「この焼き菓子、どんな人がつくってるんだろう?」
Kurasuのオンラインや店舗で出会える焼き菓子の、その先にいる“つくり手たち”。
今回は、Kashiチームの3人にインタビューし、それぞれの経歴や思いを聞いてみました。
コーヒーとお菓子をつなぐ、静かな情熱のストーリーをお届けします。
Akari
広島県出身。京都の製菓学校を卒業後、倉敷のお菓子屋さんで経験を積み、京都に戻ってからは7年間、抹茶カフェで商品開発に携わってきました。
Kurasuに入社して3ヶ月。現在は、計量、仕込み、焼成、包装、発注などの製造業務に加え、空いた時間には商品開発にも取り組んでいます。焼き時間の長い製品が多いため、効率的な作業を心がけています。
入社のきっかけは、Kurasuで働いていたRikaさんの紹介。前職で長く働いていたこともあり、新しい挑戦を求めてKurasuに飛び込んだと話します。
特に、コーヒーとのペアリングを意識するようになったのが大きな変化とのこと。
仕事では「ひとりに負荷が偏らないようにすること」を大切にしており、経験豊富なメンバー同士だからこそできる“阿吽の呼吸”で日々の業務を回しています。
今後は、ケーキ屋さんのようにフレッシュな素材を使ったお菓子や、京都の食材を活かした新しい商品にも挑戦してみたいと語ってくれました。
好きな焼き菓子は「鮎焼き」や「ドイツ菓子」。特にドイツ菓子は、濃厚で独特な食感に惹かれているそうです。
Yuuka
京都府出身。Akariさんと同じ製菓学校を卒業後、京都の人気店「キルフェボン」で3年間、製造と接客の両方を経験。
その後は「パンとエスプレッソと」でバリスタを務め、さらに別のカフェ勤務を経てKurasuに入社しました。
お菓子作りもコーヒーも好きで、パティシエとバリスタの両方を目指したいと考えていたYuukaさんにとって、どちらの仕事にも関われるKurasuはまさに理想の環境だったと話します。
現在はAkariさんとともに、製造業務や試作を行いながら、チームでアイデアを出し合い商品を形にしています。
お客様に届けるものだからこそ、「きれいで丁寧な仕上がり」を常に意識。設備が充実していることもあり、これまで挑戦できなかった商品開発も形にしやすいと感じています。
今後は、今回のようなオンライン販売の拡大や、クリスマスに向けた季節のお菓子作りにも取り組んでみたいとのこと。
好みの焼き菓子は、シンプルなタルト。レモンやスモモなど酸味のあるフルーツが特にお気に入りです。
Yuki
イスラエル出身。イスラエルの製菓学校を卒業後、ベーカリーでの勤務を経て、来日後にKashiチームに加わったYukiさん。イスラエルのベーカリーでは伝統的な「ハラーブレッド」も作っていました。
現在はHQカフェでパン作りを担当し、お菓子とは異なるパンの分野を専門としています。
Kurasuを選んだ理由は、天然酵母への興味から。素材や材料の選び方にもこだわりがあり、パンならではの自然な発酵の魅力を日々追求しています。
今後は、京都の地で「サワードゥブレッド(パン・オ・ルヴァン)」を広めていきたいと意欲を語ってくれました。好きなパンはフランスパン。
焼き菓子ではたい焼きが特にお気に入りで、「子どもの頃、日本に来るたびに食べていた」という思い出の味なのだそうです。
ひとつひとつ丁寧に、想いを込めて焼き上げられるKurasuの焼き菓子。
その背景には、Kashiチームの確かな技術と、コーヒーを愛する気持ちがあります。
これからも、季節ごとの焼き菓子や新しい挑戦を、どうぞお楽しみに。