April Glass Brewer

浅煎りの珈琲が素晴らしくジューシーにいれられて感動しています。
専用フィルターとセットで使わせていただいています。

　商品的に気になったのは、ガラス製ドリッパーはナイロンでできたドリッパーのベース部分が分離できる仕様ですが、サーバーとの接地部分がフラットなので、ふとした拍子に滑りそうでちょっと怖い。
　タイムモアのX Lite使っているのでコマンダンテの挽き目とどれくらいが相当なのかわからないですが、サイトに載っていた挽き目はやや粗めなのかと思って16クリックでいったら1杯どり200mlが1分半弱で落ち切ってしまいました。早く落ちたからスッキリしているのかもう少し使い倒してみます。

パトリックさんのレシピでコーヒーを淹れると、とにかくクリアなのにしっかりと甘みを感じられ酸味と苦味のバランスが良いコーヒーが淹れられる。

同じ波型ドリッパーのカリタのウェーブドリッパー 155で同じ淹れ方で試してみても
エイプリルはとにかくクリアでバランスが良いのにくらべ、155はボディが強く、悪く言えば苦味が強く濁りを感じる味になります。
(ミルクを混ぜるのであれば強い味の155のほうがバランスが取れると思いますが)

V60と比べても私の淹れ方では、エイプリルのほうがクリアで酸もフレーバーも刺々しさがなく繊細でちょうどよいバランスでいてV60よりも心地よい重さがあり非常に驚きました。

今回比較したドリッパー、とくにV60と比べると10倍以上の開きがありドリッパーとしては非常に高額に思いますが
このクリアさとバランスの持ったコーヒーを自宅で淹れられるのは驚かされます。

デザインも美しいと思いますし、カリタの155よりもやや広い作りでお湯も注ぎやすく
同じ平底ドリッパーとしての扱いやすさは155よりも良いと思います。

平底ドリッパーの抽出し過ぎてしまった特に酸のキツさや苦味の刺々しさを感じないのに、円錐ドリッパーでドリップに失敗した時に時折感じる、水っぽさやボディの弱さが無い完成度とバランスの高いこのドリッパーとパトリック氏のレシピは本当に素晴らしいと思います。

ただやはり高額なのと、ガラスも薄く破損が心配なため、日常使いにはやや神経を使う面だけがマイナスポイントです。

とても綺麗なドリッパーでコーヒーを淹れるのが楽しくなります。
ガラスが薄く、繊細な感じで、丁寧に扱う気持ちにさせてくれます。
それに伴い、ハンドドリップするときの所作も優しくなるのでいいですね。
カリタ155に比べると直径が少し大きく、ケトルのお湯を回しやすいです。

デザインがとても好きでコーヒー淹れるのがすごく楽しくなります。
材質がガラスなので抽出されている様子が見えるのも楽しみの一つです。
少し残念だったのはドリッパーとベースが分かれていますが、少し不安定なところです。いつも洗う時にヒヤヒヤしてます…