法。甘みが強く、フルーティーな風味が特徴。 -
ハニー
果肉を取り除くが、粘液質(ミューシレージ)を一部残したまま乾燥させる方法。ナチュラルとウォッシュドの中間で、甘みとコクが感じられる。 -
アナエロビック(嫌気発酵)
密閉タンク内で低酸素状態のもと発酵させる方法。独特な発酵由来の風味が生まれ、ユニークなフレーバーを持つ。
精製方法によって、同じ産地・品種の豆でも味わいが大きく変わるため、コーヒーを選ぶ際の重要なポイントとなります。
コーヒーの品種

コーヒーの品種は、味や香りに大きな影響を与えます。現在、世界で広く流通している主な品種は以下の2つです。
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アラビカ種
世界のコーヒー生産の約60~70%を占める高品質な品種。酸味や甘みが豊かで、複雑なフレーバーを持つ。標高の高い地域(エチオピア、コロンビア、グアテマラなど)で栽培されることが多い。 -
ロブスタ種
耐病性が強く、低地でも育つ品種。苦味が強く、カフェイン含有量が高め。主にエスプレッソブレンドやインスタントコーヒーに使用される。
また、アラビカ種の中には、より細かい品種(バラエタル)が存在し、それぞれの風味特性が異なります。
- ゲイシャ(Geisha):華やかなフローラルな香りと明るい酸味。
- ブルボン(Bourbon):甘みとバランスの良い酸味が特徴。
- カトゥーラ(Caturra):明るい酸味と柔らかいボディ。
- SL28/SL34(ケニア発祥):柑橘系のフレーバーとしっかりしたコク。
品種による味の違いを知ることで、より好みに合ったコーヒー選びができるようになります。
ライフスタイルや抽出器具に合った選び方
いつ飲む?シーン別おすすめ
- 朝に飲むなら:スッキリとした酸味のある浅煎り(エチオピア・ウォッシュドなど)。
- 仕事中に飲むなら:バランスの取れた中煎り(コロンビア・ミディアムロースト)。
- リラックスタイムに:コクのある深煎り(ブラジル・ナチュラル)。
抽出器具に合った豆の選び方
- ハンドドリップ:浅煎り~中煎りが適している。
- エスプレッソマシン:深煎りがおすすめ。
- フレンチプレス:コクのある豆(中~深煎り)が合う。
Kurasuおすすめのコーヒー豆

Kurasuでは、浅煎りから深煎りまで、幅広い焙煎度のコーヒー豆を取り揃えています。ここではその一部を紹介させていただきます。
深煎り:ハウスブレンド ダーク
原産国 | ブラジル、グアテマラ、エチオピア |
精製方法 | ナチュラル/ウォッシュド |
フレーバーノート | オレンジピール、ダークチョコレート、バタリー、ロングアフターテイスト |
中煎り:ハウスブレンド ミディアム
原産国 | ブラジル、グアテマラ、エチオピア |
精製方法 | ナチュラル/ウォッシュド |
フレーバーノート | オレンジ、ドライプルーン、カカオ、キャラメルキャンディ、ローステッドナッツ |
浅煎り
おすすめの浅煎りのコーヒー豆は、季節によってラインナップが異なります。味わいもフレーバーも変わるので、こちらのページをご覧いただき、お好みのコーヒーを見つけてください!
よくある質問
Q1. コーヒー豆の保存方法は?
- 直射日光・高温多湿を避け、密閉容器で保存。
- 冷凍保存も可能(使う分だけ小分けにすると◎)。
鮮度を保つために、保存容器(キャニスター)の使用もオススメです。
Fellow Atmos Vacuum Canisterは、フタをひねるだけ簡単に、楽しく真空を作れる、米国特許も取得した新感覚のコーヒー用真空保存容器です。
Q2. 賞味期限は?
- 焙煎後2~4週間が飲み頃。
- 挽いた豆は1~2週間で使い切るのが理想。
Q3. 挽いた豆と豆のまま、どちらがいい?
- 挽きたてが風味豊かなので、豆のまま購入し、飲む直前に挽くのがベスト。
- ミルがない場合は、お店で挽いてもらうのも◎。
グラインダーにこだわりたい方は、エスプレッソから水出しコーヒーまで無段階にグラインドできるVaria VS3 グラインダー (第二世代)がオススメです。
グラインドされた豆がほぼ真下のカップに落ちる設計で、マシーン内に残る豆を極限まで減らすことが可能になっている設計です。
最後に|あなたにぴったりのコーヒー豆を見つけよう
コーヒー豆選びは、焙煎度・産地・精製方法・品種などの知識を押さえることで、自分の好みに合ったものを選ぶことができます。
Kurasuでは、こだわりのコーヒー豆を取り揃えています。初心者の方は、まずはバランスの取れた「ハウスブレンド」から試してみるのもおすすめです。
ぜひ、自分にぴったりのコーヒー豆を見つけて、おいしいコーヒーライフを楽しんでください!