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Varia AKU ScaleとAKU mini Scale、本当に選ぶべきスケールはどっち?

Varia AKU ScaleとAKU mini Scale、本当に選ぶべきスケールはどっち?

「エスプレッソのショットが日によってぶれてしまう」
「今のスケールでは0.1g単位までしか計れず、レシピの検証がしづらい」
毎日コーヒーを淹れる中で、そんなふうに感じたことはありませんか?

そんなとき、次の一台として候補に挙がるのが高機能なスケール。ただし気軽に買える価格ではないだけに、0.01g単位の計測やリアルタイムのフローレート表示に、その額を払う価値があるのかどうかを知りたいところだと思います。

本記事では、その判断に必要な材料をすべてお出しします。カタログのスペックだけではわからない「どんなセットアップなら使えて、どんなセットアップでは足りないのか」まで、実際に使ったうえで正直にお伝えします。

比較するのは、コンパクトなボディと使いやすい操作で人気の「Varia AKU Scale」と、最近仲間入りしたさらに小さい「Varia AKU mini Scale」。名前も見た目も似ている2台ですが、精度も、測れる重さの上限も、搭載されているモードも異なります。

そこで今回は、日々さまざまな器具に触れているKurasuスタッフが両モデルを実際に使い比べ、スペックの違いだけでなく、「このセットアップならこっち」という具体的な基準まで、包み隠さずお伝えします。

まずはAKUとAKU miniのスペックを比較

AKU Scale AKU mini Scale
価格(税込) 16,500円 23,100円
最小表示 0.1g 0.01g
最大計量 3.1kg 500g
本体サイズ 120×110×19mm 100×80×13mm
本体重量 302g 165g
ディスプレイ 9桁LED 32-bit OLED
フローレート表示 なし あり(ON/OFF切替可能)
エスプレッソ専用モード なし あり(AKU Spro mode)
防水性能 IPX5 IPX6
充電 USB-C(約2時間) USB-C(約2時間で最大10時間使用可能)

表を見て、「小さい方が高いのに、測れる重さは小さいの?」と思った方もいると思います。ここが今回いちばん重要なポイントです。

AKU miniは0.01g単位で計れる一方、測れるのは500gまで。細かさを得る代わりに、上に載せられる器具の重さには制限があります。反対にAKUは3.1kgまで測れるので、重いサーバーや大きなカラフェを使った抽出でも安心して使えます。

AKUとAKU miniの両モデルに共通するところ

選ぶときに悩む必要がない部分もあります。次の点は、どちらを選んでも変わりません。

  • 耐熱PFA合金のボディを採用しており、抽出中の熱や水に強い
  • マニュアルのティア・タイマーと、カップを置いたときに自動でゼロになるモードの両方を搭載
  • USB-Cで充電でき、充電時間はどちらも約2時間
  • ボタンの数が少なく、説明書を何度も見返さなくても操作に慣れられる

AKU miniだけの機能

AKUにはなく、AKU miniにだけある機能をまとめました。

0.01g単位の計測

AKU miniは0.01g単位で計測できます。エスプレッソのように、数十分の一グラムの差が味に出る抽出では、この細かさが検証の精度を大きく変えます。粉の投入量をシビアに計るのはもちろん、エスプレッソの出来高を正確に確認したいときにも、AKU miniは大活躍します。また、カスタムウォーターの粉末を計るときや、フィルターの出来高を記録するときにも扱いやすいでしょう。

リアルタイムのフローレート表示

抽出中の流量をg/sで追えるのも、AKU miniだけの機能です。エスプレッソは同じレシピでも落ち方次第で味が動く抽出ですが、AKU miniを用いることで、感覚ではつかみにくい変化を数値で確認できます。ドリップでも、自分の注ぎ方がどのくらいのスピードなのかを把握できます。

エスプレッソ専用のAKU Spro mode

投入量を0.05g単位で入力すると、抽出中にブリューレシオと収量がリアルタイムで表示されます。比率を見ながら抽出を止められるので、狙ったレシピに揃えやすくなります。

Kurasuスタッフの「AKU mini」本音レビュー

新しく登場したAKU miniを、Kurasuスタッフがさまざまな場面で使ってみました。

エスプレッソを淹れてみて

AKU miniは抽出中に比率がリアルタイムで表示されるので、いつ止めればいいかが感覚ではなく数値でわかります。スパウトからポタポタ落ちる分もきちんと計測され、ショットの検証がしやすいのも好印象でした。

ただし、天面にポルタフィルターは載せられないので、その点は注意が必要です。マシンのドリップトレイに収まる薄さなので、抽出のたびにスケールを移動させる手間はかかりません。

ドリップしてみて

AKU miniを選ぶ場合、ここが最も注意したいポイントです。スタッフが検証したところ、一杯分を最後まで淹れるには、ドリッパーとサーバー(またはカップ)、ペーパー、粉の合計が250g未満におさまるセットアップが必要になります。

  • Graycanoなど金属製の重いドリッパーとガラスサーバーの組み合わせでは、抽出途中で計測上限に達した
  • Move Mug 8ozOREA O1 Brewer(トライタン)で直接抽出したときは、200mlまで注げた
  • TORCH リトル グラス(138.0g)なら、余裕を持って抽出できる

一方でAKUなら3.1kgまで測れるので、器具の組み合わせを気にせずドリップできます。重いドリッパーや大きなサーバーを使う方、まとめて淹れる方にはAKUが安心です。

外で淹れてみて

Munieq Tetra DripperとMove Mugと一緒に、AKU miniを外に持ち出して抽出してみました。この小ささなら、スケールを持っていくのが億劫になりません。

スケールなしで淹れていたころと比べると、やっぱりあった方が美味しく淹れられて、持ってきてよかったと思えました。

AKUとAKU mini、あなたに合うのはどちら?

スタッフの意見をまとめると、選び方のポイントは「主に何を抽出するか」と「上に載せる器具がどれくらいの重さか」の2点になります。

AKU mini がおすすめな方

  • エスプレッソを中心に淹んで、ショットの再現性を上げたい方
  • 0.01g 単位で検証したい方、大会や本番が近い方
  • カウンターの面積に限りがあり、置きっぱなしでも圧迫感を出したくない方
  • ピクニックや旅行、イベントでも計量して淹みたい方
  • ドリップするときに、軽いセットアップを選べる方

AKU がおすすめな方

  • ドリップがメインで、手持ちの器具をそのまま使いたい方
  • 金属ドリッパーやガラスサーバーなど、重さのあるセットアップを使う方
  • 2杯以上をまとめて淹れることが多い方
  • はじめてのスケールとして、予算をおさえて選びたい方

どちらも、日々のコーヒーの精度を一段上げてくれる一台です。自分の抽出スタイルと照らし合わせて、選んでみてください。

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