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warmth (群馬)2023年4月 Kurasuパートナーロースター

warmth (群馬)2023年4月 Kurasuパートナーロースター

今月の#クラスパートナーロースターは、群馬県高崎市のwarmth。店主の福島さんは、バリスタチャンピオンプロデュースPaul Bassettでバリスタとして経験を積み、のちにPASSAGE COFFEEの立ち上げに関わります。PASSAGE COFFEE退職後は生豆商社のSYU・HA・RIで若手のグリーンバイヤーとして活躍され、同時に地元の群馬でwarmthを営んで地域を盛り上げています。コーヒー業界の多方面で活躍されている、そんな福島さんの想いを少しだけ紹介。

「お店をやりながらも、グリーンバイヤーの仕事はできるのではないか」SYU・HA・RIの代表、辻本さんとの出会いをきっかけに至った今の働き方。若手が育ち難いコーヒー業界の課題を改善するためにも、任せてもらったので、責任をもって次に任せていくことを大事にしたい。「最終的に、焙煎やクオリティコントロールといった仕事も任せていきたい。後任が失敗しないように、最終的な判断はするけども」とコーヒーショップにおける中核な人材を育てていきたいと想いを馳せます。「抽出から焙煎、クオリティコントロールといった消費国における一連の仕事を経験し、一人ひとりがオーナーシップを持った店舗マネージャー、グリーンバイヤーとして成長してくれると嬉しい」とのこと。福島さんは、コーヒーに関わる「川上から川下まで」を経験できるシステムをどのようにつくれるのか、試行錯誤しながら後進の育成に努められています。

さて、今回、福島さんにご紹介いただく豆はSYU・HA・RIとして買い付けたブラジルの二種類です。一つは、ブラジルバリスタチャンピオンシップで3回優勝されたボラム氏が運営するファゼンダウムのコーヒー。こちらは日本初輸入のロット。ナッツのようで、まろやかな酸を持つというブラジルのコーヒーに対する印象が覆されます。もう一つは、エスピリトサント地域のコーヒー。この地域は、ブラジルの中でも標高が高く、エスピリトサントの農家たちは、過酷な自然環境の中でコーヒーを育てます。限られた農地で、熟練した農家さんが手摘みで選別した豆は、まさに作り手の味が味わえるマイクロロットです。もし「なぜブラジルを二種類も?」という問いがあれば「あえてブラジル二種類にしました」と答えたいこだわりのブラジルをぜひ楽しんでください。

インタビューの最後に「素晴らしいコーヒーマンをどう残していくか」について考えているという福島さんの言葉を、自分は「素晴らしいコーヒーマンなのか」と問い直し、今日もコーヒーを淹れます。ゆっくりと、でも早く誇れる素晴らしいコーヒーマンになりたい。

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