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Morning − シンガポール発、最新技術でコーヒー体験を変える器具ブランド

Morning − シンガポール発、最新技術でコーヒー体験を変える器具ブランド

Morningとは

Morningはシンガポール発のスタートアップ企業です(企業名:Akronym Pte Ltd)。

これまでに、ネスプレッソタイプのカプセル式コーヒーマシーンの常識を超えた、フルコントロール可能なマシン「The Morning Machine」、夢見たラテアートをおうちで叶えるミルクスチーマー「The Morning Dream」などを発表しています。

ベンチャー企業ではありますが、2021年にはドイツのRed Dot Design Awardも受賞し、2022年6月には500万ドル(日本円で約7億万円)の資金調達も成し遂げ、デザイン性の高さだけでなく、コーヒー業界に起こしたイノベーションとその可能性に関して、とても高い評価を受けています。

創業者であるLeonは、2009年にシンガポールのスペシャルティコーヒーロースターの草分け的存在であるPPP Coffeeをスタート。シンガポールとマレーシアで、グループのカフェ「Chye Seng Huat Hardware」と、Synesso、Marco Beverage Systems、Baratzaなどのコーヒーマシーンや機器を輸入する「Stellar-M」を経営してきました。

長年コーヒー業界で活躍してきた彼とそのチームが持つ経験や知識は、Morningの製品開発に活かされています。

MorningとKurasuの出会い

代表のYozoが元々親交のあったYardstick Coffee代表のAndreが、共同創業者として立ち上げたのがAkronym Pte Ltdでした(現在は退職)。

さらに、もう一人の創業者であるLeonのもとでKurasu Singaporeの代表を務めるAngeloが以前に働いていたという縁もあり、いくつかのつながりが重なったことで、やり取りが始まりました。

(Kurasu Singapore のAngelo)

彼らの最初の製品であるThe Morning Machineは、利便性とおいしさを両立するために開発されたカプセルコーヒーマシンです。

従来のカプセルコーヒーは、特定のマシンスペックに合わせて焙煎・作成されており、スペシャルティコーヒーのように独自の抽出アプローチが求められる豆との相性が良くありませんでした。

The Morning Machineは、世界のスペシャルティロースターが手掛けるカプセルのポテンシャルを最大限に引き出すために開発され、マシン側が湯温・圧力・抽出量を細かく調整できるという画期的な機能を備えています。

この革新性に魅力を感じ、日本を含め世界でも前例のないアイデアとして、Kurasuでの取り扱いを開始しました。

カプセルコーヒーの革新者が生んだ、次世代ミルクスチーマー

世界のカプセルコーヒー市場に革新をもたらした彼らが、2024年に発表した「The Morning Dream」は、これまでにないデザイン性を備えたミルクスチーマーです。

家庭のキッチンにも収まりやすいコンパクトなサイズと優れた使い勝手により、日本を含め各国で人気を集めています。

最後に:最新技術で進化するコーヒー体験

Morningは、Kurasuの取り扱いブランドの中でも、最新技術をコーヒー器具に取り入れる革新的なメーカーです。 今後も、彼らが開発する製品が、皆様のコーヒーライフをより豊かにしてくれることでしょう。

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